Asakoのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 1ヶ月目
こんにちは。アメリカに留学中の愛紗子です。隔月レポーターとして、レポートを通してたくさんのことをみなさんに伝えられるように頑張りますので、よろしくお願いします。
7月23日、ついにアメリカに向けて出発し、私たちは研修のためにオハイオ州のグランド・リバー・アカデミーという高校に2週間滞在しました。アジアから来たFLAGのみんなと過ごした2週間は最高に楽しかったです。私のルームメイトは、韓国から来たハナという 女の子でした。彼女は2年間、中国に留学していたそうで、その時のことをたくさん教えてくれました。彼女と話していると、あっという間に時間が経っていて、気がついたら就寝時 間を1時間も過ぎていたなんてこともありました。研修中は、スモールチームに分かれて、留学に大切なことを学んだり、不安や疑問を共有しました。私たちのグループは特に、スキットに力を入れました。スキットというのは、テーマを決めて短い劇を作ることです。プロムやホームステイをテーマにして、みんなで真剣にセリフや小道具を考えることは本当に楽しかったです。また、午後はスポーツをして過ごしました。私は、人生初のテニスに挑 戦しました。他のスポーツにも興味はありましたが、2週間、テニス以外やらないぐらい、好きになりました。スモールチームのときもテニスのときも、サンドリータという大好きな先生のおかげで、たくさんのことを学びました。サンドリータだけではなく先生方全員が、私たちのことを一番に考えてくれて、応援してくれることを感じました。その期待にこたられるようにも精一杯、この10ヶ月を過ごそうと改めて心に決めました。
大好きな先生とビーチで。
2人とビーチの売店までかなり歩きましたが、
やっていませんでした
8月5日、ついにお世話になるホストファミリーのもとに向かいました。メールやSkype はしていましたが、やはり緊張しました。ですが、とても良い家族で、彼らのおかげで充実した日々を送れていることに本当に感謝しています。私のホストファミリーはインディアナ 州のインディアナポリスに住む3人家族で、アイスクリーム屋さんのお父さんDuane、カウンセラーのお母さんJessica、10歳の弟Aidenです。Duaneは、私が日本から 持ってきた抹茶の粉末でアイスを作ってくれたのですが、私が歌手の「Greeeen」の話をしたのを覚えていたらしく、アイスクリームのパッケージに「Greeeen Tea」と書くような面 白い人です。また、よく私はお店に連れて行ってもらって、お皿洗いをしていて、そこでバイトしているTaylorという女の子と仲良くなり、先日、Rascals Fun Zoneというゲームセンターに連れて行ってくれました。そこではゴーカートをしましたが、私は運転が下手すぎて、全くレースにならなかったので、2回目は彼女の隣に乗せてもらいました。私とは比べ物にならないくらい上手な運転でとても楽しかったです。Jessicaはとても料理上手な人です。よく一緒に料理をしたり、買い物に行ったり、外食に行きます。Aidenはとてもレゴ好きで彼の部屋はレゴで溢れています。彼の誕生日会も、レゴパーティーでした。また、日本からのお土産の一つにお箸をあげたのですが、フードコートに持っていき、チップスをお箸で食べるほど気に入ってくれました。この1ヶ月は、彼らのおかげでたくさんの 経験ができました。ホストファザーは毎月第2土曜日にRotary Clubというところでボランティア活動をしていて、私も連れて行ってもらいました。そこでは、ひたすら野菜を切ります。つまらなそうに聞こえますが、ホストファザーの仲間と会話をしながら作業することができ、かなり楽しかったです。また、そこでケニア出身のJunという女性と知り合いました。彼女はたまにかなり強烈なことを言いますが、いつも笑顔なのでみんな彼女のことが大 好きだそうです。私も笑顔を絶やさないように心がけようと思いました。
インディアナ州のフェアに行きました。
アメリカの絶叫マシーンは見るだけで酔います。
ホストファザーが作ってくれた抹茶アイス。
とても美味しかったです。さすが!
