Louisのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 2ヶ月目
Hi guys! 2019年から2020年にかけて隔月レポーターを務めさせていただきます、高校1年生のLouisです。このレポートを読んでくださる皆さんにとって、できるだけ有用で興味深い情報を発信していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
まずは自己紹介を兼ねて、僕が留学をすることにした理由を簡単に紹介したいと思います。僕が留学をすることにしたのは、ズバリ「より完璧なグローバル人材」へ近づくためです。欧米の解放感溢れるカルチャーに対する憧れと、母がフランス人で、グローバル人材育成で有名な学校に在学しているという環境から、自ずと「自分はグローバル人材になるんだ」という自覚は早い段階で持っていました。ただ、このご時世では英語がある程度できて当たり前。エリートなグローバル人材になるためには、もっと高水準の英語力に加え、異文化への適応力、コミュニケーション力等が必要だと考え、父のプッシュもあり、留学を決意しました。15歳から16歳にかけてという若い時期にこのような機会が得られるのはとても有難いことですし、出費(父によれば「投資」とのことですが)してくれた両親と祖父には感謝してもしきれないです! 「留学体験談」から大分話が逸れてしまっているので、そちらの方に話を戻したいと思います。7月21日に成田空港を出発して最初に向かった場所はオハイオ州のクリーヴランド、2週間にわたって行われる事前研修(”Smooth landing program”)に参加するためです。このプログラムには、アジア(日本、中国、韓国、タイ)からFLAGを使ってアメリカに来た留学生を対象にしたもので、寮生活をしながら英語やアメリカの高校に関する授業を受けたり、様々なアクティビティを通して留学生活に必要な力を磨く、という内容になっていました。
最初に滞在先のAndrews Osborne Academyに到着した時は、ルームメイトはどんな人なんだろうとか、スタッフの人たちはいい人たちかな、など期待と不安が入り混じった状態でした。その日は到着が夜遅かったのでルームメイトとの対面はできなかったのですが、翌日初めて対面し、ルームメイトに関する不安は吹き飛びました。彼はジョン(ニックネーム)と言って、男子唯一の韓国人でした。カナダに在住経験があるらしく、英語がとても流暢で、BritishとAmericanアクセントの使い分けも上手にできます。彼曰く、Britishアクセントの方が紳士でいい、僕は英国紳士のようにありたい、とのことなので、半分フランス人の僕は英国紳士なんて反吐が出るという風に返しました笑。こんな具合でジョークを飛ばしつつ、日韓の政治とか、シリアスな話題についても2人で話したりしました。彼とは本当にいい友達になれたので、キャンプの後別れるのが辛いなぁと思っていたら、なんと彼の滞在先が僕と同じ町。これを知ったときはかなり喜んだ記憶があります。また、スタッフの人たちは本当に開放的で、かつ生徒のこともしっかりケアしてくれるとてもいい人たちでした。2週間の間は勉強ばかりなのかな、と思っていたら、スポーツの時間や、ウォルマートやダウンタウンでのアクティビティ、クリーヴランド観光やビーチなど、授業以外の時間がたくさんありましたし、授業もただ皆で簡単なディスカッションをしたり、親睦を深めるゲームをしたりと、「勉強」という感じではありませんでした。
この2週間はとても楽しく、友達もたくさん作れて、英語にも慣れることができたという意味でとても充実していましたし、一生の思い出になるような2週間になったので、是非行くことをおすすめします。ただ、この研修で英語力が劇的に伸びるかと言われると、人にはよりますが、そこまでではないような気がします。僕の場合はこの研修は元の英語力で万事乗り切れたので、そこまで成長した、という実感はありませんでした。この研修期間中に英語を伸ばしたいと考えている人は、自分から積極的に人にアプローチをして、色々な話をしてみることをおススメします。
さあ文字数はすでに1600字を優に超えていますが、僕の体験談はまだ2週間分です、もうしばらくお付き合いのほどよろしくお願いします笑。事前研修を終えた8月3日、遂にインディアナでホストファミリーとの対面を果たしました!僕のホストファミリーはシングルマザーのJeri, 息子の Elijahの二人という少人数の家庭です。彼らの生活は典型的なインディアナの白人という感じです。家はこじんまりとしていますが、庭はそれなりに広く、犬と猫を2匹ずつ飼っています。Jeriは僕の行っている高校でHealthを教えるとともに、インディアナ州のチャンピオンチームでバレーボールのコーチをしています。とても陽気な性格で、僕の学校の生徒の中でも評判がいいです。ElijahはゲームとNBAが好きなFreshmanで、僕と寝室をシェアしています。
