2019夏高校交換留学アメリカプログラムー参加者全員第2の故郷に到着! 【2019年08月07日号】
8月3日、事前研修なしの参加者が羽田空港からアメリカの滞在地に向けて出発。そして、事前研修参加者たちはクリーブランドからそれぞれのホストファミリー宅に移動しました。これで文際交流協会(BIEE)の2019-2020アメリカ高校交換留学生全員が本格的な留学生活に突入しました!
日本時間8月4日(日)早朝から、アメリカの受入団体より、それぞれの無事到着の報告が入ってきました。中には出発便の遅延により乗り換え便に乗り遅れたり、乗り換え便の出発が2時間遅れたことで最終目的地の到着が大幅に遅れた等、予定通りに進まないこともありました。そのような報告メールを読みながら「ドキドキしただろうな...でもよく頑張ったな…」と先日送りだした参加者それぞれの心情を想像しながら過ごした1日。そして1年前にはどこにでもいる “一人の中・高校生”が“プログラム参加者”に変わり、各々の個性を把握し、時間を共有することで名字ではなく名前でそれぞれを呼ぶようになり、そして今、自分たちが守るべき“うちの子たち”に変わっていきました。アメリカの団体の報告の中にホストファミリーの近郊空港に到着した時の写真が数枚添付されていたのですが、どれもが「精一杯の笑顔」で写っていました。この笑顔を守るのが、私たち高校交換留学団体の役割だということを忘れずに、子供たちと一緒に歩んでいきたいと決意を新たにしています!
プログラム参加者オリエンテーション@大阪実施 2020冬出発高校交換留学オーストラリア / ニュージーランド
2020年1月末、オーストラリア/ニュージーランドに向けて出発予定の高校交換留学生のオリエンテーションを実施しました。オーストラリア、ニュージーランド双方とも国の政策であるレシプロシティのため、高校交換留学生の受け入れ枠が厳しく制限されており、日本から派遣できる人数はわずか。また、参加者全員が関西出身ということで、今年は大阪の会場でオリエンテーションを実施しました。
派遣人数が今より多かった時代にも痛感していたことですが、オセアニア高校交換留学の参加者はとにかく「おとなしい」!でもSAたちのお陰で時間と共に笑顔もでてくるようになりました。(今回もSAの力に頼らせていただきました。本当にありがとう!)出発まであと半年弱。学校の勉強はもちろんのこと、英語力のさらなるアップ、そして、自分のことは自分でできる習慣をつけて出発できるよう頑張りましょう!
ちょうど1年前にアメリカに出発し、今年6月に帰国した派遣生たちから届いた帰国後レポートを紹介します。「たった1年なのにこんなに強くたくましく成長したんだ…」と感動したり、ユーモアあふれた回答に思わず笑ってしまうことも…留学中の皆さんのみならず、将来留学をしたいと考えている方にも役立つ情報をシェアさせていただきます。 2019夏帰国生 帰国後レポートより(その@)
約1年ぶりの日本と家族の印象 日本に帰国してまず感じたことは何ですか?
- 渋谷をバスで通った時に高層ビルと人の数に圧倒されました。テキサスの景色と違いすぎてちょっと怖かったです。
- 蒸し暑い。でも、半袖半ズボンを着て暑いと言っているのは私だけ。
- なつかしいと思った。
- 日本人の背の小ささと顔の大きさとテレビから聞こえる日本語の気持ち悪さ。
- 全部が小さかった。
- 久しぶりな感じがしなかった。日本人は顔がぺったんこ。小さい。空気が汚いと感じた。空港がすごくダサくみえた。
- 都会。物が小さい。
- うわあ!周りの人が話している言葉全部理解できる!!
- まず帰国して、道行く人が話す言語が急に日本語になり、不思議な気分でした。また、家にあるものが全て軽く、低く、小さく感じたり車が反対を走っていて違和感がありました。
- お茶が美味しい。
- めちゃめちゃ便利!
- 地元にタピオカ屋さんが増えていた。
- 空港の日本語アナウンスや看板を見て違和感がありました。同時に、本当に戻ってきたのだなと実感しました
- 母国語が飛び交っていて安心した。みんな日本人。
- 懐かしいなぁ。
- 日本食がおいしい。
- 自分がよく通った場所が少し変わっている。
- 日本語ばかりで変な気分になった。
- 暑い。
- 雑音で入ってくる日本語が気持ち悪い。
- 日本の蒸し暑さと日本語の怖さ。
- もう帰ってきたのかという悲しみ、アメリカのみんなに会いたくなった。
- いい匂い。
留学体験について 留学前の自分自身と比べて、変わったと思う点は何ですか??
