「7」のつく日のBIEE通信【2018年02月27日号】
スマホから離れることは不可能?
2019年冬・夏出発高校交換留学プログラム参加希望者からの問い合わせが入り始めました。中には今年新中学3年生となる2004年生まれの子が含まれていることにびっくり…そんな留学希望の若者たちに「留学中、スマホやSNSから離れることできますか?」といった質問を投げかけたところ「できません!」「絶対無理です!」と正直な答えが返ってきました。少し前までは「留学中はできるだけスマホとか使わないようにしようと思います…」「スマホは日本に置いていきます…」とためらいがちに殊勝顔で答える応募者が多かったのですが…
そんな後輩候補者たちと接した大学生SA達から「今の若い子は…」「ジェネレーション・ギャップ感じますね」「正直もうついていけないです」という感想を聞かされました。まだ20代前半世代がたった数歳年下の子たちに対しこんなことを感じているのを見るとため息がでてしまいます。少し前までは「僕たちデジタル・ネイティブ世代ですから!」「私たち、ミレニアル世代って呼ばれるんですよ!知ってました?」と若者であることの象徴としての呼称をあんなに誇っていたのに、こんなにも早く「年を取った」と実感しなくてはいけないことは果たしていい事なのでしょうか?年代別にさまざまな呼び方があるようですが、アメリカでは、生まれた時からインターネットが普通に使われていた世代をジェネレーションY、さらにIT環境が進歩した2000年代に生まれた世代をジェネレーションZと呼ぶそうです。さらに次の世代の呼称案はジェネレーションαという話も聞きました。
デジタル・ネイティブでない大人たちにとっても、スマホやパソコンといった電子機器なしで日常生活を送るのが困難な時代になっていることは否定しません。しかし、ディスプレイを通してではなく、目の前で起きていることを自分の五感をフルに使って感じ取っていくことも豊かな人として成長するために必要なことなのではないでしょうか。
高校交換留学生は自国とは異なる環境で生活体験ができるという機会を与えられます。しかしこれらを体験できる時間には制限があります。今年夏にアメリカに出発予定の留学生たちに与えられるのは322日間、時間数では7,728時間、1日8時間の睡眠時間を除くと5,152時間です。先月オセアニアに出発した留学生たちの残りはあと277日、睡眠時間を除いて4,432時間、そしてアメリカ組は102日、睡眠を除いた時間は1,632時間のみ。すでに留学中の皆さんには、一人でも多くの人と話し、少しでもたくさんのことを五感をフルに使って見聞してほしい…これまで以上に努力してくれることを願う今日この頃です。
「留学生レポートU」を紹介します(そのA)
学校生活の中で、印象に残っている行事は?
- プロム
日本ではできない経験が出来たので良かった。ノリが楽しかった。 - プロム
20:00〜23:00に学校でダンスパーティー、寮についたら、ドーム主催のパーティーがありました。夜中まで寮のみんなでアイスやおかしを食べて卓球をしたり、ふざけたのが楽しかったです。
- ホームカミング
ドレスを着て、メイクをし、学校で音楽と踊りまくる!cross country の友達と踊りまくりました。慣れないメイクとつけ爪で常に違和感を感じていましたが、別人になったような気持ちでとても楽しかったです!
