2019夏高校交換留学オランダプログラムー参加者第2の故郷に到着!【2019年08月27日号】
8月18日(日)、2019年夏の最後のグループがオランダに向けて出発。これをもって2019年夏出発プログラム生全員がそれぞれの留学先で新しい生活を開始しました。まずは、それぞれを受け入れ、無償ボランティアのホストファミリーと受入高校を手配してくださった海外の団体に感謝いたします。そして、日本の代表として派遣されている留学生たちが、それぞれの団体のハードワークに報いるよう全力で頑張ってくれることを祈っています。
高校交換留学プログラムの日本からの留学先国として、オランダはアメリカやオーストラリアに比べて決して人気のある国ではありません。出発前までオンライン・コースでオランダ語を勉強し、留学後も英語を使いながらオランダ語を習得していくというプロセスは決して容易いものではありません。オランダ留学が決定した後も、「オランダ留学を通して、アメリカ留学に行く人と同じくらいの語学力がつけられるのか?」 「英語も完璧でないし、どの言語も中途半端になってしまいそうで怖い…」 「友達から『オランダ語を学ぶから英語は伸びないね』と言われショックを受けている…」といった悩みを打ち明けられたこともありました。しかしそんな参加者も 「もう行くしかない!」と現実と向き合い、そして出発の日を迎えることができました。「アムステルダムから日帰りで『海外旅行』に行けるんですよね!すごいですよね!それも大阪から東京に来るよりも安く…」あんなに悩んでいたことが嘘のように明るく話す参加者を見てうれしい気持ちになりました。そして、ヨーロッパの国への留学生にとって 「海外」 というイメージは大きく変わるんだろうと実感しました!
事前研修に参加したアメリカプログラム参加者が出発してから1ヶ月。まだまだ自分の居場所を見つけるのに必死の頃でしょう。2ヶ月前に帰国した先輩たちの帰国後レポートに書かれている「後輩へのアドバイス」、何かのヒントになるかもしれません。 2019夏帰国生 帰国後レポートより(そのA)
●留学中の後輩へのアドバイス
人間関係について- 何事もオープンになり、挑戦すると自然と人が寄ってくる。
- 最初から、過ぎるくらいうるさくいった方が絶対いい!
- そんなに重く考えずに。人と積極的に話していたらいつかいい関係が築けるから…
- 笑顔、笑顔、笑顔。
- 笑っている方がいいと思う。
- 差別されてもめげない鉄の心を持つこと。
- タフにあたって砕けろ精神でとにかく話す。
- 理解する姿勢は保ったうえで、ある程度聞き流すのも自分のためにはありだと思う。自分と異なる価値観を持つ人が近くにいればいるほど考えすぎてしまったり、ストレスになったりするかもしれない。
- 自分も完璧じゃないし、完璧な人もいないということも考えるといい。
- 友達は思っているほど簡単にはできません。でも、友達になってくれる人はきっと全員良い人です!
- 大変なことがあると思うけど、周りの人やコーディネーターに相談するのが一番いいと思います。
- 私はHFと友達との関係のバランスに苦労しました。とても難しいけれど、それぞれの時間をめいっぱい楽しめるといいと思います。
- たまに面倒くさい子がいたとしても「こういう子もいて、おもしろい」と思いながら対応する。
- 部活に入ることで友達が増えると思う。
- 相手も同じ人間だということを忘れずに相手の気持ちを考えて行動すること。根本は日本だろうがアメリカだろうが一緒だと思う。
- 積極的に友達やホストファミリーとたくさん遊びに行くこと。
- HFに対して気を使うかもしれないけど、我慢せずに自分の気持ちを伝えるべきことは伝える。
- どんなに嫌な事を言われても、誰かしらは信じてくれたり、助けてくれたりするから、自分が一人だと思わないこと。
- いらんことせず、みんなに優しくいい子でいてください!
- 正直でいることは大切!
学校生活について
- 色々なクラブやスポーツに入れば、友達作りも簡単で、たくさんの友達ができる。
- 怖がらず、わからないことは友達や先生に自分から話しかけよう!
