「7」のつく日のBIEE通信【2017年10月27日号】
時間は確実に進み、海外で頑張っている留学生たちも時間の経過と共に、楽しく幸せな瞬間と辛くて悲しい瞬間に敏感に反応しながら、自分でも気付かぬうちに成長しています。前回に引き続き、それぞれの思いが詰まった留学先からのレポート回答を紹介させていただきます。
◆アメリカ高校交換留学生 留学レポートTより(そのC) 渡航当初と比較して、留学2か月目の自分の英語力が伸びたと感じる時は?
- 自然と言葉が英語で言っている時。最初は友達や先生が何を言っているのか分からない時も学校であったけど、それもだんだん少なくなってきている。
- 友達や先生、ホストファミリーと話している時。
- 少しは会話が成り立っている感じる時。
- 何かを聞かれた時とか、会話の中で何かしらの返答を返せるようになった時。
- 宿題をしたり、誰かと話す時に英語が出てきやすくなった時。
- ホストファミリーの言っていることが聞き取れた時。
- 長時間(1時間)くらいずっと会話し続けられた時。
- 相手が言った後に、スグ英語で応答できた時。
- リアクションと共に出る発言がネイティブと同じ感じになってきた時。
相手と長時間話せた時。
- 普通に話が通じて会話がスムーズにいく時。
- 車の中でホストマザーとホストファザーと長く会話が続いた時。
- よくわからないがテレビの内容がほんの少し理解できるようになった気がする。
- リスニング能力が伸びたと思います。
- 言いたいことが前よりも早くできるようになった時。
- 以前はわからず調べたり、質問した単語が1回で聞き取れたり使えたりした時。
- 聞き取りのスピードが上がって、日常会話の単語をよく覚えられるようになった。
- 授業中、理解できることが増えてきた。
- まだまだ言いたいことが言えなくて、悔しいところがありますが、前までは頭の中で文を作って会話していたのが、今はすんなり簡単な会話はできるようになりました。
- 前よりはスラスラ英語が出るようになったと思う。Listeningも単語が分からない時があったりするけど前よりは聞き取れるようになったと思う。
- 最初はホストファザーの英語がかなり早くて聞き取れなかったが、最近は理解できるようになった。
- 他の国からの留学生と会話をしている時に、思ったよりも会話が成り立っていて、驚くときもあります。
- ホストファミリーの家に来てから最初の何日間は「もう一回言ってください」と頼むことが多かったけど、だんだん耳が慣れてきて、会話もしやすくなり、楽しめるようになりました。
- 常にネイティヴスピーカーの英語を聞くことが出来るので、日本の学校では学べない日常会話が身についていると感じます。
コメント リスニング力の向上は「相手の言っていることを何とか理解しよう」と一生懸命集中して聞き続けた成果、そして会話力がついたと実感できるのは「何とか相手の質問に答えなくては…」と、文法より言葉のキャッチボールを続けることに集中した結果ですね。「集中」せざるを得ない環境の中での努力の結果だと自分を褒めてあげましょう。しかし、しばらくすると「えっ!こんな簡単な英語がわからなくなった!」という時期に入るかもしれません。そんな時は諦めず、焦らず、粛々と努力を続けることが大切です!単語力を増やすために英語の本を読むことも一種のスランプの時期を乗り越えられるはずです。Good Luck!
短いながらも、これまでの留学生活の影響を受けて、すでに自分自身が「変わった」と思うことがありますか?
- 自分で何でもチャレンジするようになったこと。行動は慎重になったけど、チャレンジはたくさんするようになっている。
- 度胸がついた。誰も助けてくれない環境だから。
- 人の自分と違う部分を受け入れる気持ちが大きくなった。
- 正しくなくても、今話すか黙るか、と考える前に言葉が出るようになった。
英語を話すことが前よりも怖くなくなった。食べかけのものとかゴミとかに気づいて片付けられるようになった。
- 何でも自分からしなければならないと考えるようになった。なぜなら、自分が待っていても誰も気がつかないから。
- 自分から積極的に話しかけるようになった。
- 女子でも気軽に話せるようになった。
- 知り合いが誰もいない中で、他人とのコミュニケーションの取り方などを自分なりに考え出した。
- 私は、ここにきてから2回変化したと思います。1回目は、ホストファミリーとトラブルがあり、生活にいっぱいいっぱいで、元の性格より暗く笑顔が減ってしまいましたが、今は2回目の変化で、もとより明るく笑顔になりました。行動力も増したと思います。
- 日本では自発的に行動するということが少なかったですが、こっちでは自分から積極的にいかないとおいていかれるので、そういった面で変わったかなと思います。
- お手伝いをするようになった。よく人のことを見るようになった。器が大きくなった。自分が10ヶ月この場所で幸せに過ごすため!