字数の関係もあるのでホストファミリーの紹介はこれくらいにして、学校の話に移りたいと思います。僕の行っているDaleville high schoolは、7th gradeからseniorまで、合計500人という小規模な学校なのにも関わらず、なんと交換留学生が9人もいます。なので特に留学生が珍しい訳ではなく、自分からアクションを取らなくては友達ができないという状況でした。でも、皆話しかけたらとてもフレンドリーに対応してくれるので、案外簡単に友達をたくさん作れました。今は気軽に話しかけられる友達が40人くらいいます。授業は1日に7教科(+自習時間)とることができ、僕はPhysical science, Weight lifting, French 2, Algebra 2 honors, 10th grade English, Computer Science, US historyの授業を取っています。Physical Scienceは日本でやったことをそのままやっているので簡単です。Weight Liftingのクラスは筋トレのクラスで、毎日指定されたメニューをジムでこなします。筋トレをしながらする友達との会話も楽しいです。このクラスの後に約20分ほど自習時間のようなものがあり、基本的に宿題をするのですが、宿題がないときは基本的に遊んでいます。次のFrench 2のクラスは、留学中にフランス語を忘れないように取ったのですが、思ったよりもかなりレベルが低いです。授業の半分は課題をしたりする時間に充てられているのですが、その時間は近くの席のスペイン人とアメリカ人の友達とそれぞれの言語を教えあったりしています。続いて午前最後の授業、Algebra 2 honorsです。Honorsというのは特進クラスのようなものだと解釈してください。特進クラスと言ってもやはりレベルはそこまで高くないので、いつもAlgebraの課題を終わらせた後に、他の科目の宿題をしたり、日本から持参した数Bや数Vの勉強をしたりしています。Algebraの授業が終わると、腹ペコな僕は急ぎ足でカフェテリアに向かいます。カフェテリアのメニューは予想外に美味しいです。(日本ではありえないくらい不味いと聞かされていました。)サラダバーもあるので、野菜不足にならないように必ず大量にサラダを食べるようにしています。Lunchが終わると、Englishのクラスに向かいます。今はシェイクスピアの小説を読んでいるのですが、それはいわば古典英語なので、原文は現地校生徒もあまり理解できていません。なので、皆で話を読み進めながら区切りのいいところで先生が話を止め、小説の内容を説明してくれます。基本はそれだけで十分理解できますが、たまに理解できなかったり、あやふやだったりすることもあるので、そういう時は先生か友達に聞くようにしています。次は僕が一番好きなComputer Scienceのクラスです。このクラスではプログラミングを習っているのですが、これもまた通常の課題だけでは物足りないので、先生が僕やタイ人のクラスメイトなどに特別に課題を用意してくれることも多々あります。最後の授業はUS. Historyで、これもまた僕のお気に入りのクラスです。もともと歴史は好きですし、先生もとても陽気で四六時中ジョークを飛ばしています。(たまに急にスイッチが入ってトランプがいかに世界とアメリカにとって悪影響かを30分くらい語ることもありますが (笑))宿題も多分この教科が一番多いですが、今のところは全然困らない程度の量です。実際にアメリカのクラスに入って感じたことは2つあります。1つは、おそらく僕の学校が珍しいのだと思いますが、ディスカッション形式の授業が非常に少ないというかほぼないです。もう1つは、宿題の量が予想より遥かに少ないこと。つまり、学校生活が(今のところは)ものすごい楽なんです。最初の方は「ラッキー」とか思ってましたが、これでは折角アメリカに来たというのにたいして成長ができないのではないかという危機感、焦りが最近はあります。なので、1学期の間に様子を見て、現状が変わらなかったら、2学期はもっと難易度の高いクラスをとってみたいと思っています。
