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留学生たちにとって最初のハードルを越えねばならない時期になりました!【2019年11月07日号】

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留学生たちにとって最初のハードルを越えねばならない時期になりました!【2019年11月07日号】


   夏に日本を出発した留学生たちにとって、留学3か月目はこれまで新鮮に見えていた景色が何故かつまらなく映り、不安や焦りで気持ちが落ち込み、留学をしたことをも後悔してしまう時。自分でも理由がわからない位にネガティブになり憂鬱な時間を過ごしている人も多いのではないでしょうか。冷静に周りを見渡すことで感じる「カルチャーショック」が原因なのかもしれません。

 

留学生たちにとって最初のハードルを越えねばならない時期になりました!【2019年11月07日号】

この時期、留学生は周りの人の行動が自分たちと違うことを再認識し、留学先国のやり方や文化、さらにはホストファミリーを批判し始めることも少なくありません。そして、そんな自分自身を励まし、正当化するために周りの人や環境のせいにする行為を繰り返す中、頭で理解している「留学生としてあるべき姿」と自身の実際の行動が異なることに自己嫌悪に陥ることもあるかもしれません。

また、留学生をお世話するホストファミリーにも疲れが出てくるのがこの3か月目…最初の頃「素晴らしい留学生が我が家に来てくれた!」と喜んでいたことが嘘のように、留学生の短所や自分たちとの違うやり方が目に付き、家族から笑顔が減っていく頃でもあります。


このハードルを越えるマジック、それは何事にも「プラス思考」で取り組みながら、時の経過が多くの問題を解決してくれることを信じること。そして、この時期を乗り切れば、感情曲線は必ず上がっていくはずです。頑張れ留学生!



☆彡2019夏出発生 留学レポートTより(そのC)

   SNSが現在のように普及していなかった頃、留学生活の約半年後には日本語の会話がスムーズにできなくなっていた高校交換留学生がほとんどでした。しかし、近年の留学生たちは帰国時、英語のみならず日本語も忘れずに使いこなしています。「留学中は日本語を完全にシャットアウトし、現地の言語だけを使う」という姿勢は素晴らしいことですが、急速にソーシャルメディアが発達している状況でこれを完璧に実践するのはますます困難になっているのも事実です。留学先で何らかの形で日本語を使用するのであれば、その使用時間の倍を現地の言葉に費やすことを心掛けるなど、変わりゆく社会情勢の中で新しい流れを否定するのではなく、取り入れながら、従来以上の成果が出せる方法を考えなければいけないと痛感しています。
日本語でのコミュニケーションについて、理想とする姿に向かおうと、一所懸命考えながら前進している留学生たちの声を紹介します。

Q.日本語でのコミュニケーションについてあなたの率直な考えは?

    • ホストファミリーと日本のアニメを見たり、日本語を教えてくれたりなど毎日、日本語に触れている。英語で悩んでいる時に、日本語を聞くと安心する。
    • 私は自分に完璧を求めてしまいます。そして考えこみすぎて、苦しくなることがあります。その時、母国語は息抜きになって落ち着きを取り戻します。
    • 日本語でのコミュニケーションは息抜きです!。
    • 日本の家族とは連絡をしないほうが良いと思うけれど、たまに連絡するくらいは良い。仕方ないと思う。
    • あまりとりすぎは良くないけど、本当につらい時とかには良いと思います。
    • 英語でやり取りをした方が英語力向上のために良いと思う。
    • 留学中は母国語ではなく英語でコミュニケーションを取るべきだと思う。
    • 英語に慣れていくために少なくしていかなくてはならない。
    • 日本語を使うことで心にゆとりができますがやはりアメリカに来てまで使い続けるのはもったいないし、留学生が母国語を使っているのをみて、ホストファミリーや現地の人も不快になるかもしれないので、控えようと思います。
    • 基本は使わないべき。ただ学校に日本人がいるためいつも避けてしまっているのが申し訳ない。
    • ワシントンDCのオリエンテーションが終わったら日本語と区切りをつけてやめようと思っている。頭の中を英語にするようにする。日本語は楽だけど、自分の周りにいる人ともっと仲良くなりたくて、しゃべれない自分にいつもくやしい思いをしているから、一日でも早く上達したい。
    • やはり頭の中は英語で埋めた方が良いと思う。英語でコミュニケーションできた方がいい。私は母国の人達と話してもホームシックにいまのところなっていない。むしろ帰りたくない。
    • 日本語と英語の使い分けがとても面倒。英語漬けにしたい。
    • 日本語を使うと英語力の向上やアメリカでの生活への適応の妨げになる。ホームシック、日本シックになる。
    • 日本語を使うと脳のスイッチが英語から日本語に切り替わってしまう。
    • 家族とも英語でメールしている。母国語でのコミュニケーションは必要ないのだと思った。
    • 自分からは使わないけど、無視できないから日本語での連絡が来たら相手はする。
    • 日記以外、基本使っていない。
    • 最小限にすべき。
    • 友達には、お誕生日おめでとうと送っただけなのですが、親とはもう少し控えた方がいいのかなと思う。
    • アメリカにいる間は極力取りたくない。友達にも伝えてあるので、この先もあまり取らないと思います。
    • 日本語を使っている時、とても幸せだなぁ〜って思うけど恋しくなっちゃうので最低限しかしないように心がけているつもりです。日本語を使うことによってホームシックにはなりたくない。
    • Dadからは「できれば日本語で全部話してくれれば、それがbestだよ」と言われているし、家では常に日本語の童謡がかかっているので私の生活から日本語を消すのは不可能。家族は全然良いのですが、同期から日本語でコミュニケーションを取られるのは本当に面倒だし正直迷惑です。「日本人と話してると落ち着くんだよね」と言われたけど私は違うし、何がしたいんだろうって思います。
    • Instagramを使っています。
    • 控えたほうが良いと思う。
    • 具合が悪く寝込んだ時に日本の家族に電話をした。また、友達とはワシントンDCの前に手荷物の内容などの質問をしたが、雑談目的での連絡は良くないと思うし、今後もあまり母国語は使わないつもり。
    • どっぷり海外につかりたいので、なるべく日本語を使いたくない。
    • もっと減らしたい
    • 使っちゃダメだというのはわかっているが、あまえてしまう

