Hibikiのテキサス州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 2ヶ月目
アメリカに来て早2か月が経ち、毎日が初めての経験でとても楽しいです。まだ2か月しかたっていませんが、多くのことを学び自分について少し知ることができた気がします。2か月間も家族と会わないことは初めてで、正直に言うと今すぐにでも会いたいです。家族は毎日会うのが当たり前で感謝の気持ちを少ししか持っていませんでした。はじめて家族と離れて、家族の存在の大きさや大切さを大いに感じました。日本では家に帰ったらお母さんがあったかいご飯を準備してくれて、当たり前だった毎日が本当に特別で感謝の気持ちしか出てきません。また、初めて妹を持つことができ、今まで私がしてきたことをホストシスター(妹)がしているのを見て「私はこんなにもわがままで、周りに迷惑をかけていたなんて…」と自分自身について深く考えるようになりました。留学をして自分を知って考え方が少しですが変わった様な気がします。
この2か月での思い出はたくさんあります。ホストファミリーと1番最初に食べた物がハンバーガーでした。「緑がない、茶色い肉の塊しかない、これがアメリカのハンバーガー…これが毎日続いたらどうなるのか…太るしかない」そんなことを思いました。毎日肉だけの生活を1週間過ごし、胃もたれがひどく、肉を見るのも嫌になりました。ですが今はその生活にも慣れてきて少しずつですが胃もたれはしなくなり、肉を見ても抵抗感はなくなりました。
そして2週間がたち、ホストシスターと一緒に家の中でバレーボールをした時、私の打ったボールがテレビに当たって画面が消えてしまい、2人で叫び、何とかしてホストマザーが帰ってくる前に2人で直して、ホストシスターと2人の秘密ができました。あの時は本当に焦りました。その後も馬に乗ったり魚釣りをしたり初めての経験がたくさんできました。その中でも1番の思い出は近くの4つの学校が集まって実施した4日間のFairという小さなイベントでした。そのイベントではanimal showがあり、ウサギ、牛、羊、ヤギとブタの5つの動物のshowとshowmanshipがあり、show rabbitではウサギの形のきれいさ、毛並みなどをチェックして順位を決め、showmanshipではウサギについての知識をどれだけ持っているのか質問され、1番得点の高かった人にチャンピオンベルトが渡されます。私の家族は毎年show rabbitに出場していて、この日のためにうさぎの世話を毎日かかさずしています。私も参加させてもらい出場することができました。残念ながら今年はshow rabbitでは賞が取れませんでしたがSR showmanshipで1番を取ることができました。留学生で初めて賞を取ることができ嬉しかったです。
私は留学をする前、色々な先輩から「辛い」という話はたくさん聞いていましたが「きっとそんなに辛くないだろう。すぐに乗り越えられる。ちょっとの我慢だ」と思っていました。ですが、実際自分が先輩の立場になって一人で日本語の通じない場所に来て、話が通じなくて聞き取れなくて、辛いってこれほどまで辛いのかと感じています。でも何とかして頑張って相手に通じたときの喜びはとても大きいです。どんなに辛くても必ず小さいことでもいいことが必ずあると思って今は少しずつ乗り切れるようになりました。私は悩みをため込んでしまうことがあり、自分でも解決できないことがあります。でもアメリカに来て悩んだら辛かったら思いっきり泣いて自分の心を洗って次のステップに進めばいい。そう思えるようになりました。たった2か月ですがちょっと自分が変われた気がします。
この後の9か月で辛いこと、乗り越えなくてはならない壁がこの2か月以上にたくさん出てくると思います。自分を変えることができるチャンスなんだ、乗り越えれば楽しいことが待ってるんだ、ポジティブに考えて乗り切って留学生活を充実させて、たくさんいろんなことに挑戦して、失敗して、新しい本当の自分を見つけます。