- 自分からたくさん話すようになった。学校に行って自分から話しかけないと友達ができないことが分かったから
- 何でも積極的に言うようになったことと、自分から手伝いを申し出るようになった
- 留学する前なら絶対気にしていたであろうことも、あまり気にならなくなりました。(いい意味で!)
- お手伝いするようになった。寛大になったと思う。はじめの1週間はあまり話さなかった(緊張していた&話すTopicがなかった)けど、今は結構話すようになった。
会話が続くようになった。
- 笑う回数が増えた。色んな新しい人たちと出会ったから。
- 自らお手伝いしたいと思えた事。
- 本当に毎日笑顔でいるから、日本にいる時よりも優しくなった。
新しい人と出会いそしてまた、その新しい人というのは、日本人でもなく日本語が話せず、英語でしか会話ができないから、コミュニケーションも大事だけど、印象も大事だから、毎日ニッコリスマイルで(昔以上に)楽しく生きるように変わった!!
- 自分のことは自分でするようになった。食器洗いや朝は自分で起き、洗濯物などは責任が持てるようになった。
- 考え方を変えれば嫌だと感じていたことも良い方向に考えることができると気付いた。時間の大切さに気付き行動するようになった。
- 知らない人にも話しかけれるようになった。
- 親や友達、今までいた自分の環境への感謝が強まった。
- 日本にいる時は、たまにしか家事を手伝わなくて、弟の面倒を見ることが主に手伝っていたことだったけど、こっちに来てからは毎日何か1つは家事を手伝うように努力するようになった。
- mindfulness
留学レポートVより(その@)
- OEs (Outdoor Environmental study)
日本では絶対に出来ない雪キャンプ、授業では国立公園などについて学んだり、生物との関連も強いこの教科は本当に好きです。Term 4が始まったら、4泊5日でCaveで寝たり、Waterfallで泳いだりできること満載のグランピアンズにキャンプに行きます。
- History
Year 10では基本的にWW1−WW2を中心に学びました。でもオーストラリア側からの視点で、日本人が行ったPOW campのシステムなどを学ぶことが出来、良かったと思います。
- Music
自分が好きなピアノの練習や新しい曲を学ぶことが出来たり、日本とはまた違う音楽の授業で面白く楽しめたから。
- Health and human development
とても興味深いことがたくさん学べたから。
- Psychology
とても難しかったけど、勉強してテストで良い点数が取れるととても達成感があり、たくさん日本では学べないことを学べたから。
- Hospitality
クラスのメンバーと一緒に色々な料理を作ることが出来たり、職場体験として、1週間Caféで仕事をすることができたため。
- Math
内容が理解しやすく、試験などでも良い結果を残すことが出来たから。
- Art
オーストラリアでのArtは日本に比べてよりクリエイティブに作品を制作できる環境が整っていると思います。ここでは日本の学校では普通使うことのできないような画材を使うことが出来、作品の幅が広がったと思います。また作品制作だけでなく美術史を学んだり、エッセイを書いたりと様々な方法でArtを学ぶことが出来たので良かったと思います。さらに、Artのクラスでゴッホの展覧会に行く機会があり、履修してよかったなと思いました。
- English
英語についての理解が深まったから。
- BEAL(英語が第二言語の人のための授業)
自分の英語力の向上のためにある授業で、この授業のおかげで英語がマシになったと思うので、履修してよかった。
- 写真
日本ではなかなか見ない教科なので履修してよかった。
- アウトドアレクリエーション
次の学期にキャンプがあるのでそれが楽しみ、日本では経験することが出来ない。
- Japanese
先生のお手伝いをさせていただき、日本語を教えるということの大変さを感じました。
- Social and Community studies
現在、世界で問題となっていることを英語で考えられるから。
- Tourism
