Hinataのニューメキシコ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 2ヶ月目
はじめまして!2018〜2019年にかけて2ヶ月に1回レポートを書かせていただきます、Hinataです。拙い文章にはなりますがニューメキシコ州アルバカーキでの私の留学生活をたくさんお伝えしていきたいと思っているのでよろしくお願いします!
ナイアガラの滝。レインコート意味なかったです。
まず、7/22から2週間、オハイオ州でアジア人(日本・タイ・中国・韓国・ベトナム)だけの現地研修がありました。私達がお世話になる寮に着いたのは22時を過ぎていて私はすぐに寝たのですが、3時頃に私のルームメイトの子が到着してその物音で目が覚めました。。ルームメイトはタイ人の女の子です。コミュニケーションはもちろん英語なので私は上手く会話が出来なかったのですがなんとか身振り手振りを加えて自己紹介やお土産を渡したりしました。
この事前研修では通常の日は午前中にチーム別に授業をしたり(と言ってもゲームなどのアクティビティが中心)みんなでダンスや寸劇をして、午後にはスポーツの時間やフリータイムがありました。休日にはショッピングやビーチ、ナイアガラの滝へ遠足に行ったりと、とにかく盛りだくさんでとっても楽しかったです!
事前研修のグループメンバー。本当に楽しかった!大好き!
この研修で沢山の友達ができ、また既に文化の違いを学ぶことが出来ました。私はこんなに低い自分の英語力でやっていけるのかと来る前は本当に心配していましたが、この研修に限っては日本人が半数を占めていたこと、そしてみんながとても優しいという面に助けられ心の底から楽しむことができました。でも英語力が低くてもやっていけるのはここまでだということを現地の学校が始まってから目の当たりにしました…がその話はまた後で。
みんなとお別れという前日、国別のカントリースキットがありました。日本はお寿司ができるまでの寸劇と、相撲、二人羽織、恋するフォーチュンクッキーのダンス(他国の人も曲を知っていたので。)、名前を漢字で書いてプレゼントをしました!人数が多いのもありますが個人的には日本の時が一番盛り上がったのではないかなと思っています(笑)
そして、とうとうホストファミリーとの対面の時!緊張してあんまり覚えていないですが会った瞬間、5歳のホストシスターが私のところまで来てハグしてくれたのはしっかりと覚えています。その後も車に行く時までずっと手を繋いでくれました。
私は人見知りがすごくてなかなか素の自分を出せずにいたのですが、たまたまコーディネーターが同じで、この留学団体でもかなり仲良くさせてもらっているAyaka さんが私のことをコーディネーターに話していたようで、コーディネーターに「ここはあなたの家なんだからありのままの自分を出していいんだよ。あなたはもっとクレイジーって聞いてるよ(笑)」と言われてそのおかげ(?)もあり、それからはホストファミリーとも打ち解けられるようになりました。
学校はホストファミリー宅に着いた1週間後から始まりました。私はここで大失態を犯すのですがそれは初日からの寝坊です…6時30分頃にスクールバスが出発するのですが私はなんとその5分前に起きました。私は人生で初めて朝支度を3分で終わらせるという偉業(?)を成し遂げ、なんとかスクールバスに乗ることができました。
学校についてですが、私の通っている学校はアルバカーキで初めて出来たという伝統ある学校で生徒数は1800人ほどです。そしてなんといっても校舎がとても広いです!移動時間が7分ほどしかないのに端から端への移動がありロッカーやトイレに行くタイミングを計算しないと間に合わなくなってしまいます。しかしこれは他の留学生や先輩方も言っていたのでアメリカでは常識なのだなと違いを感じています。
