Louisのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 4ヶ月目
Sup guys, インディアナ州に留学中のLouisです!前回のレポートを読んでくれた皆さん、冒頭の僕の挨拶が変わっているのに気づかれましたましたか?挨拶というのは、どんな言語においてもとても重要なものです。コミュニケーションを始めるきっかけになるからです。ただ一口に挨拶と言っても、それには様々な種類がありますよね。色々な挨拶をシチュエーションによって使い分けられるようになっておくことは、その言語を話すときに絶対に役に立ちます。ということで、これから毎回、レポートの最初にこういった形で僕が選んだ「使える挨拶」を紹介したいと思います。今回の挨拶は、“Sup!”です。本来は“What’s up!”という挨拶なのですが、“Want to”が“Wanna”となるように、口頭で話すときに発音が短くなったものをそのまま文字に起こした感じです。“How are you?”のカジュアルなバージョンですね。仲のいい友達に対して「よお!」みたいな感じで使うことをおススメします。
さて、今回のレポートはまず、前回書ききれなかったワシントン研修から...といきたいところでしたが、ワシントン研修に関しては他の留学生のレポートで情報が共有されていることと、他にシェアしたいことがたくさんあるので、割愛させていただきます。
気を取り直して、今回はまず気候の話からしたいと思います。インディアナ州について少し調べて頂ければ分かると思うのですが、ここはかなり緯度が高く、真冬は例年とんでもなく寒くなります。今年も例外ではなく、ハロウィーンの日に初雪が降ったかと思うと、次週には積もるほどの量の雪が降り、朝の気温が氷点下なのも当たり前という感じです。今年は10月の中旬に急に気温が下がって、風邪をひく人も多かったです。(僕もそのうちの一人)そして、インディアナは内陸に位置しているためとても乾燥しています。留学先が内陸地の方々はこのことも頭に入れて準備をしておくことをおすすめします。僕の場合はリップクリームを重宝しています。
気候の話でチラッと触れましたが、アメリカの秋のビッグイベントといえばハロウィーンですよね!日本では最近渋谷のハロウィーンが問題視されていますが、本場アメリカのハロウィーンの様子はどうかというと、いたって平和です。まあ東京の中心部とインディアナの田舎町を比べるのもおかしいですが。ただ単に子ども達が仮装を楽しみ、Trick or Treatをしているだけで、いい大人が仮装をして酔った状態で車をひっくり返す、なんてことはありませんでした。僕自身は、バスケのチームのメンバーでコミュニティーの子ども達にお菓子を配布をしました。小さい町なのにかなり多くの子どもたちが訪れてくれて、仮装も多種多様なものを見れて興味深かったです。このイベントを通じて、アメリカの田舎のコミュニティの結束力がいかに強いか、ということをを体感できました。
ハロウィーンが終わって1,2週間もすると周りはどんどんクリスマス色に染まっていきます。ですが、アメリカではクリスマスの前にもビッグイベントがあるんです。それが、Thanksgiving、すなわち感謝祭。日本やフランスではあまり馴染みがないものなんですが、アメリカで出来た友達が感謝祭がいかに素晴らしいか長々と語られたので(要約すると「飯が美味い」)、意外と楽しみにしています。Thanksgivingは11月下旬にあるので、今回のレポートには間に合いませんが、次回のレポートでしっかり内容をお伝えできればと思います。
これらのイベントに比べたら少し地味なんですが、僕の中では他にも印象に残ったものが一つあります。11月11日、退役軍人の日(Veterans day)です。ポッキーの日じゃありません。この日は多くの学校などで退役軍人を労うセレモニーが行われます。無礼を承知で言いますが、正直このセレモニーは、アメリカの元軍人達に対して何の思い入れもない僕にとっては退屈極まりなかったです。しかし、現地の生徒たちの態度からは、自国のために戦った元軍人達への多大な尊敬の念を感じることができました。日本ではとても経験できないものだと思います。このセレモニーの何日か後に、ひょんなことからバスケのコーチとちょっとした議論をしました。議論のテーマはざっくり言うと「アメリカが中国に越されることはありえるのか」というものでした。1時間に迫るほど長い間議論は続きましたが、この時間は、いつ振り返ってもとても濃密な時間だったと思えます。アメリカ人の愛国心の強さを肌で感じ、さらに「アメリカ・ファースト」を掲げたトランプ大統領及びポピュリズムの台頭を理解できるいい機会でした。トランプに対する反発の強い海岸の都市部のセレモニーの雰囲気も感じてみて、インディアナと比較できたらさらに興味深かったと思います。