私は、インディアナ州にあるFranklin Central High Schoolという生徒数が2500人ほどい る高校に通っています。私の学校は、7月26日に始まっており、私は8月8日から登校し 始めました。そのため授業についていくのは初日はもちろん、約3週間たった今でも大変で す。私は、AP Calculaus, Art, Child Development, U.S. History, Anatomy and Physiology, English, Study Hallのクラスをとりました。Study Hallというのは自習時間のことで、私は 毎日のように同じCalculasの授業をとってるTAのAlexに助けてもらっています。大変なの は、Art以外全部の授業ですね。日本の勉強に遅れないために思いきって、Calculusの授業をとりましたが、学習済みであるにも関わらず、予想を上回る難しさでした。Child Developmentは幼児の発達についての勉強、Anatomy and Physiologyは解剖学、生物、物 理、化学を混ぜたような勉強をしています。宿題やクイズ、テストは日本の学校のように多く、周りの人と同じようにできないことになんども悔しさを感じ、涙をこらえ、唇を噛み締 める日々です。ですが、どの授業もとても面白いです。さらに急に大音量の火災報知器が なったり、停電しているのに授業が続いたり、知らない人からAir Dropで写真が送られて 来たり、毎日のようにビックリすることが起こり、新鮮で楽しいです。また、先生方は本当に良い人たちです。授業に関する質問、相談に丁寧に教えてくれるのはもちろん、English の先生はクラブに入りたいと相談したら、色々なクラブを紹介してくれました。私は9月からのWorld Cultureのクラブに入るつもりです。
停電したのに黙々と作業を続けるみんなと
平然としている先生に私は驚きました。
友達と初めてフットボールの試合を
見に行きました。
点数が入ると花火が上がり、1人で夏を感じました。
もちろん大変だったのは授業だけでありません。日本では苦労したことがなかった友達作 りですが、アメリカではそう簡単には行きませんでした。授業ごとにクラスメートが変わる ため、日本の学校のようにずっと同じ友達と過ごすことはありません。初日は、思うように話しかけたり、話しかけられても会話が続かず、本当に不安と焦りを感じました。しかし、2日目のcalculusの授業でstationsというグループに分かれて問題を解くことがあり、私 は、「今しかない」と思って「一緒にグループを組もう」とSierraとSophiaという二人の女の子に頼みました。彼女たちは、予想以上に快く「もちろん!」と言ってくれて、今では、放課後に家に行って一緒に勉強したり、買い物にいくほど仲良くなりました。今思うと、本当にあのとき行動して良かったと思います。Sierraと初めて遊んだ日は「アメリカ人になるためにはまずお菓子を食べるべき」と言って彼女のお気に入りのお菓子を大量に買いに行きました。それらを2人で端から食べて、これは美味しい、これは美味しくないと分類したのは、本当に楽しかったです。さらに、その日、彼女が家まで送ってくれたのですが、なんと途中で車が煙を出し始め、壊れてしまいました。近くの教会に車を止め、結局、彼女のお父さんと私のホストファザーに電話をして、迎えに来てもらいました。しばらく、お父さんたちは車を直そうとしていると、教会に来た多くの人が「車壊れたの?」「水あるけどいる?」などと言って手伝ってくれました。このように、誰かが困っていたら助けるとい うのも、アメリカの良いところだと思います。
大量のアメリカのお菓子。
どれも食べられなくはなく、
砂糖に慣れてきている自分が恐ろしいです。
壊れた車とともに記念撮影。
Sierraは次の日、新しい車を買いました。
そして、なぜか裸足。
アメリカの空は東京の何倍も広いです。最近は、バックヤードに出て宿題をやることにはまっています。空といえば、先日、皆既日食を学校でみんなと見ることができました。
ホストファミリー宅に向かう道中で見た夕日
綺麗に半分ずつ色付いた空。
お気に入りの一枚です。本当に綺麗でした。
友達が上手に太陽の写真を撮っていたので私も挑戦しましたが、ブレブレで丸い物体しか写っていなかったので、代わりに私の影の写真を載せます。皆既日食が 起こると影の中に太陽の形のリングが現れます。かなりわかりにくいですが、指と指の間にご注目ください。
出発して、約1ヶ月が経過しました。今、感じていることは、時間が経つのが想像よりも 早いということです。昨日もホストファザーと「もう会ってから1ヶ月も経つのなんて信じ られない」と話していました。あと9ヶ月しか残っていないと考えると、もっと1日を大切に過ごそうとう気持ちになります。英語はまだまだです。1ヶ月たちましたが、正直、変化は感じていません。焦りは感じていますが、コツコツと努力していこうと思います。これからの目標は本をたくさん読むことです。アメリカに来てから、あまり本を読んでなかったの ですが、せっかく学校に大きな図書館があるのですから、月に4冊は読むようにしようと思 い、早速借りて来ました。面白かった本は紹介しようと思うので楽しみにしていてください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。たくさんの人に支えられていること を、忘れずにこれからも頑張っていこうと思います。
スモールグループのみんなと
カントリースキット後に撮影。
中央の旗もみんなで作りました