「7」のつく日のBIEE通信【2016年09月27日号】
2017年冬オセアニア出発生オリエンテーション終了!
9月17日〜19日、オリンピックセンターにて来年1月にオセアニア(オーストラリア/ニュージーランド)に向けて1学年間留学予定のBIEE高校交換留学生を対象としたオリエンテーションを実施しました。初日は緊張でカチカチだった参加者も時間の経過とともにリラックスし、オリエンテーションで出会った同じ夢に向かって歩む仲間と共に無事2泊3日のプログラムを終えることができました。2ヶ月前アメリカ到着直後の事前研修中に「ナイアガラの滝」に行った時、彼らはまだ「日本からの観光客」だったかもしれません。しかし、今回のオリエンテーション中に「ホワイトハウス」や「リンカーンメモリアル」等を訪れた留学生たちはもう単なる“観光客”ではなく、「自分の住んでいる国の歴史が作られた大切な場所にいるんだ」という意識を持った“訪問者”になっていたことでしょう!
初日には偶然その日がお誕生日だった参加者のためにバースデーケーキが用意されました。来年のバースデーはオーストラリアで迎えるんですね!
BIEEオリエンテーションのテーマは「誰のための何のための高校交換留学か?」。プログラム2日目、全員英語での自己紹介スピーチの後、課題として出されていた次のような内容で日本語によるプリゼンテーションをしてもらいました。
● 私の考える「高校交換留学プログラム」の目的とは? ● なぜホストファミリーは留学生を無償でお世話してくれるのでしょうか? ● なぜホストスクールは留学生を授業料免除で受け入れてくれるのでしょうか? ● 「素晴らしい交換留学生だった!」とホストファミリーや受入高校、コーディネーターから称賛される留学生とは?そんな留学生になるために自分ができることは? ● 高校交換留学プログラムは誰のため?
「高校生交換留学プログラム」は「英語を学ぶ」ためのものではなく、「英語で学ぶ」プログラムであること、相手から与えてもらうことを期待するのではなく、自分自身がホストファミリーはじめ、留学先国の人たちに対して何ができるかを考えることの大切さ、相手の欠点などを変えることはできないが、自分自身のその人に対する対応の仕方は変えることができるという気付き…オリエンテーションで得たたくさんのヒントを出発まで、そして留学中も忘れずにいてくれることを祈っています。
Survived Angels
今回のオリエンテーションでもいくつかのセッションを企画し、後輩たちの指導にあたってくれたのは先輩OBOG達でした。BIEEでは、高校交換留学を通してすばらしい成果を収めたOBOG達をSurvived Angels(困難を乗り越えた天使)と呼んでいます。会場設定から始まり、新幹線で到着する遠方からの参加者の出迎え、プログラムの時間管理、そして、留学出発に向けての最終準備をすすめる高校生たちへのアドバイスなど、いろいろな種類の仕事を効率よくこなし、全くクリエイティブでない単純作業も嫌な顔を見せず朝早くから夜遅くまで頑張ってくれました。
後輩たちには「BIEE-Survived Angels」のT-シャツを着て走り回っていた先輩たちはどのように映ったでしょうか?
私たち文際交流協会にとって、帰国後も成長し続けるOBOGたちは「宝物」、そして私たちの「夢」でもあります。現在、留学中の皆さん、「BIEE-Survived Angels」として活躍してくれること楽しみにしていますよ!
