最近の若い子は…【2019年02月17日号】
「最近の若い子は…」「今の子たちは…」というフレーズがオリエンテーションの準備を手伝ってくれているSAたちから出てきます。この微笑ましいコメントに「あなたたちも充分若いじゃない?!」と思わず突っ込みたくなりますが、高校交換留学という大きなチャレンジに立ち向かい、無事プログラムを終了した彼らにとって、のんびりと準備を進めている後輩たちは「最近の若い子」に映るのでしょう。たった1年の経験が高校生をこんなに成長させるのかと驚かされます。
今年もまた、大学受験を無事終了した帰国生たちが、新たにBIEEのサポーターSAとして加わってくれています。後輩たちによりよい経験をしてほしいという思いから溢れでる彼らの熱意や優しさ、そしてエネルギーはBIEEの新しい財産です!そんな新SAたちが加わってくれると同時に、これまでBIEEを支え、後輩たちの指導にあたってくれていたSAが大学を卒業し、4月から就職という次のステップに向かいます。「ありがとう!」の思いを込め、大きく羽ばたこうとしているSA山岡大地さんからのメッセージを紹介します。
自分の「留学」をじっくりと、何度も振り返る… SA (Survived Angels) としての仕事の一つに説明会での「体験談」があります。留学を検討している中高生やその保護者に、現地での生活をより具体的にイメージしてもらえるよう、自らの体験を語ります。事前の打ち合わせや決まった形式はなく、その場で思いついたことを喋るため、毎回「そういえばこんなこともあった!」という再発見の連続です。教会に来ていた赤ちゃんの子守が楽しかったこと、アメリカ50州の名称を覚えさせられた初の登校日、ホストブラザーと喧嘩した原因、ホストファミリー宅で初めて食べたスープの味…。些細な出来事を一つずつ拾い集め、当時の苦しみや喜びを思い出しながら話しています。
帰国直後、様々な場面で「留学どうだった?」という質問をされました。一言では語りつくせないけれど、詳しく話しても共感してもらえない。そんな諦めの気持ちから「まぁ、楽しかったよ」で終わってしまう…。(多くのSAたちが似たような経験をしているのではないでしょうか?)しかし、そんなもやもやした気持ちはBIEEでのお手伝いを始めてから、少しずつやわらいでいきました。自らの経験を言葉にし、何度も振り返り、ゆっくり消化することができたからです。「体験談」に限らず、オリエンテーションで後輩にアドバイスをするときや、現地受入団体からのレポートを読んでいるときも、5年前の自分と会話をしながら臨んできました。
別の言い方をすれば「自分にとってあの留学は何だったのか」と問い続ける時間でもありました。当時「異文化を受け入れる姿勢」を身に付けたから、今は少し他人にやさしく接することができるようになったかもしれない。あの一年を通して「何事にも挑戦し、楽しむ力」を得られたから、これからも前向きに生きていける気がする。こんな具合に自分の「留学」の意義を改めて考えることで、今の自分にも自信が持てるようになりました。何か理解しがたいものと直面したときや、次の一歩を踏み出すとき、様々な場面で「留学」の経験が力になってくれます。
異国で過ごした一年間は、帰国後からじわじわと効いてきます。それは目に見えない形で、しかも、かなり時間が経過してから実感できるものかもしれません。これから交換留学プログラムに参加する人、あるいは現在参加している人には、帰国後も焦らず、自分の「留学」をじっくりと振り返る時間をとってほしいなと思います。かけがえのない心の拠り所が、きっと見つかるはずです。
この春に大学を卒業し、社会人になります。これからもあの一年をちらちらと振り返りながら、力強く前に進んでいきたいと思います。長い間、ありがとうございました!
Daichi YAMAOKA
年が明け、時の流れがこれまでの何倍も早く感じるようになりつつある留学生からのレポートを紹介します。彼らも1年後には「最近の若い子は…」と言っているのかもしれません。 アメリカ高校交換留学折り返し地点…「留学レポートU」(その@
留学当初と比較すると、ホストファミリーと自分との関係が変わってきたと感じることがありますか?