- ホームカミング
ドレスアップし、パートナーや友達と一緒に夜までダンスを踊ってその後パンケーキを食べて楽しかった。
- Homecoming week。
Homecomingの1週間、みんなcrazyだった。
- ホームカミングゲーム
初めてフットボールを見て、少しルールもわかり、楽しかった。
ホームカミング・ダンスパーティー
初めて友達とhang outしました。私にとってはとても大きなことで一番の思い出です。
- フットボールゲーム
Bandの一員としてColor guardのパフォーマンスや応援をしました。正直留学生活での一番の思い出の行事です。夏季に10回ほどフットボールゲームがありました。
- Christmas Dance
ただ踊ってはしゃぎとても楽しかったです。でも3年に1度くらいで十分かな、と思いました。エネルギーをすごく使いました。
- クリスマスパレード
マーチングのメンバーで町をクリスマスソングを演奏しながら歩いた。盛り上がったし、目立ちたがり屋の私としては楽しい行事だった。
- ダンスパーティー
ただ単に足が痛くなった。慣れないもんはやらないものです。
- ミニコンサート
少し有名な歌手の人がたくさん来て学校でミニコンサートが開かれました。ダンス、Tシャツ作りをしました。たくさんの人で盛り上がり、よく知らない人とはしゃいで楽しかった。
- Winter party
コテージみたいなのを借りて、みんなでダンスをした。そこでまた新しい友達を作ることが出来たからよかった。
- Colonial Day
みんなで植民地時代の仮装をした。とても楽しかった。
- 2、3ヵ月に1回開催される集会
部活紹介、学年ごとに声量を測るやつ(何と言うのか分からない)やダンスをする。全校生徒が、一つの大きな体育館に集まって、すごく活気があって、見ているだけでその学校の力を感じられた。
- Bance
バンドのみんなで開いたダンスパーティー。初めてのダンスパーティーだったのでぎこちなかったけど、すごく楽しめた。
- Sadies(スクールダンス)
ガールズチョイスのダンスだったから女子から男子を誘わないと行けない。ホストシスターとマザーが手伝ってくれて、行けて楽しかったです。
- 自分が出場したレスリングの試合
全校生徒に応援された。少し恥ずかしかったけどすごく力になった。
- NL class party
おかしやジュースをたのしみました。とてもおもしろかったです。
- スポーツの試合・クリスマス前のお遊び日(授業がなくアクティビティをする日)
地域住民が体育館やスタンドに集まって応援するのですが、日本では試合はどこか遠くで、クリスマス前も授業があったので、そのようなことは僕には印象強かったです。
学校生活の近況、感じていることは?
- 先生や友達等、身の回りに助けてくれる人がたくさんいて、自分が良い環境にいるなと感じている。かなり慣れてきて毎日の学校生活も楽になった。学習法は初めに自分で解いてみて分からなかったところをまとめて友達に質問したり周りの人間に頼る
- 本当に良い先生たちに恵まれています。すごく僕のことを気遣ってくれて、わからないことがあると丁寧に教えてくれます。全ての授業でグループとしての共同作業や実践的な内容がほとんどです(数学以外)。知識ではなく発想力や応用力を大事にしているんだと思います(数学以外)。他にも、先生と生徒の距離感や授業への価値観に日本との違いを感じます。
- やはり、私にとって社会科と英語の授業でみんなについていくことや、テストで良い点を取ることは大変ですが先生方も良い方ばかりで、学校が大好きです。
- 生徒たちがこの先生はこういうやり方で、こういう生徒が嫌いということを全て知っていて、生徒と先生の距離も近いです。はじめはすごく嫌いだったiPad制の授業も今では慣れてきて使いこなせるようになりました。
- 寒さと雪のせいで学校が2時間遅れになるか休みになることが多い。
- 先生は優しく、質問すればしっかり説明してくれる。第2セメスターからTrackに入り、友達もでき今はとても楽しい。
- 日本と比べて、生徒の授業participateがすごいと思います。積極的に質問、発言し、クラスはにぎやかです。先生は、どの先生も優しいです。また学校の選択教科もすごく多く、私が通っている学校では、日本語の授業を取ることもできます。
- 先生はすごく優しい。80分を全く長く感じさせなくてすごい。日本の先生もある意味すごい。
- 色々なタイプの先生がいたり、最初は困ったことばかりでしたが時が経つほど学校にも慣れ、今は特に問題はないで。
- 大分、授業には慣れてきました。いや、慣れました。面倒くさいことも多いですが、負けずに頑張ってます。
- 宿題がだんだん早く終わっていく。学校の先生が留学生扱いしなくなっていく。嬉しいが反面、大変な事が増えた。
