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2017年11月07日号|「7」のつく日のBIEE通信|高校生の留学-アメリカへの高校留学|文際交流協会BIEE

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「7」のつく日のBIEE通信【2017年11月07日号】


☆彡Q.☆彡高校交換留学受入プログラムにも影響が…

「7」のつく日のBIEE通信【2017年11月07日号】     アジア情勢が風雲急を告げる中、オーストラリアの一部地域の教育委員会では日本への留学希望者に対し、慎重に検討するよう指導がされているようです。そのため、例年大変人気のある冬の日本留学短期プログラム(オセアニア生にとっては夏休み中)の参加者は減少してしまいました。東日本大震災直後、限りなくゼロに近くなってしまった日本への留学を希望する高校生が少しずつ増加していただけに何とも残念な気持ちになってしまいます。受入団体である私たちには、派遣団体より、団体、高校さらに地域では有事の際、受け入れた留学生たちにどのように対処するよう指導するかといった調査が行われたりもしました。「高校交換留学プログラムが健全に活発に実施されるというこ」と=「安全で平和な国々が存在すること」であるということを改めて痛感しています。


☆彡Q.☆彡オーストラリアからの3ヶ月受入プログラム生無事到着しました
@オリエンテーション

「7」のつく日のBIEE通信【2017年11月07日号】

   そんな中、10月下旬、3ヶ月日本で過ごす予定のオーストラリアから高校交換留学生が到着しました。夜行便で早朝に到着した留学生たちはかなり疲れていたはずですが、明るく、元気に東京でのオリエンテーションに参加しました。日本語での自己紹介の練習から始まり、高校交換留学プログラムのルールを復習し、留学中の感情の変化や異文化適応についての確認等、すでにオーストラリアを出発する前に指導されていたため「はい、わかります!」「知っています!」と自信満々。しかし、日本独特のコミュニケーションや、本音と建前についての過去の留学生のいくつかの失敗例を例に説明した途端、それぞれの顔の表情が硬くなってしまいました。毎朝ホストファミリーに「おはようございます」と言った後に「今日は何をしますか?」と必ず付け加えていた留学生---ホストマザーから「留学生が毎日何かすることを要求してくるんですが…」という文際交流協会へ相談が入った事例、夕食のテーブルセッティングをしていた留学生がいつもはあるサラダがないことに気付き「サラダはありますか?」と質問したことで、ホストマザーから「毎回サラダを用意しなくちゃいけないんですか?!」と、これまた文際交流協会へのクレームが入った例。文法的に正しい日本語であっても誤解を招く表現があることを話しながら「日本語のコミュニケーションって難しい…でもスムースに日本的コミュニケーションができるようになれば、他の気持ちを思いやる習慣がつくはず…」と納得してしまいました。

いろいろな情報で頭が一杯いっぱいになった後は原宿・新宿へミニ・ツアー。SA達も引率を手伝ってくれました。目いっぱい楽しみ、お買い物を楽しんだ子たちもいました。久しぶりに太陽がまぶしい日だったものの、気温は18℃。コートなしでは寒いはずが数名の留学生は半袖のT-シャツ1枚のみ。体温の違いなのでしょうか。風邪だけはひかないでほしいものです。

「7」のつく日のBIEE通信【2017年11月07日号】
「7」のつく日のBIEE通信【2017年11月07日号】

「7」のつく日のBIEE通信【2017年11月07日号】
「7」のつく日のBIEE通信【2017年11月07日号】


☆彡Q.☆彡いよいよ滞在地域へ移動!

   オリエンテーションも終了し、滞在先移動の日、日本列島には台風が接近していました。前日と当日早朝の情報によると、接近の速度等から東京発の航空便には影響がないとのことでした。しかし…留学生たちの数名は羽田空港から熊本と鹿児島に飛ぶことになっていたのですが、留学生たちが羽田空港に到着直後、搭乗予定の航空便が「天候状況確認中のため出発時間は未定」と告げられてしまいました。

「7」のつく日のBIEE通信【2017年11月07日号】

羽田空港から出発する留学生を引率してくれたのはフレッシュマンSA (Survived Angels) の2名。受入オリエンテーションのアシストも彼女たちにとって今回が初めての体験でした。羽田空港出発便の引率は乗り換えも少なく一番トラブルがないため新人に任せたのですがこんなことになるとは…しかしさすが高校交換留学プログラムを無事終了した子たち!この予定外の混乱の中でも落ち着いてフレキシブルに対処。航空会社の担当者に状況を何度も確認しながら事務所で待機する私たちに逐次報告してくれました。さらに留学生たちを不安にさせないよう、一人が航空会社と交渉したり事務局に電話をしている間、「東京オリンピックまであと1000日」の装飾前で記念撮影をしたり空港内を案内したりで時間を潰してくれました。まだ会ったことのないホストファミリーと初めて対面する時の不安で緊張した気持ちがどんなものであるかを理解しているからこその対応だったのだと思います。

航空便の出発確定のニュースを待つ間、事務所では、万一飛べない時の対応に追われていました。便がキャンセルになる場合だけでなく、万一到着地が変更になる可能性があるのなら飛ばすべきではありません。週末のためか東京近郊のホテルは満杯の中、1,2日滞在できる場所をどうやって確保するか頭を抱えていました。そんな時、事務所に残っていたSAがボソッと一言…「うちの親、留学生連れてきてもいいって言ってくれました」。「えっ!聞いてくれてたの?本当にいいの?」目立つことを嫌い、常に静かに状況を見守ってくれるタイプのこの優しいSAの存在の大きさに感動しました。

そして…航空便は予定通り出発することに!留学生たちは全員無事、ホストファミリーと対面することができました。


☆彡Q.☆彡「ありがとう」「ありがとう」そして「ありがとう」…

    高校交換留学プログラムにかかわっていると「感謝」の気持ちを持つ機会がたくさんあります。無償ボランティアで留学生をお世話してくださる全世界のホストファミリーの方たち、忙しい時間を割いてプログラムの運営を助けてくださっている全世界のコーディネーターの方たち、団体を信頼して子供を海外に出そうと決心してくださった保護者の方たち…「感謝」「感謝」「感謝」です。そして今回の受入生到着からホストファミリー出発までの時間にもたくさんの「感謝」の気持ちが溢れてきました。ここで心から「ありがとう」と伝えさせてください。
留学生の皆さん、日本に来てくれてありがとう!
ホストファミリーや受入高校の皆さん、留学生の受け入れを決めてくださりありがとう!
そして…
オリエンテーションで留学生たちをお世話してくださったSAの方々ありがとう!
羽田空港で冷静に対応してくださったフレッシュマンSAの方々ありがとう!
「もし飛行機飛ばなければ、自分の家で留学生預かってもいいですよ」と言ってくれたSA・Z君、ありがとう!
「ありがとう」の気持ちはあればあるほど、優しい気持ちになれますね!

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