自分で国を選択し、その国での旅行プランを考え、その国の魅力や観光名所をみんなに紹介するという日本にはない斬新なものだから。
- 日本語
日本が好きな人が多く、友達が出来やすかった。もし、この教科を選択していなかったら、今の親友にも会えてなかったと思う。また、母国語でネイティブということもあり、授業の手伝いも出来てとても楽しかった。
- クッキング
もともと料理は得意ではなかったが、この教科のおかげで料理をするのが好きになった。また、今ではコーヒーマシンを使ってコーヒーを作ったりラテアートの勉強をしたりして日本ではできない経験が出来て嬉しく思う。
- 歴史・英
この2つはたくさん読んで書いたので英語の上達のためにすごく良かったです。戦争の話について違う目線から学ぶのが新鮮でした。
- 音楽
日本にいた頃から音楽が好きだったので、こっちに来てから音楽機器についてリサーチしたり自分で楽譜を作ったり、サックスを吹いたりと深く学べてよかったです。
- ツーリズム
ニュージーランドについて知られたのが面白かったです。地層や観光をスポットを覚えられて良かったです 。
コメント 改めて、本当にみんなよく頑張ったなと心より感動しています。履修してよかった理由も説得力がありますね!今度「日本の高校で履修してよかったと思う科目は?」という質問にも答えてほしいと思いました…
留学する前と現在とを比較して、 オーストラリア・ニュージーランドの国や人に対する考え方・イメージはどのように変わりましたか?
- 思っていた通りオーストラリアは大らかで、ゆったりしています。OZは、個性が一人一人に表れていて、日本人のように他人の目を気にし過ぎず、大らかでゆったりしている人が大半の中で、冷たい人がいることも友達を作っていく中で知りました。多種多様な人種や民族の人々がいると思っていましたが、私がここで住んでいる限り、OZばかりだというイメージになりました。
- オーストラリアは1年中暑くてみんな半袖、短パンで生活をしているというイメージがありましたが、寒い時期もあったので驚きました。また、オーストラリアの人は皆陽気でたくさん話しかけてくれるというイメージがありましたが、みんなが皆そうというわけではなく、中にはshyな人もいて、自分から話しかけることも大事だということが分かりました。
- オーストラリアの人達は本当に優しくて、寛大で、とてもいい人たちでした。自分が来る前よりもそのことを身近に感じて、とても素晴らしい国だと思います。またお互いに助け合ったり、フレンドリーな所は、この国で生活したからこそ発見した事でもあります。
- 日本にいた頃は「オーストラリアの人達はフレンドリー」というくらいしかイメージできませんでした。しかしここに来てからはフレンドリーというのはもちろん、オーストラリアの人達は親切で堂々としているな、と考えるようになりました。理由としては自分が困っている時によくオーストラリアの人達に助けられてきたということと、自分の意見をしっかりと言う人が自分の考えていた以上に多くいると感じるからです。
- オーストラリアは移民が多い。僕の学校は90%以上が移民なのでそれには少し驚いた。人々はやはり優しかった。
- 叔父がオーストラリア出身だったのでいろいろな話が聞けていたので、そのイメージ通りでした。少し予想外だったのは中国人が多かったこと。
- オーストラリアではほとんど差別は無いのかなと思っていたけど、現実は普通にあるもんなんだと思いました。
- オーストラリアの人はとても自由でマイペースだと思いました。でも、その分、優しい人も多いなとも思いました。外国人で考えていることも、何もかも違うのではないかと最初は思っていました。何を考えているのか言葉がわからなかった時はなおさら大変でした。今は少しずつ分かってきた気がします。
- ニュージーランドの先住民族はマオリ民族で、ヨーロピアンニュージーランダーはすごくマオリ文化を尊重しています。多文化の国なので外国人だから特別なのではなく、一人一人の個性を大切にする国だと思いました。差別やいじめなどはほとんどないです。
コメント 冷静で温かいコメントにそれぞれの成長を見せていただけました。「第2の故郷」を見つけられましたか?