Izumiのニューメキシコ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 10ヶ月目
学校も終わり、夏休みに入りました。今月は、卒業式、期末テスト、終業など「終了」がメインの行事が多くて、とても寂しい月でした。Manzano high schoolで過ごした1年間、最初は驚きととまどいの連続でした。たくさんしんどい思いもしたし、冷たい人は本当に冷たいし、学校が嫌いになったこともありました。でもそんな時いつも支えてくれたのは、学校の友達、先生でした。友達がなかなか出来ないと相談すると親身になってアドバイスをくれた友達、わからないところを質問しにいくといつも丁寧に教えてくださった先生、この人達がいなかったら、支えてくれなかったら、私はこの1年をこの学校で過ごすことは出来なかったと思います。お別れの時は、みんなが I'm gonna miss youと口々に言ってくれて、「この子とはこんなことがあったな」とか「あの時は本当におもしろかったな」とか今までの色んな思い出がよみがえってきて、胸が張り裂けそうでした。夏休みに入った今、毎朝起きると学校を思い出して、寂しくて、泣きそうになります。それほどManzano high schoolでの生活は充実していました。この学校に通えたこと、たくさんの出会いに感謝しています。
☆彡5月4日 One thousand origami cranes
1月にEnglishの授業で佐々木禎子さんの千羽鶴の話を通して平和学習をしました。その授 業で私の英語の先生が千羽鶴が欲しいといっていたのを思い出して、少し早めのお別れのプ レゼントとして、千羽鶴を作って、先生にプレゼントしました。1000羽だったら、数日で作れるかなと思って、あまり深くは考えず、作りはじめたのですが、これが想像以上に大変で何度も心が折れかけました。そんなときはいつも「Englishの先生にはすごくお世話になったから、何がなんでも作ってやる!」と自分を奮い立たせて、何とか作り上げることが出来ま した。当日、千羽鶴を渡したときの先生の嬉しそうな顔が今でも忘れられません。後日、先生からお礼の手紙をもらいました。そこには「千羽鶴を手に入れることは私の夢だったの! 夢を叶えてくれてありがとう!」と書かれてあり、プレゼントしたこっちまですごく嬉しくなりました。作るのはすごく大変でしたが、先生にすごく喜んでもらえたので、頑張って作って良かったです。
☆彡5月16日 MHS Graduation
この日は学校の卒業式でした。私は合唱隊として卒業式に参加しました。留学前からアメリカの卒業式は是非ともこの目でしっかり見ておきたい!と思っていたので、合唱隊として卒業式に参加できると知ったときはとても興奮しました。アメリカの卒業式といえば、ガウンとキャップ。憧れですよね。私も着たかった… 式の内容は日本とそんなに変わりませんが、日本では、ひとつひとつの動きをきっちり合わせて、厳かに式が行われるのに対して、アメリカでは、パーティーみたいな雰囲気で本当に自由でした。Hat tossといって、キャップを式の最後に一斉に投げるという儀式があり、それを見たときは感動で鳥肌がたちました。卒業式の後は、写真を撮ったり、Seniorの友達に食事に誘ってもらったので、一緒にご飯を食べました。とっても素敵な卒業式でした。
☆彡5月26日 The last day of school
ついにこの日がやってきてしまいました。 学校最終日は全く最終日という感じがしなくて、明日も学校があるようなそんな感じでした。最終日は先生全員にお別れのプレゼントと手紙をもって、お別れをしに行きました。た くさんの先生方に「Izumiは本当に頑張り屋さんで、真面目で、あなたが私の生徒で本当によかった」といっていただけて、涙が出てきました。お別れをしたのは先生方だけではありません。 大好きな友達にもお別れをしました。涙が止まらなくて、本当に本当に悲しかった。もう1 年この学校で過ごせたらいいのにと何度も思いました。みんなに「また会いにくるね」と約束してお別れをしました。この学校にくることが出来て、本当に良かった。全ての出会いと思い出と…どんなに歳を重ねても鮮明に覚えているだろうと確信しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。