アメリカの生活
アメリカの家庭生活
ホストファミリーの経済力、人種、職業、価値観(宗教など)、家族の形態(シングルファミリーなど)はさまざまです。共通しているのは、留学生を家族の一員として温かく迎え入れようという姿勢。どのホストファミリーも無償で留学生の受入れを自ら申し出、ホストファミリーとしてふさわしいかどうかの審査を通った人たちです。
そんなホストファミリーが留学生に望むのは、1日も早く自分たちの家族の一員となってくれること。宿題をしたり、メールをするために部屋に閉じこもったりしないで、リビングルームを使うなどして、家族といっしょの時間をつくるよう、努力することが大切です。アメリカの家族の一員として欠かせないのが家事の分担。アメリカの家庭では家事は家族全員の仕事です。進んで手伝いを申し出て、自分の分担を決めてもらいましょう。また、食事は日本とは異なり、ファーストフードや外食で済ませることも多くなっています。時には家族全員の食事を用意することができるよう、簡単な料理が作れるようになっていくといいでしょう。
人間同士ですから、トラブルも起こります。ホスト・チェンジを考える前に、もう一度、相手の立場に立って考えてみて下さい。ホストファミリーも、いろいろ問題がおこることは承知の上で受入れを希望しているはずです。きっと解決の道が見つかるはずです。
アメリカの高校生活
アメリカの高校では、個性を尊重し、積極性や自分で考える力をのばす教育が実践されています。
●教育システム
アメリカのシステムやカリキュラムは州や地域によって異なりますが、16歳までが義務教育です。
通常2学期制で、新学期は8月下旬/9月上旬から始まり、6月上旬にその学年が終了します。
●教科
英語、数学、アメリカ史等の科目に加え、ジャーナリズムやスピーチ、アメリカ政治、栄養学(Food Science)、家族論(Family Life)などユニークな科目もたくさんあります。課外活動もさかんです。
●時間割
一般的に月〜金まで毎日または1日ごとに同じ科目を繰り返し履修します。
いわゆるホームルームがなく、5分程度の休み時間に教室を移動し、科目ごとに異なるメンバーで勉強します。
●授業形式
討論などを中心としたクラスが一般的。生徒が積極的に授業に参加します。