高校交換留学生たちの帰国開始!【2018年06月07日号】
いよいよ昨年夏にアメリカに出発した生徒たちの帰国ラッシュが始まりました。キャビネットや個人台帳の中に増え続けていた書類の整理をしながら、それぞれの子たちと出会った時のことから今日までの歴史を思い起こしています。「あっという間だった」という気持ちになったこともありますが、たくさんの書類を見ているとやはり「1年という時間が着実に過ぎていったんだ」とその重みを感じています。
この1年、日本で見守る役割を与えられた自分たちにできることの限界を感じたこともありました。裏方で支えることに徹した時間を静かに振り返りながら、成田空港に到着した時、全員が「留学してよかった!」という気持ちになってくれることを祈る日々です。
帰国間際の留学生たちからのレポートを紹介します。帰国準備中、頑張った自分を振り返りながら手書きで書かれたポートからは、毎年のことながら、たくさんの「自信」や「達成感」を感じることが出来ました。皆、本当によく頑張りましたね! 留学生レポートVより(その@)
Q.留学中の生活・行事・出来事で 最も印象に残っているものは? A.
- Spring breakでホストファミリーとLas Vegasに6日間旅行したこと。その中でもヘリコプターに乗ってGrand Canyonの上を通って山のど真中に着陸して、“自然”を感じながらご飯を食べたことは、一生忘れないです。
- 毎日の学校生活。卓球練習、友達との映画観賞など、友達とふれあうことが最も印象に残っている。
- やはり、ホストチェンジは自分の中では大きな出来事でした。
- アメリカはやはりフットボールですね!学校のみんなが毎週金曜日には盛り上がります♪ スクールバスにのってバンドの一員として(カラーガード)2〜3時間かけてゲームに行くのもとても良いアメリカンな思い出です。
- 普段の日常が自分にとってとても辛かったり、楽しかったり、日本では考えていなかったことを考えさせられることがあった。友達からの普段の質問1つ1つが海外の友達ではないとできない質問ばかりで印象に残っている。大きな行事としては、ワシントン、NYの旅行。自分が想像していた“アメリカの大都市”というのを直接感じることができたのと、色んな友達との仲がより深くなったし、新しい友達にも出会うことができた。ホストファミリーとのフロリダ旅行ではアメリカの大自然を体験することができた。
- Easter:朝起きて下に行ったらリビングに子どもたち一人一人用にEasterの大きいお菓子バケツが並んでいて、その後コンサートみたいな教会に行った。その後はグランマグランパの家に遊びに行って親戚たちとEasterのご飯を食べて、恒例だという野球をしたりした。
- プロムが一番楽しかったです。それを通じて友達や今まであまり話さなかった子とも話せたりしてとても楽しかったです。こんな経験が二度とないんだろうなと考えたらすごく寂しい気持ちになりました。
- プロム:知らぬ間にキングの候補にノミネートされ、当日には投票でキングになってしまった。ダンスのイベント自体初だったので、とれも印象に残っている。
- プロム:ドレス着て踊ることはまずないし部活やってただけあって、皆に呼ばれてほとんどの曲を踊った!あんなにメイクして激しく踊り通すことはもう二度とないと思う。
- After Prom:23:30~3:00までのActivityみたいなもので、運動系がメインのゲームが何個かあって現地の子や他の留学生と対戦して楽しかった。後はそのゲームをするとチケットが貰えて、景品の中で自分の欲しいものにそのチケットを入れて、くじ引きするというActivityでは”Apple Watch”が当たって嬉しかった。他のseniorは20枚とかすごい数もってて、自分は9枚ぐらいで絶対当たらないなと思ってたから、当たった時はびっくりした。
Q.留学先の学校で履修して良かったと思う教科は? A.
