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2016年10月17日号|「7」のつく日のBIEE通信|高校生の留学-アメリカへの高校留学|文際交流協会BIEE

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「7」のつく日のBIEE通信【2016年10月17日号】


アメリカからの報告そのB「留学レポートT」より抜粋

  夢に見ていた海外での高校生活…でも実際に自分がその場に置かれると、夢が叶った喜びより、不安と緊張でいっぱいになるのも事実です。まわりを見回すと日本語が通じない外国人、外国人、そして外国人…教科書にも日本語は見つかりません。日本と違い留学生を特別扱いしてくれることもありません。こんな中で、「何とかしなきゃ!」という新たな決意をし、声をかけてくれる人のいることに大きな喜びを感じる時間でもあります。そして授業が始まると「あ〜もっと日本で英語勉強しておけばよかった」という、ため息まじりの後悔の言葉が日本まで聞こえてきそうです。
現在アメリカで奮闘している交換留学生たちの学校初日の気持ち、ならびに授業や勉強についての感想をご紹介します。

◇学校に行った初日の様子や感想を聞かせてください

アメリカからの報告そのB「留学レポートT」より抜粋授業が難しくてわからない。(特にU.S historyとEnglish)髪の色やピアスに驚いた。自分から自己紹介しに行って日本から来たというと、coolといってくれて、廊下でHiと言ってくれた。でも休み時間が短くて移動するのが大変だった。

とても緊張した。PCの使い方が分からなくて色んな人に助けてもらった。日本との違いに驚いた。ランチのメンバーが決まって安心した。

夏休みからクロスカントリーに参加していたのと、ホストシスター、ブラザーが僕をみんなに沢山紹介してくれたので、ランチやstudy hallはクロスカントリーの子が声をかけてくれた。ただEnglishのクラスは誰も知らなくて少しつらかった。やっぱりメンタルも疲れた気がする。

とても緊張しました。「友達が作れるのか」「授業についていけるのか」と不安なことばかり考えていま した。学校に着いて、一人で迷っていたら、数学の先生が助けてくれて ”If you need help, just ask!!”と教えてくださいました。その言葉で気持ちが少し晴れました。私の学校の生徒は皆やさしく、私が困ってい ると「どうしたの?」と話しかけてくれて助けてくれます。また、話していてわからないことがあると、丁寧に説明してくれて、本当に嬉しいです。友達の名前が覚えられず、もう一度聞くと呆れた顔で教えてくれます。とても申し訳ないです。初日はとにかく初めてがたくさんでアメリカの同級生がどんな人たちなのか色々と知ることが出来ました。とてもこれからが楽しみです。

誰かしらに声をかけてもらえるかと思ったが、そうではなかった。私が通っている高校は留学生が多いため、アメリカ人学生はそれに慣れていて学校の規模も大きいせいか他人に無関心と感じた。

でかい学校。授業はEnglishとUS historyが難しいがクラスは楽しい。目が合うとニコッとしてくれてフレンドリー。友達、先生は自分を助けてくれそう。

夏休みの間にアメフト部の活動に参加していたので、アメフト部員に学校でア会うと話しかけてくれたりしました。アメフト部員以外の仲にも自分に興味を持ってくれて会話してくれた人がいたので助かりました。もっと積極的に自分からも話しかけたいと思いました。

教室がどこにあるのかわからなくてすごく焦りました。また、アメリカの学校にすごく感動しました。スケボで登校していたり、髪を染めていたり、アメリカだなーとしみじみ感じました。

I felt very very very nervous because almost all of the teachers speak English so fast. It was hard for me to understand!