アメリカからの報告その@「留学レポートT」
アメリカから「留学生レポートT」が届いています。BIEEでは、参加者全員に留学中に3回、現地での生活報告と自身の気持ちを率直に「手書き」で書いて提出していただいています。このデジタルの時代にアナログでの方法のレポート提出に「なんでメールじゃダメなの?」と思っている参加者がいるかもしれません。でも、一生懸命自分の気持ちを書き、何度も読み返しては消し、また書き直し、封筒に入れて、切手を貼って、郵便局に行ったり近くのポストに投函するという、1回のレポートに時間を費やすことで、受け取る私たちがそれぞれのぬくもりを感じることができるだけでなく、レポートを書いているそれぞれも、自分のその時の気持ちや感情をただただぶつけて「はい、送信!」というのではなく、冷静に考え直すことができるというメリットがあると思います。
今回は、それぞれの留学生たちの滞在する地域・街についてのコメントを紹介します。(原文のまま掲載させていただきます。)
●とても治安もよく、自然にあふれるのどかな町。今まで自分が暮らしていた東京とは違うけれど、1年間のどかなところで暮らしてみたかったから嬉しい。やはり車がないとどこにも行けないので、送迎すべてをしてくれて守られている感じ。同じ通りの子供と仲が良く、よく一緒に遊んだりする。
●自然豊かで家から少し進むとトウモロコシ畑があり、建物が広く低いので空が見渡せてきれい。日本と比べると自然を感じることが多いが、家が一つ一つ離れているし外にあまり出ないので近所の人とのつながりを感じることが出来ないのが残念だとも思う。
●インディアナポリスから車で15分。家は住宅街の中にあって閑静でいいところです。周りにはトウモロコシ畑があります。
●とても静かで落ち着いた場所。空気もきれいで夜はよく星がきれいに見えます。牛、馬、犬、鹿など色々な動物がたくさんいて、周りを見渡すと牧場が広がっています。日本の私の町は隣の家の音が聞こえてきたりしますが、ここは隣の家と約500m離れているので、夜大声を出したり音楽を聴いても周りの家に迷惑をかけることがなくとても気分がいいです。動物に囲まれて、空気がきれいでとても住みやすいと思っています。また、虫がとにかく多いですが、蚊が少ないので気分がいいです。
●田舎町。街に出るまで40分以上かかる。ただ、その代わりに近所の仲が良く、木や畑、川、湖があり自分にとってはあこがれていたアメリカ生活のよう。
●自分が住んでいる家はダウンタウンにあるため、近くにお店がいくつかあり便利。東京に比べると高い建物が少なく、大きく空が見えて空気もきれいで好き。少し車を走らせると湖があったり山にも行けるのでリラックスもできている。
●田舎。買い物は車で20分ほどで着く。周りはほぼ緑。家は大体平屋。日本と比べると空気がきれいそう。少し車で走れば買い物もできるので不自由はない。
●学校、ショッピングモール、レストラン、映画館など車で気軽に行ける場所が多い。日本の街と比べたら大体似ていて便利ですぐに慣れることが出来た。
●都会にあるにもかかわらず、山に囲まれ緑も豊かでごみごみした感じがなく、のびのびと過ごせる街です。日本と比較すると、やはり広さというのが違うなと感じます。お隣さんとの距離が日本と比べると少し遠いです。
●countryside. Very nice place, nice people and so on.
●家の周りは草でお店はなく、車で移動なので道は歩いたことがない。近くのウォルマートまで20分、モールまで1時間。おいしいごはん屋さんがいっぱいあっておいしい。ビルがなくて空が広い。
●私の留学先は物静かで住民同士の仲が良く、とても住みやすい場所だと思う。気候は私の住んでいる町よりはるかに暑く、時には40℃を超える暑さの日もある。学校には小学校や中学校の校舎が隣り合わせになっており、日本では見かけられない光景である。毎日新たな発見があり、充実した生活を送っている。
●乾燥していて、西部劇みたいな場所です。日本と比較すると雰囲気なども違います。自分的には理想的な環境でものすごくうれしいです。
●家から歩いて5分のところに大学があり、時々そこに犬の散歩に行く。電車もバスもない。車で3分くらいのところにメインストリートがある。(KFC、スーパー、タコベル、アイスクリームショップなどがある)学校まで行く道は田んぼや林がある。
●私の住んでいるアルバカーキはとてもArtな町で、日本と違い乾燥して砂漠が近くにある。湿気が無いので過ごしやすい。比較的都会なのですぐに買い物に行ける。日差しが痛いぐらい強い。時折、いきなり雨と雷がくる。ハリケーン注意報がよくでる。日本の繊細な雨と違い粒の大きな雨が降る。(上からじょうろで水をかけられている感じ)毎日どこかで気球が飛んでいる。
日本で住んでいた所とは違い、どちらかというと皆さん、田舎町での生活です。自分の第2の故郷となる場所で、どのようなドラマが展開されていくか…楽しみですね。