- もっと話すことができるようになった。
- 気をつかうことがなくなった。
- 何でも話せるようになり、より家族に近づけてきている。
- ホストファミリーとの距離がより縮まった。
- 当初と比べ会話の頻度が増え、会話が弾み、一緒に笑って楽しんでいるときにこの場所に居られて幸せだと感じます。
- 最初は自分の中で少し壁みたいなのがあったような気がするが、今は爆笑することが多くてそういう時に変わったのかなと思う。
- 家族で何か話しているときに「どう思う?」とか意見を聞かれたり、「何食べたい?」など聞いてくれるようになった・自分が家族にとって日本からの留学生から、家族の一員に変わってきたと感じる。ファミリーが私のことをDAUGHTER、SISTERと紹介するときそのことを実感する。
- 気をつかうことがなくなった。友達の前で普通にDadやMomと呼べるようになった。
- 本当の家族のように接してくれてると感じるようになった。
- I’m getting used to be here and I don’t hesitate to talk to my family about my feeling or anything comes up in my head.
- ホストファミリー全員が自分のことを気にかけてくれて、他の子供たちと同じ扱いをしてくれるようになった 。
- ちょっとした学校での出来事について話すだけでも会話が続いたり、相手の考え方がつかめたなとふと感じるようになった。
- ちゃんとした話が前より出来るようになったし、私のことを当たり前に受け入れてくる。
- 以前はお互いに少し気を使っていたけれど、今は本当に家族のようになれている。
- 私の好きなものなどは把握してくれて、気分的に近くなったと感じる。
留学先で体験したイベントはどうでしたか?
Halloween
- はじめてのTrick or Treatで近所をまわっておかしをもらった。普通に楽しかった。
- 日本のトリックオアトリートは基本的に子供たちだけに親しまれているけれど、アメリカでは高校生も町を周り、日本の何十倍ものおかしをゲットして楽しんだことが良い思い出です。何年ぶりかのトリックオアトリートは、小さい頃に戻ったよう楽しかったです。
- ジャック・オーランタンをシスターと一緒に作った。昨年初めてトライして、今年は2回目だったのでうまく作れた気がする。シスターとは良くしゃべったり、集中したらしゃべらなくなったり。Onとoffがすごかったように思う。
- 大雨の中、sister, brother と家をまわって、バケツ2杯分のキャンディーをもらえた!日本では小さい子だけで、あんなにキャンディーはもらえないからとても嬉しかった。タコスの仮装をしていてたくさんの人に話しかけてもらえた。ハロウィン・パーティーでは、No.1コスチュームに選ばれた。
- 大きなカボチャをくり抜いて顔を掘った。自分の家にいとこや友達を招待してダンスパーティーをした。
- インディアナ州にいる留学生とコーディネーターのお家に集まりハロウィン・パーティーをした。
- 私の地域にはあまりお家がなかったため、友達の家の周りでTrick or Treatをしてキャンディーをかぼちゃのバッグいっぱいにもらうことができました。学校では仮装する日になっていて、私は浴衣を着て学校に行きました。浴衣でTrick or Treatに行くと“Japan!”と言われることがあってとても嬉しかったです。
- 仮装をして学校に行くときいたので、せっかくだから浴衣を着ていこうと思い着ていきました。ところが通常の服の子ばかりで1時間目が始まる前「やってしまった」と非常に帰りたくなったのですが、その後行く先々の教室の先生や友達、廊下にいる知らない先生や生徒にも “Beautiful”と褒めてもらえてひらき直ったのが思い出です。私以外にももちろん仮装をしている人はいて、中には大きな着ぐるみ過ぎて、リュックが背負えず手に持っているという面白い人もいて楽しかったです。トリックオアトリートは配る側で家にいたのですが、ノックされる度にどんな仮装がわくわくして、楽しめました。
- 学校のFootballのゲームの時にユニコーンの着ぐるみを着て、その後の2回はねこの仮装でした。2回とも家族と参加して、1回目は大きな街の通りを歩いておかしをもらい、2回目はふつうの住宅街を歩いて回りました。おかしを3か月分くらい貰いました。
- 学校では仮装が禁止されていたので学校では特に何もなし。でも同じバンドの子がお菓子の詰め合わせをくれました。ホストブラザーたちが他の家に行ったり、近所の友達が仮装をして家に来ました。
Thanksgiving Day
- 家族みんな集まって祝った。ターキーが食べたいと言ったら焼いてくれて、ケーキを食べて楽しかったけど太った一日になった。
- We went to parents’ grandmother and grandfather’s house, and we are turkey, mushed potato, pumpkin pie and so on. Each dinner was very delicious. I could appreciate all foods.