- 自分に自信がついた。
- 自分の意見をもっと言うようになった。
- 客観視できるようになった。
- 視野が広がった。
- 何でも積極的にチャレンジするようになった。
- 今まで以上にポジティブになった。
- 少し大人になった気分。
- 声が大きくなって、ハキハキと話ができるようになった。注目されることに慣れた。
- 色々なことに対して「まあいっか」と思えることが増えて、明るくなったと思います。
- 家に人がいることに慣れてしまって、日本で1人で家にいるのがすごく寂しくなってしまいました。
- 素直になった。
- 新しい事にチャレンジすることに自信が持てるようになった。
- 何事に対しても、前向きに取り組む姿勢。他の人のために今自分に何ができるか、考えるようになった。
- 自分で自分のことができるようになったり、現実的な思考かつ柔軟な思考になった気がします。
- 自分で何とかするという意思。自分が何かしないと何も変わらないと思うようになりました。
- 何事にも前より寛容になりました。
- 自分の好きな事を見つけられたこと。
- 語学力が身につき、外国の方によく声をかけるようになった。
- ちゃんと生活しようと意識するようになった。
- 英語ができるようになった。
- めっちゃ優しくなった。
- もっとオープンになったなと思います。例えば、知らない人にでももっと話しかけることができるようになり、自分のことがもっと好きになりました。個性をもっと大事にすることもできていると思います。
- 自己管理ができるようになったと思う。
- 視野が広くなった。
- 話すのが楽しい。
- 無意識に物事をはっきり言うようになったと思う。(いい意味で)
- 色々変わったと思います。
この留学によって得たものは何ですか?
◎物質的・外面的
- 髪が伸びた。
- 筋肉、体重。
- 大量の服。
- 脂肪、身長。
- たくさんの友達、たくさんの宝物。
- 子どもと遊ぶのが上手になった。
- プレゼント。
- 足の速さ。
- 日焼けした。
- 周りには顔つきが大人っぽくなったと言われる。
- アメリカの家と家族。
- 痩せた足。
- 手紙。
- 笑顔で話し続ける。
- かっちょいい髪型。
- 甘さに耐え得る味覚。
- 英語では口をしっかり開けて伝える意識をしたので、日本語でもそれが活かされているように感じます。
- 日本に帰ってきてから誰とでも気軽に話すようになりました。
- 家族。
- アメリカのにおい、大量のおみやげ。
- 濃いメイク、長い爪。
- ホストシスターから羨ましがられる立派なおしり。
◎精神的・内面的
- 他と違っていいと思えるようになった。
- 自信が増した。
- 前向きな気持ち。
- 真面目さ。
- 最高の友達と家族。
- ポジティブな考え方。
- 行動力
- 積極性
- 相手の気持ちをよく考えるようになった。
- 精神的に強くなった。
- 一人の人間として扱われることに違和感がなくなった。
- 小さなことに寛容になった。
- 辛い時にも頑張れる我慢強さ。
- 自分と違う価値観を持つ人を受け入れる気持ち。
- 鋼のメンタル
- 英語力 (英語を話す自分が “act”からふつうになった)
- 体力
- 自分の感情をコントロールできるようになった。
- 何事にもチャレンジする精神。
- 少しだけ大雑把になった。
- 人の心情を表情、しぐさから読み取る能力。
- 家事力
- ストレス、喜び、悲しみなど色んな感情と忘れられない経験。
- 自分のことを認められる力。
- 人間関係
- 自分がとても恵まれていることに気付いた、しっかり生きようと思った。
- 親への感謝の気持ち。
- 優しくなった。
- オープンになった。
- 人を助けたい気持ちが高まった。
- 素直になった気がする。
- 知識
- 子どもの世話ができるようになった。
- 納得がいかないことにはいくらでも言い返せるようになった。
- 意見を持つようになった。
- 文化の違いを知って視野が広くなった。
- 明るくなった。
- 気遣いが前よりできるようになった。
この留学によって失ったものは何ですか?
◎物質的・外面的
- お金
- 頭のよさ (もともとなかったけどもっとなくなった)
- 体重
- 細かった体
- 日本の友達と過ごす高校生活
- シャーペン3本
- 日本語 (特に漢字)の書き取り
- 白い肌
- 背の小さかった弟
◎精神的・内面的
- 金銭感覚
- 上品な日本語の話し方
- すぐ折れていた心
- 弱気な自分
- 漢字の語彙。高校での勉強
- テレビやスマホをずっとする習慣
- 消極的な性格
- 英語や外国人に対する恐怖心
- 怒りやすさ (=優しくなった)
- 子供っぽさ
- 敬語
- 偏見