Kotaroのオハイオ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 7ヶ月目
異常なくらい暖かい2月も過ぎ去り3月に差し掛かろうとしています。果てには雪もほとんど降らず、もう既にジャケットが必要ないほどの暖かさになってきています。また冬のスポーツがすべて終わり春のスポーツが徐々に始まっているのを見ると、もう春が来たんだなと感じます。僕のアメリカ交換留学も残すところ3か月半となってしまいました。短いようでアメリカに来てみると日々色々なことを感じ考え... あっという間に時が過ぎて行きます。
僕の学校では2月に入ってすぐ素晴らしいイベントが開催されました。数年前から生徒の発案によって毎年開催されているという「Project Unify」。学校の全校集会の一貫として行われ、障害者の生徒たちがバスケ部の子たちと一緒に学校のスタッフ・先生をバスケの試合で倒すというもの。この日に合わせて生徒は全校集会に参加する為のチケット(1人約50円)、そしてみんなで赤いTシャツを買い(当日にみんな着る)準備を進めます。これらの利益はもちろん全て障害者の慈善団体に贈られます。そしてもちろん先生たちは本気ではありませんが、生徒のみんなは障害者の子たちがポイントを入れる度に大はしゃぎ。逆に先生たちがポイントを入れるとブーイングの嵐。たった45分でしたが、素晴らしい全校集会となり僕にとっても一生忘れられない思い出となりました。Unifyという言葉には一体化する・まとまりにするという意味があります。ここアメリカでは障害者の子たちも他のみんなと同じ学校に通います。受けられる科目は他の子と一緒に受け、難しい場合は別途で個別に受ける。このような仕組みは本当に素晴らしいと思いました。日本ではまず障害者の子と他の子が同じ学校に通うことも、一緒に授業を受けることもありません。彼らは特別支援学校に行かなければならず、受けられる授業も他の子と受けることが出来ないのです。Classify(分類)するのではなく、Unify(一体化)する。僕はこの様に他の人たちと少し違う状況にある人々が同じように生活できるアメリカをすごく羨ましく思い、日本もぜひ見習うべきだと思いました。
また待ちに待ったテニスシーズン(春スポーツ)が来週から始まります。例年より暖冬なため、既に僕は学校のコーチと外で練習を再開。とても気持ちよく2月下旬とは到底思えない天気です。今週ミーティングがあり、来週から練習。雪や雨が降らないことは祈りながら、テニスにも励みたいと思います。
残り3カ月半しかない留学生活。最後まで悔いのないように1日1日を大切にして、胸を張って日本に帰れるようにしたいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。これからも読んで頂けると幸いです。