- 勉強スペースがあるのでそこで勉強していて、分からなかったら、周りに聞いています。週に2時間チューターが教えてくれるので、それも助かっています。
- やっぱりまだたくさんのわからない単語があって、理科とか政治や英語の授業は、電子辞書の行ったり来たりで理解して覚えるのが大変。部活や学校生活すべてにおいて慣れてきた。
- テストが時間内に終わらすことが出来なかったり、Readingのスピードがおそくて、Study Hallの時間を全部授業のmake upに充てていたのが、テストも時間内に終わるし、Readingもみんなと同じスピードになってきて、Study Hallは宿題をできるようになった。
- 大体の授業はスマホで授業を受けている。QuizletやQuizzesのアプリがテスト問題に出るからそれを毎回見ながらする。学校生活は本当に自由で日本でそれしたらダメじゃないかって思うこともたくさんある。
- 先生はみんな優しいです。分からないこととかあったら昼休みに聞きに行ったりしたらていねいに教えてくれるし、授業中に受けるテストとかでも時間にまにあわない時は「家もって帰って終わらしてきて良いよ」って言ってくれたりして、大変な時は手伝ってくれるし良い先生ばかりです。
- 上下関係がない。生徒と教師のキョリが近い。
- 先生や学校自体はあまり勉強に厳しくない。
- 先生や学校で働いている人と親しくなれたので話すのが楽しいです。
- たのしくやってます。
- 生徒が先生に頼りすぎな気がする。
- カリキュラムがゆるい。簡単ということではなく、〆切とかがよく先延びになる。
- 先生はものすごくhelpful。最高です。もっと積極的に行かないと、あっという間に留学生活が終わってしまいそう。がんばろう、もっと、もっと。宿題はそんなにないので助かっています。
- Historyのクラスがすごく興味深い。ただたくさんのことをいっぺんに暗記するのではなく、1つの事柄を丁寧に説明される。先生がそれについてどう考えるかを生徒たちにうまい方法で考えさせてくれる。日本の授業のようにペンを動かすのではなく、頭で考えるので菅女王的な授業というイメージ。
学校生活において、これからの自分目標は?
- 全校生徒と友達になる!です。小さな学校ではありますが、これが私の目標です。
- もっと多くの人と話してみること。
- もっと積極的にいろんな人と話す 。
- もっと積極的になる。
- もっとたくさんの友達を作る!
- もっとたくさんの人とと喋る。
- 「チキン」(臆病な自分)を克服し、おっとたくさんの友達を作り、残りの学校生活がさらに楽しくなるようにすることです。
- 友達ともっと遊ぶこと。
- もっと仲の良い友達を作る。
- もっと自分の存在を知ってもらう!
- 友達作り。
- もっと気楽に過ごす!
- 今よりもっと友達を増やせるように色々な人と話す。
- 殻を破って自分らしく行く。
- 成績は良いので、とにかくオープンになって笑顔で積極的に話しかけまくることです。
- とにかくフレンドリーになること。
- オールA!
- 成績AP以外all A-以上。
- 成績表を全てAにする!
- オール A
- 数字としての目標は全科目でAをとること。日本に帰るまでに、周りのアメリカ人生徒と同じように課題に取り組んだり、評価を受けられるようになるといいなと思う。(今はまだ留学生としての特別扱いがある)
- C評価以下にならないようA、B、Cをキープする!
- 良い成績とれるように頑張る。
- テストやQuizにむけてもっと勉強する。
- もっと難しいワードを英語などの授業から吸収して覚えること。
- 授業中に発言できるようになる。
- 授業中に思ったことを手を挙げて発言する。
- 学校生活にも慣れてきて、刺激が少なってきたので2セメスターで自分の取りたかったコンピューターサイエンスを取った。他にもGovernmentのクラスなど前学期よりもきついので、しっかりと同じようにみんなに頼りながら勉強を続ける。もっといろんな留学生ともしゃべってみたいのでランチの時にいろんな人たちとコミュニケーションをとっていこうと思う。まだ自分の気づいていない学校生活があるので、発見しようと思う。
- たくさん話す(英語を)!
- 大分減ってきているが、辞書を使う回数を極力減らす。
- スポーツのシーズンが終わったら何かクラブに入るか違うスポーツする。
- ソフトボールを始めたら、ベンチウォーマーとなりチームを盛り上げる存在になる!
- レスリングステイトチャンピョン。
- もう少しがんばる。具体的には、もっと時間にゆとりをもって周りの人と接する機会を増やしたい。
- 行事にできるだけ参加する。
- 自分に負けない。
- 後回しにしない。
- 1日1日を大切に過ごす。