- 私のホストファミリーは親せきが多く30人以上は集まって共に食事をしたりゲームをしました。Thanksgiving Day当日だけではなく、何日も前から用意をしました。なんと学校は1週間も休みで、日本にはこのようなホリデーはないので嬉しかったです(笑)。全てが新しい経験で充実した休みでした。
- 今まで会ったことがなかった沢山の親戚の人たちがこの日に集まって、おいしいご飯を食べて、写真をとって、ゲームで盛り上がってブラックフライデーにそなえて何を買うか話し合った。
- 今のホストファミリーがコロンビアに帰国してたので、前のホストファミリーの家に戻った。ホストマザーが何日も前から色々と用意していて、料理は本当に美味しかった。そこまで大きいお祝いではなかったが初めてのThanksgiving break は嬉しかった。
- At lunch, we went to grandma’s house and ate many foods. At dinner, we went to other grandma’s house and ate foods. I felt thanksgiving was food festival.
- 当日は家族の友達の家に行って、ターキー、スタッフィング、いんげんなどを食べ、夜は映画を観に行きました。次の日はホストマザーとグランドマザーの家に行って、またごちそうを食べました。親戚も来ていてとても賑やかでした。別の日にはグランドファザーの家に行ってまたごちそうを食べました。ホストブラザーとゲームをしたりシスターとテレビを観ました。日本ではお祝いしたことのなかったThanksgiving dayでしたが、とても楽しい思い出になりました。
- オハイオ州のおじさん家に行き、ハムやターキーなどの豪華な料理を食べました。日本では感じられない文化なので、とても良い経験になりました。
- ホストファミリーの娘の家に行き、初めてTurkeyを食べました。当日はTurkeyに火が付き危うく火事になりそうでしたが、お父さんが急いで火を消して新しいものを買ってきて無事に終えることができました。
- My host family was very busy. So I didn’t go anywhere. However, I really enjoyed cooking and making myself at home.
- 正直私は学校が好きすぎて学校が休みになってしまうのが悲しいぐらいだったのですが、この1週間は親戚家に行き、食べたり、小さいホストカズンと遊んだり、だらっとしたりしてしまいました。ちょっと食べすぎたなという印象があります。丸ごとのターキーも初めて見た。
- 家族と写真を撮りに行ったり、みんなでご飯を食べました。自分がなにに対して感謝しているかを言い合いました。改めて、ホストファミリーへの感謝とこの環境がどれだけすごいことなのか気付かされました。ターキーを朝の5時から焼いていて驚きました。
- ホストファザーの親戚の所へ行って、ご飯を食べました。Black Fridayの買物がとても楽しかったです。
Christmas (又はHanukkah)
- 日に日に、クリスマスツリーの下にプレゼントが増えていきました。クリスマスの朝ドアをあけるとチョコレートが落ちていて、たどるとクリスマスツリーまでずっと続いていました。まずはサンタからのプレゼントを開けて、special breakfastを食べて、次はホストマザーとファザーからのプレゼントをあけました。午後はホストマザーとファザーがサンタの服を着て車で片道4時間かけて車にたくさんのプレゼントを積んできてくれました。次の日はグランドペアレントの家に行き親戚たちと集まり、ご飯を食べて、たくさん遊んで最高の時間を過ごすことができました。
- 日本にも一応ある祝日ですが、アメリカのクリスマスは想像以上に盛大で、人生で一番素敵なクリスマスになりました。Thanksgiving Day 以上に家族が集合して、ディナーを皆で楽しみ、今までにしたことのない様々なゲームをしました。ホストファミリーは私にまでたくさんのクリスマスのプレゼントをしてくれて、さらに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
- さらに違う親戚にも会うことができてDirty Santa をして盛り上がった。沢山のプレゼントを頂いて、ステキすぎる思い出になった。おそらくこの週は4回ぐらいパーティーがあった。
- ファミリーの出身国であるコロンビアの風習に倣ってお祝いした。ファミリーの文化について知れて面白かった。大きいクリスマスツリーの下のプレゼントはこれぞアメリカ、海外という感じですごく感動した。(メキシコ旅行も一応、クリスマスプレゼント!)楽しかった分、シスターがツリーに「また来年」と言っているのを見て少し悲しくなった。