Q.渡航当初と比較して、今の自分の語学力は?どのような時に伸びたと思いますか?

アメリカ

【伸びたと思う

    • ホストマザーに英語が来た時と比べて良くなったと言われた時。
    • 喋るのはまだ伸びてないけど、聞き取りの力は前よりもついたかなって思う。
    • ホストファミリーとの会話は少しずつ出来るようになってきましたが、今どきの高校生同士が使う単語や、早口すぎる英語が理解できないので、早い英語を理解して会話に入れるようになりたいです。
    • 瞬間的に英語が出るようになった。
    • 頭で考えなくても口から出てくることが多くなった。
    • リスニング力は明らかに上がった。渡航当初の自分が聞こえなさすぎだと思うけれど、うれしいです。まだ、自分から発するには時間がかかります。
    • 学校の友達をスラスラ会話ができた時、自分の意志や思っていることをパッと口にすることができた時。
    • ホストマザーに言われたのが、初めはYes やOKなどの単語しか言ってなかったが、今は普通に話せている。
    • FLAGの事前研修の時、FLAGのスタッフのいっていることの8割理解できていなかったけれどホストファミリーと過ごして完全に英語だけになって、英語が少しだけ聞き取れるようになった気がする。ホストファミリーの会話の中で、自分の知っているフレーズや単語を聞き取れた時、英語力が伸びたと感じる。
    • 英語を聞く力は着実に伸びている。話す方はまだまだ。
    • ダブルプレイスメントと話しているのが楽しくなった。
    • 話が通じる時、英語力がついたと実感する。
    • リスニング力は伸びた気がする。初めの方はホストマザーの言っていることが分からなかった時が多かったけれど、最近は家族とか先生とか友達の話がわかる。スピーキングはまだまだです。
    • 会話が繋がったとき、長い文を言えたとき、ギャグがわかったとき。
    • 洋画を見ていてもなんとなく分かるようになった。
    • 授業の内容が分かっている時やホストファミリーや友達と会話している時、英語力がついたと感じる。
    • 自信を持って「はい、伸びました」とは言えないけど、簡単にレスポンスができたりジョークが分かってきたりしました。授業も数学以外は大体分かります。
    • 頭で考えなくても文がでてくるとき。授業の理解度があがったとき。
    • 相手の言っていることが分かるようになってきた。
    • 簡単な質問すらできなかったオハイオでの2週間の事前研修の時と比べて、ワシントンDCのオリエンテーションでは、バスやフリータイムに友達と長時間同じ話題での雑談ができるようになった。
    • キャンプに行った時に、教会の牧師さんが「学校がんばれ」とお守りを作ってくれて、私のためにお祈りをして下さり、その内容が理解できて涙が止まらなかった時。

オランダ

【伸びたと思う

    • 英語がとても伸びた気がします。オリエンテーション中はずっとアメリカ人、オーストラリア人の子と話していて今はイタリア人の子と何とかコミュニケーションを取っています。オランダ語は徐々にですが、周りの子のサポートのおかげでわかるようになりました。
    • まず英語が伸びた。初めは何言っているのか分からなったアメリカ人の子が言ってることがだんだんわかるようになってきた。いろんな子に教えてもらったオランダ語で少しずつ授業が分かるようになってきた。

【まだまだ不充分!

    • 相手からの質問に答えるだけというシチュエーションが多々あり、それも「Yes」か「No」のどちらかだけなので、まだ自分の英語に自信が持てません。
    • ほとんど話していない。
    • 授業はわからない。
    • 自分の言いたいことがパッとでてこなかったり、あいづちがスムーズにうてない。つまってしまう。まだまだ英語力不足と感じます

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