体育がむずかしいから頑張れって言われて焦った。男の子が話に入れてくれて、ランチの時は女の子が誘ってくれてほっとした。

緊張していたせいか、話しかけるのに時間がかかってしまったが、いろんな人が私に話しかけてきてくれたのでとても嬉しかった。中には私のことを知ってくれていた人もいて、なんてすばらしい人に出会えたのだろうと思った。明日は今日よりもさらにたくさんの人と話せるように努力したいと思う。また、もっともっと積極的にならなければならないなと改めて感じた一日でもあった。

何もかもが初めてでアウェイ感がすごかったです

最初はめちゃくちゃ緊張してたし、何をすればいいのかわからなかった。だけど、友達が助けてくれて、特に困ったことはなかった。たくさんの友達と話せるし、どのクラスもとても楽しくて、先生も優しくて、学校が最高の場所だと思った。

アメリカからの報告そのB「留学レポートT」より抜粋「疲れた」の一言。休み時間が少ないから休む暇もない。朝練もあったからよけいに色々心配事が増えた。友達ができるか不安になった。

I was just scared because I didn’t know what to do and couldn’t understand English well. It was so tiring but some nice friends helped me go to next class room.

どのクラスでも2人か3人友達は出来たけど、緊張してあまりうまく話せなかったり日本についての質問に答えられなかったり。

たくさんの生徒が声をかけてくれ、「手伝えることがあればいつでも言って」と言ってくれて安心できたし、友達もできて楽しめた。ただカウンセラーの人がスケジュールを間違えていてお昼の時間を間違えてしまったのは出鼻をくじかれた気持ちになった。不安でいっぱいだった分すごく楽しめたので、とても良い一日になったと思う。先生も親切です。

とても緊張した。先生に自己紹介することで精一杯であまり生徒に話しかけられず自分でも正直失敗したなあと思った。


◇授業の方法やレベル、自宅での学習等、現在の勉強について感じていることは?

アメリカからの報告そのB「留学レポートT」より抜粋

GeometryとMath Modelsは中学と高校で習ったところをしているので、授業の 内容を理解しながら解くことが出来ます。ですが、日本語では分かることが英語では全く理解できないことがたくさんあり、その際に先生に質問するので、授業がスムーズに進まないときがあり、ほかの子たちに迷惑をかけてしまいます。1番理解できない教科はChemistryです。黒板には何も書かずに、一人でずっと話しているので、理解できず、困っています。授業が終わった後、質問しようとしても何を聞いていいのかわからない状況です。自宅での学習は、クラブ活動が終わった後5時ごろ家に帰ってきて宿題をして、寝る前にわからない単語を調べて、今のところは大丈夫ですが、これからどうなるかが心配です。とにかく授業の内容を理解できずにどんどん先へ進んでしまうので焦っています。

American historyが一番難しい。知らない単語が多いし、ディスカッションもたくさんやるので大変。数学はやっぱり簡単。ほかのクラスはディスカッションが多めでアメリカの授業っぽい。

授業はスクリーンに書かれたものにそって進んでいく。 US historyとEnglishを写す作業が多くて間に合わない。英語のディスカッションは発言できないのはもちろん、何を言っているかわからない。でも、Spanish,、Art、Bandはなんとかついていっているし楽しい。でも発言がポイントとなって加算される授業は難しい。家では10時に寝なくちゃいけなくて、それまでに宿題を片づけなきぃけなくて大変、クラブが始まったらもっと大変だと思う。

BiologyやUS historyは先生がとても気遣ってくれて、サポートしてくれる。自分から先生に質問しまくっているのでgood。でもEnglishの先生は口先ではよく言ってくれるけど、なかなか冷たい。またクラスもHonor Classを取っているからみんなできるし毎日ホームワークは大変。

やっぱり日本の授業よりとてもルーズ。けど授業にもよるが、問いかけも多いし何を答えても認めてくれ るので発言しやすい。あとは自分がやりたい事を集中して勉強できるクラスが多い。けど1セメはそれを知らなくて、ほとんどカウンセラーに決められたので2セメはもっとチャレンジしたい。

EnglishとUS historyは難しいので、先生がテストなどは資料見てもいいと許してくれている。学校から帰ってきたらAlgebraの宿題など物語の書き写しなどで1日約3時間リビングで勉強している。

先生に自分が留学生であることを説明するとゆっくり話してくれる先生もいるので助かっています。ただ、内容はやはり難しく宿題以外にも予習復習が必要です。

ホストマザーに勧めもあって、英語はESLを選択しています。なんとかついていっているという感じです。US Historyは何を言っているのか本当にサッパリです。でも絶対に宿題だけはきちんとやると決めているので、授業が終わった後は必ず先生の所へいって今日の宿題は何かと聞いています。

Math is very easy. Economics and US History are very hard because I have no Economics and US History vocabulary.