- クリスマスはとくに祝わない家族だから、そんなにたいしたことはしなかったけど、クリスマスプレゼントをもらったり、あげることができた。
- あまりクリスマスプレゼントは期待していませんでした。しかし当日には、とてつもない量のプレゼントをもらった。中にはNBAやWWEのチケットが入っていました。人生で最高のクリスマスになりました。
- 家族みんながホストファミリーの家に集まって、クリスマスディナーを囲んでたくさんお話をしながら食べました。その時に日本語で家族全員分の名前を考えて筆ペンで書いてネームプレートとにして座席に置きました。みんなとても興味をもってくれて嬉しかったです
- 家族全員でクリスマスに向けて家の外に飾り付けをしたり、クリスマスツリーに飾り付けをしたり、ストッキングを作ったりしました。クリスマス1ヵ月前からだんだんとクリスマスツリーの下にプレゼントが増えていきました。そしてクリスマスの日になると朝6時ぐらいに男の子たちが部屋に入ってきて起こされてリビングに行き家族全員で1人ずつプレゼントを開封していきました。私はくつ下でおすしの形にしたプレゼントを弟からもらいました。
- クリスマスの結構前からホストマザーが張り切ってツリーを飾り始めたので、家族総出で天井まであるツリーを組み立てました。学校ではいくつかのクラスでシークレットサンタをしたりもしました。ホストマザーの親戚の家でクリスマスを迎えたのですが、イヴの日には親戚一同で集まってディナーを食べたりプレゼント交換をしました。大人たちは予算100〜300ドルの高価なプレゼント争奪戦で盛り上がっていました。見ていて楽しかったです。クリスマスの朝には、ツリーの下でプレゼントを開けたのですが、すごく素敵な時間でした。ホストマザーやシスターに用意したプレゼントも喜んでもらえて嬉しかったです。ホストシスターは桜のマグカップや便利な文房具を気に入っていました。
- クリスマスイブ中に妹と一緒にケーキを作り、YouTuberのように動画を作りました。楽しかったです。焼けるまでにたくさん写真を取ったり、クリスマスコーデをしたり、クリスマスは私の大好きなイベントですが、アメリカのはすごくて一生の思い出です。毎日、クリスマスの英語を観たり、音楽を流して本当に幸せでした。クリスマス当日はホストペアレントと私で映画を観に行きました。
- 私のファミリーは、ステップファミリーなので3人のホストファミリーはそれぞれの親のところへ28日まで行ってしまいました。ホストファミリーからのプレゼントで、スターバックスのタンブラーをもらったので、そのタンブラーはFlagのクリスマスパーティーでやったWhite Elephantで最後の最後に奪われたものでした。ホストファザーが5軒もスターバックスに行ったのに見つからなくてAmazonで買ったと言っていました。めちゃめちゃ嬉しくて喜びました。
- I was sick… However, I was really excited this day, because we didn’t put up the Christmas decorations in Japan, and also we usually hand over present, but in here, we put those under the tree. I was so happy to spend the biggest event Christmas in here with my host family. I told that we sometimes eat KFC in the Christmas in Japan, they took me to the KFC!!
- I got a lot of stuffs.I got three shoes, clothes, camera and smartwatch. It was so fun and I was surprised about dogs got Christmas present too!! Also Christmas was grandma' birthday, so we went to her house and spent with her. It was the best Christmas ever.
- That was the best Christmas ever. I got many present from both my Japanese and host family! That was really amazing and made me miss Japan and my best family.