放課後のアクティビティは、バスケ部に入っています。僕は中学の時からずっとバスケ部なので、バスケ部以外の選択肢は最初から頭になかったです。バスケのシーズンはウィンター(冬)で、11−12月にかけて始まるのですが、僕の学校では新学期の最初からオープンジムという形で練習が始まりました。最初はチームメイトと馴染めるかどうかすごく不安でしたが、結局それは杞憂でした。今ではチームメイトほぼ全員と打ち解けることができました。バスケ部は僕にとって一番居心地のいい場所になっています。アメリカの主要な部活(アメフト、バスケ、野球、バレー、チア、サッカーなど)は基本的にVarsity と JVという2つのチームに分かれており、解釈としては前者が1軍、後者が2軍です。僕は1軍の方でプレーする気満々だったのですが、インディアナ州の体育協会の留学生に関するルール(詳細は省きます)が僕に適用されて、僕は今のホストファミリーの家にステイしている限り、2軍でしかプレーできないことになりました。バスケは僕にとって留学生活のモチベーションを維持できる一つの要素だったので最初はそれがすごく辛くて、ホストファミリーと話してホストチェンジも要求しました。(FLAGに却下されました。)でも、コーチに「1軍の選手たちを刺激して彼らの成長を助ける」という役割を頂いて、練習の方もずっと1軍の方でやらせて頂いているので、徐々にそのショックは薄れていきました。
本当はワシントンD.Cでの研修、休日の過ごし方、アメリカにきてできた悩みなど取り扱いたいトピックはまだまだあるのですが、長くなりすぎてしまうので今回はここまでにさせていただきます。アメリカに来て2か月が経ち、日本語が随分と拙くなってしまった次第でまとまりのない文章となってしまいましたが、そこは大目に見てくださると幸いです。その分英語が上達していると信じたいですがはたしてどうなのか、、、笑。
次回の投稿は11月になります、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
まずは自己紹介を兼ねて、僕が留学をすることにした理由を簡単に紹介したいと思います。僕が留学をすることにしたのは、ズバリ「より完璧なグローバル人材」へ近づくためです。欧米の解放感溢れるカルチャーに対する憧れと、母がフランス人で、グローバル人材育成で有名な学校に在学しているという環境から、自ずと「自分はグローバル人材になるんだ」という自覚は早い段階で持っていました。ただ、このご時世では英語がある程度できて当たり前。エリートなグローバル人材になるためには、もっと高水準の英語力に加え、異文化への適応力、コミュニケーション力等が必要だと考え、父のプッシュもあり、留学を決意しました。15歳から16歳にかけてという若い時期にこのような機会が得られるのはとても有難いことですし、出費(父によれば「投資」とのことですが)してくれた両親と祖父には感謝してもしきれないです! 「留学体験談」から大分話が逸れてしまっているので、そちらの方に話を戻したいと思います。7月21日に成田空港を出発して最初に向かった場所はオハイオ州のクリーヴランド、2週間にわたって行われる事前研修(”Smooth landing program”)に参加するためです。このプログラムには、アジア(日本、中国、韓国、タイ)からFLAGを使ってアメリカに来た留学生を対象にしたもので、寮生活をしながら英語やアメリカの高校に関する授業を受けたり、様々なアクティビティを通して留学生活に必要な力を磨く、という内容になっていました。
字数の関係もあるのでホストファミリーの紹介はこれくらいにして、学校の話に移りたいと思います。僕の行っているDaleville high schoolは、7th gradeからseniorまで、合計500人という小規模な学校なのにも関わらず、なんと交換留学生が9人もいます。なので特に留学生が珍しい訳ではなく、自分からアクションを取らなくては友達ができないという状況でした。でも、皆話しかけたらとてもフレンドリーに対応してくれるので、案外簡単に友達をたくさん作れました。今は気軽に話しかけられる友達が40人くらいいます。授業は1日に7教科(+自習時間)とることができ、僕はPhysical science, Weight lifting, French 2, Algebra 2 honors, 10th grade English, Computer Science, US historyの授業を取っています。Physical Scienceは日本でやったことをそのままやっているので簡単です。Weight Liftingのクラスは筋トレのクラスで、毎日指定されたメニューをジムでこなします。筋トレをしながらする友達との会話も楽しいです。このクラスの後に約20分ほど自習時間のようなものがあり、基本的に宿題をするのですが、宿題がないときは基本的に遊んでいます。