2018年夏出発生 米国クリーブランドに向けて無事出発!
【2018年07月27日号】
2018年7月22日留学生にとって忘れられない1日 ―SAたちも応援しています!
出発日の東京の温度は34℃。暑さで体調を崩している子はいないか、全員が揃うまで不安でしたが、笑顔で元気に集まった参加者たちの顔を見て一安心。航空会社のチェックインを終えた後、出発直前オリエンテーションを実施し、出国手続き・入国手続き等の事務連絡に加え、5月のオリエンテーションで話し合った重要事項を再確認しました。
今年も早朝から、SAたちが関西から羽田空港経由で成田空港に移動するグループの出迎え・引率チームと、成田空港直行チームに分かれて大活躍。ちょうど1年前に出発し、今年6月に帰国したばかりの高校生も新SAとして加わり、社会人や大学生SAと共に出発生のお世話をしてくれました。 “後輩たち”の姿を見ながら、改めて自分の歩んできた1年を振り返っていたようです。Survived Angels/BIEE T-シャツを着て暑い空港の中を走り回るSAの姿を見ながら、「ありがとう」の気持ちでいっぱいになりました。翌日、全員無事到着のお知らせメールに対し、保護者の方々から次のような出発時のコメントをいただきました。
私たち以外にも、SAたちの頑張りをちゃんと見ていてくださったこと、メールを読みながらまたまた「ありがとうございました」の言葉を何度も繰り返しました。「ありがとう」の気持ちでいっぱいになる幸せは極暑で疲れ気味の心と体を癒してくれました!
「いってらっしゃい!」たくさんの人に見送られ、成田空港出発しました
出発口で手を振り続けるご家族や友人の方々。中には涙を流しながら大きな声で子供さんの名前を呼んでいる方もいらっしゃいます。「いってらっしゃい!」の瞬間を見守る時、見送られるより、見送る方が寂しい気持ちになるんだなと思うと同時に、「団体として全力でこの子たちを守ろう」と心に誓う時間でもあります。出国審査に向かう留学生たちを見送りながら、SAたちの「いいな、アメリカもう一度行きたいな…」というコメントを、来年の同時期に出発した子たち全員から聞けたらいいなと思っています。
はじめての「一人旅」…
「出発する時、日本からだれか引率してくれないんですか?!」ここ1,2年、保護者の方々からこのようなご質問を受けることが多くなりました。文際交流協会では、2人以上で同じ国に出発の場合、他のほとんどの高校交換留学団体同様、日本からの引率はつきません。しかし、万一の場合に備え、乗継空港での入国審査や乗継便への移動時等、必要に応じ航空会社や旅行会社の日本人スタッフにアシストしてもらうよう手配しています。また、留学先国到着時からは受入団体が入国状況を確認し、全員無事目的地に到着しているかのモニターを行っています。日本側団体も出発時から国際空港到着まで、そして、乗継便出発から目的地到着まで航空機の飛行状況を確認しながら現地団体と24時間体制で連絡を取り合っています。
出発した留学生たちは、彼らが日本を出発してから目的地に到着するまで、どれくらいの人たちが影でサポートしているか、気付いていないでしょう。私たちはむしろ彼らに気付かないよう自分たちの仕事をすることが大切だと思っています。今は留学生たちには「自分たちだけの力で入国審査を完了できた!」「大人の助けなしで目的地までたどり着いた!」「自分の力でやり遂げた」という自信をもってほしいのです。
これからの11か月間、家族の誰かがいつもそばで見守り、助けてくれていた日本の生活とは異なり、自分で解決しなくてはいけない壁にぶつかることがたくさんあるはず。誰かにSOSを出すことも含め、それらの困難をどうやって自分の力で乗り越えることができるかがそれぞれの留学の成功へのカギです。「あの時一人でできたんだから…」というより多くの経験を通してつけた自信は大きな勇気になるはずです。そして、「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える」これが私たちの考えです。留学生全員に対し、これまでさまざまな「魚の釣り方」をアドバイスしてきました。それらを思い出しながら、自分自身の答えを出せる子たちだから私たちはそれぞれを派遣生として選抜しました!きっと全員頑張れるはず…信じています!
セメスター生、オーストラリアに帰国
3月下旬に来日したオーストラリアからの留学生のセメスター・プログラムが無事終了、本国に向けて出発しました。留学生の滞在していた地域は地震@大阪に続き、豪雨そして酷暑と次から次へと自然のいたずらに見舞われてしまいました。しかし、彼は日本を大好きになり、空港まで付き添ってくださったホストマザーとの別れには涙を見せていました。日本の食べ物が大好きになったという彼に「好きな食べ物は何ですか?」と聞いたところ「たこ焼き」と一言。そしてホストマザーを指さしながら「Motherの作ってくれた料理…」とはにかみながら答えてくれました。まだまだ日本語でのコミュニケーションは難しかったですが、「日本の家族や友達と日本語で話したい」という強い動機ができた今、帰国後も日本語の勉強を継続していくことでしょう。
ホストファミリーの皆様、留学生のために使ってくださった時間、労力、そして何よりもあたたかい愛情をありがとうございました!そして、いつも優しく見守ってくださったホストスクールの先生方、お友達の皆さん、ありがとうござました。皆さんのお蔭でまた日本大好きな若者が生まれました!