文際交流協会について
BIEEの留学理念
このような認識のもとに、明日の社会を担う若い世代を、異文化への深い理解に基づいて行動できる人材、望ましい社会変革をもたらす“触媒”すなわちカタリスト(catalyst)としていかに育ててゆくかは、わが国の教育にとって課題となっています。
特定非営利活動法人文際交流協会/BIEEは、高校・交換留学プログラムを中心とした活動を遂行し、21世紀の国際社会で活躍できる、国という単位ではなく文化という単位でものを考え、異文化の橋渡しをする文際人の育成とそれらを通じた平和への貢献を行っていきたいと考えます。
「高校時代に留学する意義」について
文際交流協会からのメッセージ
「自分を見つける大きな旅」それが高校・交換留学プログラムです」
高校時代、それは、感性にあふれ、何事にも敏感に反応し、吸収することのできる時代であると同時に、子供という足かせから逃れたい自分と、子供のままでいたい自身の中での葛藤、自分の未来像を見つけ出せない不安等、さまざまな迷いが出てくる時期でもあります。そして、多くの高校生は3年間を日本で学び、敷かれているレールに沿って次のステップを目指していきます。そんな中、途中一時下車して高校の1学年間を海外で過ごすという選択肢、それが高校・交換留学です。
高校・交換留学プログラム、それは、各国の代表として選考された高校生が、留学先国の無償ボランティアのホストファミリーに家族の一員として受入れられ、留学先国の高校に授業料免除で1学年間通学するプログラムです。
親元から離れ、これまで育った環境とは全く異なる異文化での時間は、映画のストーリーのように楽しく華やかなものだけではありません。言葉の壁をはじめ、葛藤や対立に直面することも少なくありません。しかし、いろいろな困難にぶつかりながら、「明日は今日より楽しい1日になるよう頑張ろう」と前進し続け、そして自分の中に眠っていた強さや可能性を見つけだしていきます。周りの人たちからの助けを借りて乗り切ることも少なくありません。人は一人では生きていけないことに気づき、生まれ育った文化は異なっていても、使う言語は違っても、人は理解しあえることを体感していきます。そんな1学年間の体験の成果は、語学力の習得のみでなく、たくましく、ひと回り成長した自分自身との出会い、異なる者を受入れ、協調して生きることのできる力、そして自分自身で発掘した宝として生涯自身の中で生き続けるものとなっていきます。
あなたもそんな選択肢を選んで「自分自身を見つける旅」に出かけてみませんか?私たちは、ひとりでも多くの高校生が高校・交換留学を通し、新しい自分自身の発見をして頂けるよう、応援しています。
特定非営利活動法人
文際交流協会事務局長 下川 泉