- 勉強をちゃんとやって、楽しめばいいと思います
- 常に色んな事に興味を持つこと。
- 笑顔、ポジティブ。
- 日本との違いを恨むより、楽しむようにする。
- できれば上級クラスをとるべきです。ふつうのクラスより有意義に時間を使えるクラスを選ぶのがいいと思います。
- 睡眠時間は必ずとる。でも勉強は怠らないように。
- 最初の半年は日本にいる時よりも余裕が生まれると思うが、SNSやYouTubeを観るのはもったいない。
- 初日は絶対緊張すると思うけど、明るく笑顔でいれば友達はできると思います。また、部活も友達作りのきっかけになるので、入ることをおすすめします。
- 私は学校での出会いはとても良かったのですが、それでもオープンな雰囲気は大事だと思います。きっかけがあったら逃さないよう、話を続けられるよう頑張るなど、何か努力すると最悪実らなくとも「頑張った」と思えます。とにかく話しかける等、自分からの姿勢が大切だなと改めて思います。
- なんでも自分からグイグイいく。
- 勉強はもちろん、スポーツや行事などできそうなことはとりあえず全力でやる!
- 積極的に人に声をかけるべきだし、課題がきつい場合は先生と相談すべき。
- 何かわからないことがあれば絶対に友人や先生に聞く!
- 初日にどう振る舞うかが大切!また、初日に絶対に友人を作る。
- 悪目立ちしないで、みんなに愛されるキャラになってください。友達いないのはカッコ悪いです。
- 勉強は簡単なので心配なし。ただ宿題はしっかり。
その他
- どんなことにも前向きに!
- 何事にも積極的に!
- とにかく楽しんで!
- 忘れ物や貸したものは返ってこないこともあるので注意。
- 友達と連絡をとることや、スマホでSNS、YouTubeばかりをすることは本当にもったいないし、あとから後悔しかないと思うので絶対やらない方がいいです。
- 日本人の友達とつながっておく必要はありません。SNS類は、みんなに振り回されないと決めた日(たしか7ヵ月目くらい)からフォローバックをしました。おすすめです。
- 困ったことがあれば、ホストファミリーやコーディネーターに言うことが一番。一人で解決しようとすればするほど、しんどくなって留学生活を楽しめなくなるので、周りの人を頼るべきです。
- 気の持ち方、しょうがない、こんなこともあるという一部あきらめも大事。
- 自分のことをしっかり見つめ直す。
- 「今」しかできないということを常に忘れないこと。
- HFや友達に感謝の気持ちを伝えることはすごく大事。お店には素敵なレターがたくさん売っているので、それに気持ちを込めて「Thanksgiving Day」などに渡すと喜んでもらえます。
- 食べることは我慢しなくていいと思う。好きなだけ食べるべき。日本に帰ってきたらいくらでも体重落とせるから。
- 今はネットやアプリがあるから日本の映画やドラマを見られるけど、ちゃんと我慢することはとても大事だと思う。(我慢して逆にアメリカのドラマにどハマりして勉強に支障が出そうでしたが)
- 友達と仲良く。
2019冬出発生 オーストラリアで頑張っています!
高校交換留学生活7ヶ月を終了した、オーストラリアに滞在する参加者から嬉しい報告が届きました。新聞のスポーツ欄に地元のサッカーチームで活躍する自分の写真が掲載されたとのこと。写真のキャプションには “Talented Japanese young gun” (才能ある若き大物)とありました。
オーストラリアの高校には部活があるところが少なく、そのため、高校交換留学生たちは、地元のスポーツクラブや同好会などに入って活動することが多々あります。今回新聞で紹介された留学生もそんな一人です。留学先で自分の得意なことを披露できるまで決して容易い道のりではなかった、でも何とか乗り越え、そして、まわりから称賛されるまでになった…いつの日か、留学を開始したばかりの留学生たちからもこんな便りが届くのが楽しみです!