Fumikaのアメリカ高校留学・体験談10ヶ月目
こんにちは!もう5月も終わりに近づき、学校はあと2日行ったらテスト日が来週あるだけとなりました。アメリカに居られるのもあと22日間しかないなんて信じられません!!
まずはこの一ヶ月間について。
ソフトボールのシーズンがついに終わってしまいました。
平日の放課後に行われていた、conference gamesが終わった後は、週末にDistrict tournament、Regional Tournament そしてState tournament がありました。これらはトーナメントなので勝てば次の週末のトーナメントに進め、state championに向けて上り詰めていくことができます。私の学校のチームは本当に強くて、Conference games、 District Tournament 、Regional Tournament、の全てで全勝し、Conference Champion 、District Champion、 Regional Champion になりました!! そしてState Tournament でも順調に勝っていき、State championを決める試合で何年も前からのライバルの学校と試合をすることになりました。その学校とはConference game とDistrict Tournament で2回戦い、私たちが勝っていましたが、なんと5-1で負けてしまいました。本当に悔しくて、そして私にとって最後のソフトボールだったと思うと本当に寂しくて涙が止まりませんでした。
しかしそこでふと私のソフトボール初日(1月7日)にも号泣したことを思い出しました。あの時はboot campが辛すぎたのと、何一つまともに出来なかった悔しさ、惨めさ、そして友達が一人もいなかった孤独感からきた涙でした。しかし、最後の試合のあとの涙には私自身に対する達成感や、やり切ったという自信が含まれていた様に思います。
また、ソフトボールを始めて2日目、コーチに泣きながら相談した時に言われた「誰しも大きな壁を持っている」、という話を思い出し、私は遂にその大きな壁をちゃんと自分の足と手と心で乗り越えたんだと、実感しました。
そのことをコーチに伝えたら彼が「That is why I'm coaching high school teams...」と言ってくれました。またチームメイトからも「Anytime in life you face something difficult, think back to softball and know that you can do anything you set your mind to!」や「you are an inspiration!」というような嬉しい言葉をたくさん貰い、本当に頑張って良かったと思いました。この経験は必ずこれからの人生で役にたつときが来ると思います。
さて、話は変わりますが、先日award の表彰式が放課後にあり、Band(吹奏楽)のクラスの先生から一番良かった生徒として賞をいただきました!すごく嬉しかったです。また別の日にはその先生から"I (He) has really enjoyed having you (me) this year!" と言われ、そのBandのステッカーをプレゼントされました。またgraduation (今晩です)にはソロも少しだけですがあるので、最後までしっかりトランペット吹いて、先生やメンバーとも素敵な時間を過ごしたいと思います!
またまた話は変わりますが、教会での知り合いの方が4年生の社会科の先生をしていて、今度その先生のクラスは日本について紹介するから、日本についてクラスで話してほしい、と頼まれました。なので昨日一日、4年生のクラスで日本と私の出身地について授業で話しをしてきました!日本に興味を持ってくれる人達がいて、自分の国や地域を伝えることが出来るのはものすごく嬉しいことです。写真や制服などを持っていき、数の数え方や簡単な挨拶を教えたり、日本のどこがアメリカのどことどう違うのか、自分なりに日本と私の出身地について伝えられたと思います。
今考えれば、ここに来た頃は大勢のアメリカ人の前で間違った英語を話すのが怖くて縮こもっていましたが、そんなこともなく自分なりにできる限り頑張って伝える努力がちゃんとできるようになったことに気がつき、それもまた嬉しく思います。また、教えたり説明することの難しさを知りました。でも新しい出会いもあり、凄くいい経験でした!こんな機会は他にはなかなか無いと思います。
さて、これまでを振り返って思うことは「自分に出来ると信じて進むこと」が留学では大きな意味を持つ、ということです。
振り返ると想像をはるかに超える予想外のことが数えきれない程ありました。それは嬉しかったことも、もう二度と経験したくないほど辛かったことも両方ともです。でもその全てを私は一生胸を張って語れる自信があります。それは自分にしか出来ない、自分にしかやれなかったことを、不格好かもしれないけれど完成させたからです。何度も何度も「日本に帰ったらどんなに楽だろう」、と思ったあの10ヶ月前、何もかもが上手くいかないと泣いた日も数えきれないほどありました。それでも諦めなかった自分、逃げ出していてもおかしくなかった程の日々に立ち向かっていった自分、どこまで行ってもまだまだ壁はありましたが何かを掴みながら少しずつ成長し、手に入れた新しい自分を今、誇りに思います。
この10(11)ヶ月は私の人生という大きな花壇の中で種のような存在です。日本で耕し土台を作った土に、花を咲かせる為に最も重要な種を蒔きました。そしてアメリカでの数々の日々の刺激は肥料のように花を助けます。種が無ければ花は咲くどころか存在することすら出来ないのと同じ様に、私の人生にとってこの留学生活は必須であり、数々の失敗は肥料に、そしてその度に成長する糧となりました。そしてこれからは私の人生に大きな大きな花を咲かせる準備を進めていく時です。一度も足りとも花の手入れを怠ってはならない様に、ただ成長することを考え、失敗をはじめとする全ての経験はその役にたっていくんだと、いうことを胸に次のステップへ進んでいきます。そしてそれを今なら自信と実感を持って言うことができます。
また、アメリカでの私の全てを大きな愛で支えてくれたホストファミリー、いつも元気をくれたBandやSoftballをはじめとするアメリカの友達、頼りになるFLAGの関係者の方々、私が助けが必要な時はいつもいろいろな面で素晴らしいアドバイスをくださった文際の皆さん。そしてなにより、こんなに素晴らしい機会を与えてくれた日本の両親、どんなに忙しくてもいつも見守っていてくれるお姉ちゃん達に心から感謝をしています。本当にありがとうございました!!!