授業はとても静かであまりしゃべらない。英語の授業が難しすぎて先生に相談したらトランスレーター使いなさいって言われたけど、物語とか記事を読むから、トランスレーター使ってたら絶対終わらないから、でも点数つくから成績取れるか不安。

とても難しい。英語が分からないので理解できない。何をやっているのかわからない。でも助けてもらって何とか頑張っている。毎日あたふたしてとても疲れる。

Chemistryがすぐに理解できず、でも宿題とかはないのでその点は大丈夫だが、テストになった時十分理解できないままテストを受ける事にならないか不安だ。American Historyは全く理解できなかったり、できたり曖昧だが、宿題もないし教科書を読むような授業がまだないのでテストが不安だ。D.C.の授業は、タイピングが遅い分課題のノルマを達成できないまま、居残りや宿題もできないのでどうすればいいのか悩んでいる。Algebraは簡単です。Englishは今は単語を毎日12個ずつ覚えていて、ハードだがついていけている。バンドやコーラスは演奏したり歌うだけなので大丈夫です。書き出してみると以外と問題が多いんじゃないかとびっくりしています。

しっかりと単語の意味を理解したら解けたりするので自分自身で単語能力を上げないといけないと思った。タイピングがあまりなれていなくてたまにノートとり遅れることがあると感じた。

If my English were good enough, classes would not hard at all. As I get used to English, I am coming to feel bored during class because I don’t learn so many things.

まだ先生が言っている事がほとんど聞き取れない。だから、何をやっているのか何をしなければならないのか分からない。勉強についていくどうこうの話じゃなくてまず英語が分からない。日常生活だったら聞き直せるが、授業だと質問する勇気がなくなる。5日目になるとだんだん聞き取れるようになってきた。

留学生 たちが学校生活には慣れるまで時間が必要なことは事実です。でも1日1日努力を続けることで必ず 成果は出るはず。焦らず、あきらめず、みんな頑張れ!!


合同保護者会

  文際交流協会では、高校交換留学プログラム参加者の保護者の方を対象に全3回、保護者会を実施しています。第1回保護者会は出発前、第2回は留学生が出発した3ヶ月後、そして、第3回は帰国2ヶ月前(留学8ヶ月目)に実施しています。10月9日東京にて、16日神戸にて行われた第2回・第3回の合同保護者会には留学中のお子さんたちを心配するたくさんの保護者の方にお集まりいただきました。
保護者会実施にあたり、アンケートに保護者の方たちの心配事などを記入していただき、集計結果を参加者に配布しています。
留学3ヶ月目のお子さんを持つ保護者の方々からは
「娘/息子は元気だろうか?」
「友達はできただろうか?」
「ホストファミリーと仲良くやれているか?」
「ホームシックにかかっていないか?」
「授業についていけないのではないか?」等の質問、
そして留学8ヶ月目の留学生の保護者の方々からは
「帰国してからの勉強で受験は間に合うか?」
「1年間抜けてしまった日本の勉強についていけるのか?」
「ゆるやかな環境から、堅苦しい日本の生活に適応できるのだろうか?」
といった帰国後についての質問が多く寄せられました。
毎年、保護者の皆様が手書きで記入してくださるアンケートを読むたび、いつの時代にも親が子を思う気持ちは変わらないことを痛感し、団体のあり方や役割について考え込んでしまいます。そして保護者会に参加してくれるOBOGたちの「留学中、あまり日本の親には連絡をしたくなかった」「親には心配してほしくなかったし、心配してくれても何の解決にもならなかった」という厳しいコメントを聞くにつけ、「親思う心にまさる親心」という吉田松陰の句が頭の中を駆け巡るのです。

合同保護者会
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