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Hinaのカンザス州-アメリカへの高校生-留学-体験談7ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Hinaのカンザス州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 7ヶ月目

 

   留学当初はレポートを書く度に、もう2か月、3か月が経った…と思っていましたが、留学半分が過ぎた今となっては、実際、あと4か月しかない!と、考えるようになりました。やはり日が過ぎていくにつれ、留学の日々の経過を速く感じるもので、頭では分かっていても、体がついていかない、というような感覚です。

もうすでに留学の3分の2が過ぎ去りました。今月の末には、残りの留学生活100日を切ります。あと1か月もないうちに春休みに到達し、春休みということは学校生活1年の4分の3が終わり、その後は卒業に向けて約2か月の学校生活を送るだけなのです。残された留学生活の中で、私がすべきこと、私がアメリカで終えて帰らなければいけないこと、私にできることで何が残されているか。それは全て自分次第だと、日々実感します。

Hinaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目2月9日、ついにディズニークルーズの4泊5日旅行に行きました!それは、ホストファザーのお母さんが、家族全員をクリスマスプレゼントとして招待したものです。その旅行では、家族みんなでとても楽しく、充実した毎日を送ることができました。ディズニークルーズには本当になんでもあって、飽きる時間がありませんでした。1番感動したものは、ディズニーのオリジナルミュージカルでした。そのミュージカルは物凄い迫力と工夫で、クオリティーがとても高く、完全に圧倒されてしまいました。船が出るフロリダはすごく暖かくて、寒いカンザスとは違う、とても心地の良い気温の中で過ごす5日間でした。

フロリダへ向かう飛行機の中、少し面白い?でも貴重な経験をしました。飛行機では席が決められておらず、家族の近くに座ることができなかったので、私は旦那さんと一緒にいたあるおばさんの隣に座りました。飛行機の中でも、やはりアメリカらしいフレンドリーな雰囲気を過ごし、その隣に座った方と、どこから来たのか、またどこに行くのかという会話をしていて、私が日本からの留学生だと言うことを伝えると、そのおばさんが「私、何年も前に留学生と学校で出会って、すごく仲良くしていたのよ。でももう長い間連絡も取っていなくて、今は彼がどうしているかも分からないわ。」と話していました。私は、興味を持って自分の言いたいことや思っていることを聞いてもらえるのが嬉しくて、アメリカと日本の生活や学校の違いなどについて、彼女に話していました。すると飛行機が離陸する直前、私は彼女から$20手渡されました。私は名前も知らないおばさんからお金を受け取ることなどできないと、1度拒んだのですが、彼女は「あなたにここで貴重な経験ができることを願ってる。少しだけど、これで楽しんでおいで。」と、目に涙ぐんで、それを私の手のひらの中に入れてくれました。初め私は戸惑いましたが、後ほど考えた時に、留学生としての出会いも、また現地の人にとって留学生と出会うことも貴重なことであると知り、また留学生としていることで、何か人に感動を与えることもできるのだと、初めて知ることができました。

Hinaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目今月は学校で、コンピューターを使った授業が進められるため、生徒1人ひとりに専用の MacBook Air が配布され、コンピューターの使い方の説明を受ける特別クラスが1日にかけて行われました。そのクラスでは、普段私が同じクラスを一緒に受けていない、とても仲の良い友達と受けることができて、すごく楽しい時間を過ごすことができました。その MacBook Air を使った授業が行われるに当たって、日本の学校で週に2度や3度ほどしかコンピューターを使う機会がなく、またコンピューターを操作したりすることが得意でない私は、コンピューターを受け取った初めの頃は特に、周りの友達や先生、ホストファミリーに助けてもらってばかりでしたが、1学期にはコンピューターを使わない比較的日本で受けていたものと似た授業、2学期にはコンピューターの上で最新技術を使って進められる授業、2通りの授業システムをアメリカの学校で体験することがてきて、とても良い経験だと感じています。

Hinaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目米国史の授業では、私はスペインからの留学生と、ブラジルからの留学生と一緒にクラスを受けています。留学生として授業に参加することは、自分にとってももちろんためになりますが、クラスの先生や生徒にとっても、海外からの歴史の見方に興味があるとのことで、先生から、またいつか機会を持って意見を伝えて欲しいと言われました。留学生にしかできないこと、それは、世界共通の歴史を、他の国の視点から見る意見と、学校の授業の中で比べることだと知りました。

アメリカの学校では、先生のレクチャーの連続ではなく、生徒が各自で取り組むプロジェクトの授業がとても多いです。特に英語の授業では、そのプロジェクトをクラスでプレゼンテーションとして発表することも少なくありません。テストも、大きなものが学期ごとに行われ、小さいテストは1か月に一回ほど行われますが、そういったプロジェクトを通して授業の内容の主旨を掴み、エッセイなどで回答するものが多いです。なので内容をしっかり把握して理解していなければ、テストは難しくなります。

今月初めには、先月読み始めた英語の授業からの本をクラスで読み終え、私もそれと同時に読み終えることができました!それは、私にとって素晴らしい経験です。英語での読書に、話を理解しながらついていけたのです。もっと早くから色々な本に興味を持って、めげずに読んでいれば、もっと早くリーディング力の自分の可能性に気づけていたかもしれません。英語の本を読むことは、留学中にももちろんですが、帰国してからも私の課題になると思うので、続けていきたいです。

Hinaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目今月やっと、この学校の生徒は、留学生は留学生、ここの生徒はここの生徒だと、認識できるようになったように感じます。数日前、比較的私もよく発言をする演劇のクラスで、クラスにいるある男の子に「え、留学生だったの?!今年この学校に入ってきたフレッシュマン(アメリカでの9年生、日本では中学3年生にあたる)かと思ってた!」と言われ、この学校に馴染めているんだと嬉しく思いながらも、やはりほとんどのアメリカ人の生徒は大人っぽく見えるのと対比し、アジア人は幼く見られるんだなぁと実感しました。笑

私は、今でも実はアメリカ人同士での会話を聞くたびに、私もこんな風に話せたら…と思うことがよくあります。言いたいことが伝わらないということはなくなったものの、なかなか大勢のアメリカ人たちに混ざって会話を楽しむ、ということができません。なぜかと言うと、アメリカにいるからということはあまり関係なく、特に人の意見を優先して聞こうとするくせのある私は、アメリカ人の発言力にいつも圧倒され、言いたいことを言うタイミングを見つけられないからです。そんな私は、2人や、多くて3人くらいの友達と時間を過ごすのが大好きです。1か月以内には春休みも始まるので、そのために友達たちといくつもの予定を立てていて、楽しみなことがたくさん待っています。

アメリカの学校では、毎日7時間、同じスケジュールの授業を受けます。日本の学校の、いくつも必須科目が決められて毎日違うスケジュールを、週ごとに受ける形の授業とは違って、ここでは学期の中で最高7つの科目しか学べないということです。学校生活が毎日同じように流れるので、退屈だと感じることも正直あります。しかし学校では、特定の友達とはさらに交友関係も深まっていっているので、学校へ行くことは苦ではなく、むしろ楽しいです。

サッカー部のためのコンディショニングにも順調に参加でき、3月から春のスポーツが始まるため、トレーニングだけでなく、本格的な練習が開始されます。でも今月は特に忙しい時間を過ごした1か月だと感じます。旅行に行った分、授業に追いつくために、また米国史から少し多すぎるというくらいの宿題が出されたりと、今までこんなに勉強したことない!というくらい勉強に追われる日々が続きました。しかし先生や友達からのサポートもあり、なんとかやり切った、というような感じです。とても宿題に追われて忙しいとき、こんなに留学生って大変なんだ…と改めて思い知り、でもそれに伴って絶対に成果も出る、また英語力の上達に繋がると信じて、頑張ることができています。

2月20日には、ホームカミングがありました。というより、ホームカミングが行われる予定でした。最高学年の生徒、また私にとっても最後のホームカミングのダンスが、延期されることもなく、雪のせいでキャンセルされてしまいました。ホームカミングは通常通り行われ、バスケットボールの試合があり、ホームカミングキングとクイーンが生徒の投票の上で決められ、いつも通り盛り上がるものとなりました。しかしその後の、盛り上がるダンスパーティーがなくなってしまい、友達と一緒にすでに学校でダンスの時間が来るのを待っていた私は、友達の家に行って映画を見、お泊りさせてもらいました。9月にあった今年第一回目のホームカミングから、もう学校生活での、後半の同じ時期にいるんだと思うと本当に早く感じます。

私はこの立場に立って今、帰国の日を思い、アメリカにいるのだと言うことをまた改めて実感し、複雑な気持ちです。友達と鏡の前に立って、アメリカ人の友達の横にいる自分の姿を見た時、本当に"私"はここに、アメリカにいるんだと、今だに不思議に思う自分がいます。日本の高校に入学する前、約2年前なんかは、一切留学に行こうなど頭の隅にもなかった私でしたが、今私は実際、長い間訪れることを夢見ていたアメリカにいて、また長い間憧れていた英語を話すことさえできるのです。留学が、どれだけ私を大きく変えて、成長させてくれているのかなど、言葉では表現できません。

しかし今までの留学期間の自分を振り返ってみると、留学生としてすべきことがしっかりできているのか、時々不安になります。自分が思い描いていた"留学生"になることは想像以上に遥かに難しいと思い知ったからです。辛い時や英語面でつまずいた時などに、つい他の留学生と比べようとする自分もたまに出てきてしまいます。しかしある時私は気がつきました。"こうでなきゃいけない留学生"なんて、いないのです。つまり、自分らしい留学を自分で作り上げていければ良いということです。私はなんでも完璧にしようと必死になって、自分の知らないうちに、自分で自分に与えたプレッシャーに押し潰されかけていました。もちろん自分のできるベストを尽くし、一生懸命になることは、後から後悔しないひとつの鍵だと思います。留学生としての責任は負いながら、でもやはり自分らしく楽しく過ごすことが、留学を通してとても大切なことだと思います。それがそれぞれの留学を、自分らしい留学にさせるからです。「留学は"人生の中の1年"ではなく、"1年の中の人生"」、その言葉に、すごく納得させられる1か月でした。

 

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