次のFrench 2のクラスは、留学中にフランス語を忘れないように取ったのですが、思ったよりもかなりレベルが低いです。授業の半分は課題をしたりする時間に充てられているのですが、その時間は近くの席のスペイン人とアメリカ人の友達とそれぞれの言語を教えあったりしています。続いて午前最後の授業、Algebra 2 honorsです。Honorsというのは特進クラスのようなものだと解釈してください。特進クラスと言ってもやはりレベルはそこまで高くないので、いつもAlgebraの課題を終わらせた後に、他の科目の宿題をしたり、日本から持参した数Bや数Vの勉強をしたりしています。Algebraの授業が終わると、腹ペコな僕は急ぎ足でカフェテリアに向かいます。カフェテリアのメニューは予想外に美味しいです。(日本ではありえないくらい不味いと聞かされていました。)サラダバーもあるので、野菜不足にならないように必ず大量にサラダを食べるようにしています。Lunchが終わると、Englishのクラスに向かいます。今はシェイクスピアの小説を読んでいるのですが、それはいわば古典英語なので、原文は現地校生徒もあまり理解できていません。なので、皆で話を読み進めながら区切りのいいところで先生が話を止め、小説の内容を説明してくれます。基本はそれだけで十分理解できますが、たまに理解できなかったり、あやふやだったりすることもあるので、そういう時は先生か友達に聞くようにしています。次は僕が一番好きなComputer Scienceのクラスです。このクラスではプログラミングを習っているのですが、これもまた通常の課題だけでは物足りないので、先生が僕やタイ人のクラスメイトなどに特別に課題を用意してくれることも多々あります。最後の授業はUS. Historyで、これもまた僕のお気に入りのクラスです。もともと歴史は好きですし、先生もとても陽気で四六時中ジョークを飛ばしています。(たまに急にスイッチが入ってトランプがいかに世界とアメリカにとって悪影響かを30分くらい語ることもありますが (笑))宿題も多分この教科が一番多いですが、今のところは全然困らない程度の量です。実際にアメリカのクラスに入って感じたことは2つあります。1つは、おそらく僕の学校が珍しいのだと思いますが、ディスカッション形式の授業が非常に少ないというかほぼないです。もう1つは、宿題の量が予想より遥かに少ないこと。つまり、学校生活が(今のところは)ものすごい楽なんです。最初の方は「ラッキー」とか思ってましたが、これでは折角アメリカに来たというのにたいして成長ができないのではないかという危機感、焦りが最近はあります。なので、1学期の間に様子を見て、現状が変わらなかったら、2学期はもっと難易度の高いクラスをとってみたいと思っています。
放課後のアクティビティは、バスケ部に入っています。僕は中学の時からずっとバスケ部なので、バスケ部以外の選択肢は最初から頭になかったです。バスケのシーズンはウィンター(冬)で、11−12月にかけて始まるのですが、僕の学校では新学期の最初からオープンジムという形で練習が始まりました。最初はチームメイトと馴染めるかどうかすごく不安でしたが、結局それは杞憂でした。今ではチームメイトほぼ全員と打ち解けることができました。バスケ部は僕にとって一番居心地のいい場所になっています。アメリカの主要な部活(アメフト、バスケ、野球、バレー、チア、サッカーなど)は基本的にVarsity と JVという2つのチームに分かれており、解釈としては前者が1軍、後者が2軍です。僕は1軍の方でプレーする気満々だったのですが、インディアナ州の体育協会の留学生に関するルール(詳細は省きます)が僕に適用されて、僕は今のホストファミリーの家にステイしている限り、2軍でしかプレーできないことになりました。バスケは僕にとって留学生活のモチベーションを維持できる一つの要素だったので最初はそれがすごく辛くて、ホストファミリーと話してホストチェンジも要求しました。(FLAGに却下されました。)でも、コーチに「1軍の選手たちを刺激して彼らの成長を助ける」という役割を頂いて、練習の方もずっと1軍の方でやらせて頂いているので、徐々にそのショックは薄れていきました。
本当はワシントンD.Cでの研修、休日の過ごし方、アメリカにきてできた悩みなど取り扱いたいトピックはまだまだあるのですが、長くなりすぎてしまうので今回はここまでにさせていただきます。アメリカに来て2か月が経ち、日本語が随分と拙くなってしまった次第でまとまりのない文章となってしまいましたが、そこは大目に見てくださると幸いです。その分英語が上達していると信じたいですがはたしてどうなのか、、、笑。
次回の投稿は11月になります、最後までお付き合いいただきありがとうございました。