授業についてですが、私は必須科目としてEnglish 、Algebra2、Physics、US history、自由選択としてPhotography、Mexican Folk dance、PE を取っています。群を抜いて難しいのはUS history とPhysics です。US history は日本でも学んでいなかったし、用語が多く何を言っているのかちんぷんかんぷんで、DVDを見てそれを要約して授業中に提出するという課題がよく出るのですが、字幕もないし早いしテーマもイマイチ分かっていないしで提出できず評価が落ちてしまいました。このままではダメだと思いDVDを借りて家でも観ましたがやっぱり理解できず、仕方なしに同じテーマをインターネットで調べてノート7枚ほど書いて先生に謝罪と事の詳細を説明したら「こんなに書いて来ると思わなかった、あなたはすごいよ!」と逆に褒められました。
皆さんに伝えたいことはもちろん出来ないことがあって当たり前、でもそこで諦めるか他のやり方を探してとりあえずやってみるかということです。「自分は留学生だし、できないんだからしょうがない」と諦めきってもただ自分の成績が悪くなり「この生徒はやる気がないんだな」と先生に思われるだけで何も良いことはありません。こちらでは日本に来る留学生と違い、自分からSOSを出さない限り先生も現地の生徒と同じような対応で進めていきます。逆にこちらから質問したり助けを求めると先生方も親身になって話を聞いてくれます。なので自分から行動を起こすことが大切だと感じました。
そしてPhysics は日本でも勉強していましたが私の一番の苦手教科ということと日本と内容が違うということ、専門用語があって分からないというところが大変です。。しかし担当の先生は毎回英語で書かれたプリントと日本語で書かれたプリント(でもかなり変な訳で解読が難しい)を渡してくださるので両方を駆使してなんとかついていっているという感じです。
Algebra 2は内容は中学生でやった内容なので計算はクラスで一番早くに終わりますが文章題になると少々手こずります。あと答えを言葉で書かなくてはいけない場合がかなり大変です。
自由選択は私の学校は授業の種類が多く何を取るかとても悩みましたが、留学したら絶対に取ると決めていたPhotography、せっかくメキシコに近く、メキシコの文化も学べる環境で新しいことに挑戦したいということからMexican Folk Danceそして食生活の変化に少しでも抗いたいという希望を込めたPEを選びました(笑)。これらは難しくはないので友達作りに重点を置いています。
学校の友達。なんのイベントだったのか今でも分かってません 。
しかし先ほども述べたように、私は極度の人見知りでしかも英語が話せないということでなかなか友達が作れません。初日は胃が口から出てくるんじゃないかというほど緊張しながら1日を過ごしました。そんな中、1クラスに1人は話せる人を作るということを第一目標に、席の近い子やグループ活動の時に自分から話しかけるように努力しました。逆に言うと、話しかけてくれる人はほとんどというより全くいません。また、私はなかなかグループで盛り上がっているところに話しかけるという勇気がなかったので一人でいる子に話しかけていたのですが、それはあまりオススメしません。なぜならグループでいる子の方が相手は素の明るいテンションで話してくれるのでそちらの方が格段に会話が弾みます。もちろん一人でも明るい子はいますが、一対一で話すことになるのですぐに話のネタが尽きるし英語が聞き取ってもらえないと会話がうまく進みません。なので皆さんがもし同じ状況になったら私の二の舞にならないようにあと少し勇気を出してグループに話しかけるといいと思います!
ホストシスター。本当に可愛くて大好きな妹たちです!