- AP Physics:実験が本当におもしろい。例えば、実験でとったデータの平均結果と公式から得た答えがどのくらいクロスしているか等。一番近かったlab groupには、Extra Pointが入るのでみんな真剣に正確にやってる。
- Scientific Research:たくさんの友達をこのクラスを通して作ることができた。
- English:Essayをたくさん書いた。結果、さらなる極みへ…。
- English:すごく難しかったけれどレポートで良い点数をもらえた時達成感があった。
- English 9:最初はEnglish 11を受ける予定だったけれどついていけなかったので変更しました。このレベルを選んだらちょうどよかった。
- Children Development:本物のような赤ちゃんの人形を育てるという凄い面白い体験ができるから。
- Human Government IB:本当に大変なクラスで大量のエッセイ、大量の文章を読む必要があり本当に大変だった。IBクラスなのでExtra pointがないのもつらかった。しかし、日本では自分の思っていることを書く機会など少なく、このクラスをとったことで自分の思っていることをうまくまとめる力がついた気がした。
- エンジニアリングデザイン:3Dプリンターを使った授業。日本ではない環境を使えるチャンスが手に入ったので良かった。
- アメリカ史:今まで日本目線でしか知らなかったことが、アメリカ目線、そしてアメリカの深い歴史を通して昔のことを学べるのは、これからいろいろなことを学ぶ上で大切なことだ思ったから。
- アメリカ史:僕はもともと世界史が好きで、日本にいた時からWWIやWWIIをよく勉強していました。アメリカ史でもWWIIをやりました。日本の敵だった国でWWIIを学びました。日本とアメリカ、2つの国の違った目線でWWIIを勉強できたことは素晴らしい経験だったと思う。
- History:日本の先生と違い、やさしく教えてくれたので理解できた。
- 数学(Algebra):数Uレベルやけどほとんどは簡単!因数分解とかでたすきがけしただけで「オー!」って声があがる(笑)
- Geometry:たまに単語が分からなくて難しいこともあるけど、ほとんど習ったことだったので少しだけ活躍できた。
- Computer:ExcelやWord, Access, Power Pointのちょっと専門的なところまで教わる。将来、大学でも社会人になってからも役立ちそうだから。
- SPANISH:私の滞在している地域はスペイン語がとても身近なのでスペイン語は勉強してよかったです♪
- ミュージックセオリー:自分が好きな音楽、ピアノの経験を生かしてさらに音楽の深いところまで習うのはかなり難しかったが、どんどん新しい専門的なことを吸収できる嬉しさを感じた。
- BAND:楽器も学べ、友達もたくさんできたので1番おすすめです。
- Choir:歌うのが好きだし、音符のリズムとか、曲を知らなくても分かるようになった。
- Theatre Arts:演技するのが楽しく、自分自身を表現できた。
- 美術:ただ作品を作って提出するだけではなく、どうやって上達するかを基礎から教えてくれるのですごいためになっています。
- Art:もともと美術の授業はそこまで得意ではなかったけど、こっちに来てからなんだか我ながら才能が開花して活躍の場になった。
- クッキング:週3で料理を作って皆で食べれるし、作っている時に話したり話し合ったりするから友達がすぐできる!あんまり勉強しなくていい!
- 陸上:クラブに加えて、クラスとしてもあった。陸上をしたことで友達も増え、リレーでは協力しあって、励ましあって異国の友達と走るのは、絶対に日本ではできない経験だと思う。
- PE class:とにかく友達が作りやすい。机での授業は個々でノートとったり提出物やったりするので話す時間があまりない。でもこのクラスは、グループを作ってバスケやらフリスビーやら、バレーボールをするので一人になる時間が少なくて楽しい。
- 筋トレ:日本ではウェイトルームを一度も使ったことがなかったので、筋力アップにつながったかな。
- レスリング、野球:スポーツはすばらしいもので、友達が一気に増える。
- 体育:部活している人限定だけど勉強しなくていいし、ダンベルとか重い物は大変だけど体型をある程度キープできる!(笑)
Q.最も苦労した教科の克服方法は? A.
- ミュージックセオリー:とにかく先生に聞いたり、友達にすぐ聞く。
- English:International Habの先生に手伝ってもらったり、友達に聞き回りました。
- 生物学とU.S.歴史:小テスト前は勉強。担当の先生と仲良くなる(⇒これ一番重要だったと思う)
- Computer Science:大学の先生が行うクラスで先生が1時間しか学校にいないので、きくことができなかった。メールを毎日送り質問したが数回しか返事をもらえず最終的に克服が難しかった。
- Government:授業では英語でひととおり書いて、家に着いてからそれらをより理解するために、日本語で調べる&毎日復習して克服した。
- US History:授業の内容的にもほぼ知識が無だったからただとりあえず勉強した。クラスのメンバーもJuniorとSeniorしかいなかったのでなかなかなじむのが大変だった。
- Earth Science:難しいというよりも、とにかく宿題が多かった。特にファイナル・イグザムの前は凄く忙しかった。
- 難しいのはアメリカンヒストリー。情報量が多すぎて理解するのが大変。クラスの子はミドルスクールの時から同じ内容を習っていたので助けてもらった。
- US History:とりあえず先生に質問しまくり。毎回話しかけてたらどの課題ミスってるかとかExtra Creditとかくれたりする。
- 英語:その単元が終わるまで耐える。ホストファミリーや先生から多少助けを借りました。