ここでやっとホストファミリーとの生活ですが、家族構成は29歳のfather、25歳のmother 、8歳と5歳のsisters 、3匹の犬です。Father はグアテマラ出身でmother はメキシコ系アメリカ人です。なので私はどちらかというとメキシコの文化を中心に学ばせてもらっています。そして毎週のようにパーティーがあります。こちらに到着した日も着いてすぐ誕生日パーティーに行きました。ファミリーの親戚が集まるパーティーでは親戚のほとんどがスペイン語を話すのでhola (Hi)とgracias(Thank you)しか分からない私はひたすら食べて飲んでいるだけですがメキシコの料理はとっても美味しく、ちびっ子たちと遊んで楽しい時間を過ごしています。メキシコ料理は合わない人もいるらしいですが私は家族から、「本当はメキシコ人なんじゃないの?(笑)」と言われるくらい美味しく食べることが出来ています。ただ唯一の難点は辛いものだらけというところです。辛いものが大の苦手な私ですがこちらに来てからは食べざるを得ない状況ということで食べていたら段々と克服してきています(笑)
また旅行が大好きなファミリーなので私は既に2つの別の州に連れていってもらえました!日々新しいことを発見して毎日がとても新鮮です。
Dadは強面ではじめは怖い印象だったけれど、いつもジョークを言ってくるし本当は面白くて優しくて家族が大好きな素敵な人です。Momは年齢が近いということもあり、お母さんのようなお姉さんのような不思議な関係ですが、日本にとても興味を持ってくれていて趣味も合うので一番話していると思います。8歳のSisterは妹がいるからか、自分が同じ年齢だった時より大人びている印象ですが妹がいないときはとっても甘えてきてくれるのがとても嬉しいです。5歳のSisterは甘えん坊で何をするにも私の名前を呼んでくれます。犬は途中で1匹いなくなり(理由は分からない)その代わりに、いなくなった犬の妹を飼うことになりました。その新しい犬の名前はKatana(刀)です。初めはTako(生き物のタコ)やYakuza(ヤクザ)になりそうだったのでまだマシだったかなと思っています(笑)
ホストシスターとおじいちゃんとmotherの従姉妹の子供たち。テキサス州に泊まりで遊びに行った時。
また、テキサス州に住んでいるmotherの従姉妹の家族とかなり仲が良くて旅行も一緒に行きました。従姉妹の子供は9歳と7歳の男の子で私が遊んでるのか遊ばれてるのかわからないくらいやんちゃですがとっても懐いてくれていてすごく楽しいです。私は下の兄妹がいなく、弟か妹が欲しいとずっと思っていたのでこの環境が本当に最高です。
私が何より嬉しかったのはその従姉妹が「Hinataのような子だったら日本人の留学生受け入れてみたい」と言ってくれたことです。その言葉は留学生として本当に嬉しい言葉で改めて留学生は国を代表しているのだなと認識しました。
@ワシントンD.C. 何人かで写真撮ってたらみんながどんどん入ってきた結果です。
ホストファミリー宅に着いて1ヶ月と少し経った9/15〜18にとうとう待ちに待ったワシントンD.C.でのオリエンテーションがありました!日本人や事前研修で仲良くなったアジア人にやっと会うことが出来るということで2週間くらい前から既にそわそわし始めていましたが、いざその日が来ると気付いたらもう最終日という感じで本当にあっという間でした。みんなに会えてそれぞれの近況を聞くことが出来たし、日本語だからこその他愛のない話をたくさんできたり、久しぶりに会えた嬉しさからいつまでも会話が尽きませんでした。
今までワシントンD.C.でみんなに会えるから頑張ろうと思って乗り越えてきたこともあるくらい楽しみにしていましたが、これを最後に会えなくなってしまう友達もいるのでいろいろな感情が入り混じって終始胸のざわつきが止まりませんでした。しかしみんなもそれぞれの場所で頑張っているということを改めて感じることができ、私も一日一日を無駄にしないで過ごそうと決意を新たにできました。
学校が始まり1ヶ月近く経っていますが正直まだ猫を被っているというか素の自分を出せておらずせっかくできた友達ともまだ距離を感じることが多いです。今回のオリエンテーションや、(いけないと分かっていても)SNSで他の留学生の楽しそうな話や様子を見てしまうと、(ダメだと分かっていても)自分の状況と比べてしまうしそれをしてしまって落ち込む時もあります。でもみんなの頑張っている姿を見ることで「自分も頑張らなきゃ」とやる気にも繋げることができているので、みんなに助けられているなと日々感じています。長いと思っていた留学生活が既に2ヶ月近く終わってしまい時間の流れの早さをひしひしと感じています。少ない時間を無駄にしないためにももっともっとSNS離れをして悩んでいる暇があったら行動に起こせるようこれからたくさん努力していきたいです。
今の現状として学校生活は上手くいかないことが多いですがホストファミリーとの生活はとても充実しています。移動や授業の雰囲気にも慣れてきたのでもっと他の人に話しかけられるようにすることが今後の目標です!
2ヶ月に一回じゃ足りないと思うほど書きたいことが多すぎてまとまらず長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました!次回は11月に書かせていただきます!!