さて、話はガラッと変わりますが、文際交流協会の留学生には、アメリカ出発当日のオリエンテーションで全員に沢山の紙が入ったファイルが渡されます。その中にある紙で、なかなか興味深いものがありました。「留学生とホストファミリーの感情の変化」という題名で、文字通り留学生とホストファミリーの感情の変化をグラフで現したものです。このグラフによると、留学3か月目(だいたい10月くらい)で留学生の感情が最悪の状態になるようです。説明に目を向けると、カルチャーショック、ホームシック、自己嫌悪などの要因が重なった結果がこういったものになるようです。実際、僕の同期もこれに当てはまる人が多く見受けられ、「このグラフ案外正しいんだなぁ」と感心させられましたが、幸い僕はストレスフリーな日々を過ごせています。ストレスフリーどころか、日本よりも普段の生活を楽しめているとも感じており、先日他の留学生の「あと半年頑張れば帰れる!」という内容の投稿を見かけて、「あと半年で帰らなければならないのか」と何とも寂しい気持ちになり、同じ学校に通っているブラジル人の友達から、「私は来年もここに残るよ」と聞いたときは、「自分もそれができたらどんなにいいか」と思いました。なぜ僕がこれほどまでにアメリカの生活に馴染めたのか、少し考えてみた結果、2つ思い浮かぶ点がありました。なので、それらの点に従って、このレポートを読んでくださっている未来の留学生の方々にアドバイスを送りたいと思います。
次に「語学力」。これがある程度備わっているのといないのでは、留学生活がガラッと変わってしまうほど不可欠なものだと個人的には思います。人とのコミュニケーションがうまく取れないのは本当にストレスがかかるからです。自分の知り合いの日本人には、アメリカに来て既に4か月が経ちながら、滅茶苦茶な文法の英語を使う人も多く、コミュニケーションがスムーズにとれずに現地生にからかわれたり(しかもそれに気づかない場合もある)、友達もほとんどいないというような人もいます。それでは何しにわざわざアメリカにやってきたのか。「異文化交流」があくまで真の目的ということは重々承知ですが、英語ができないなら互いの国の文化、政治、経済などについて果たしてどうやって意見を交わしたりできるのか。オブラートに包まず言わせて頂きますが、「語学はそこまで大事じゃない」という台詞は英語ができて初めて口にできるものだと思います、できずにそれを言っているならそれは英語ができない自分への言い訳です。日本にいる間に最低限の文法と語彙を習得し、足りない分は1年間ある留学生活の序盤で頑張って補う。これで残りの留学生活は大分楽になります。
最後まで読んでくださりありがとうございます、次回の投稿は2月頭になります。感謝祭やクリスマス、バスケットボールシーズンなど、書きたいことが盛りだくさんの2か月になるはずなので、ぜひまた読みにきてくださいね!ではでは👋
さて、今回のレポートはまず、前回書ききれなかったワシントン研修から...といきたいところでしたが、ワシントン研修に関しては他の留学生のレポートで情報が共有されていることと、他にシェアしたいことがたくさんあるので、割愛させていただきます。
気を取り直して、今回はまず気候の話からしたいと思います。インディアナ州について少し調べて頂ければ分かると思うのですが、ここはかなり緯度が高く、真冬は例年とんでもなく寒くなります。今年も例外ではなく、ハロウィーンの日に初雪が降ったかと思うと、次週には積もるほどの量の雪が降り、朝の気温が氷点下なのも当たり前という感じです。今年は10月の中旬に急に気温が下がって、風邪をひく人も多かったです。(僕もそのうちの一人)そして、インディアナは内陸に位置しているためとても乾燥しています。留学先が内陸地の方々はこのことも頭に入れて準備をしておくことをおすすめします。僕の場合はリップクリームを重宝しています。
ハロウィーンが終わって1,2週間もすると周りはどんどんクリスマス色に染まっていきます。ですが、アメリカではクリスマスの前にもビッグイベントがあるんです。それが、Thanksgiving、すなわち感謝祭。日本やフランスではあまり馴染みがないものなんですが、アメリカで出来た友達が感謝祭がいかに素晴らしいか長々と語られたので(要約すると「飯が美味い」)、意外と楽しみにしています。Thanksgivingは11月下旬にあるので、今回のレポートには間に合いませんが、次回のレポートでしっかり内容をお伝えできればと思います。
これらのイベントに比べたら少し地味なんですが、僕の中では他にも印象に残ったものが一つあります。11月11日、退役軍人の日(Veterans day)です。ポッキーの日じゃありません。この日は多くの学校などで退役軍人を労うセレモニーが行われます。無礼を承知で言いますが、正直このセレモニーは、アメリカの元軍人達に対して何の思い入れもない僕にとっては退屈極まりなかったです。しかし、現地の生徒たちの態度からは、自国のために戦った元軍人達への多大な尊敬の念を感じることができました。日本ではとても経験できないものだと思います。このセレモニーの何日か後に、ひょんなことからバスケのコーチとちょっとした議論をしました。議論のテーマはざっくり言うと「アメリカが中国に越されることはありえるのか」というものでした。1時間に迫るほど長い間議論は続きましたが、この時間は、いつ振り返ってもとても濃密な時間だったと思えます。アメリカ人の愛国心の強さを肌で感じ、さらに「アメリカ・ファースト」を掲げたトランプ大統領及びポピュリズムの台頭を理解できるいい機会でした。トランプに対する反発の強い海岸の都市部のセレモニーの雰囲気も感じてみて、インディアナと比較できたらさらに興味深かったと思います。
さて、話はガラッと変わりますが、文際交流協会の留学生には、アメリカ出発当日のオリエンテーションで全員に沢山の紙が入ったファイルが渡されます。その中にある紙で、なかなか興味深いものがありました。「留学生とホストファミリーの感情の変化」という題名で、文字通り留学生とホストファミリーの感情の変化をグラフで現したものです。このグラフによると、留学3か月目(だいたい10月くらい)で留学生の感情が最悪の状態になるようです。説明に目を向けると、カルチャーショック、ホームシック、自己嫌悪などの要因が重なった結果がこういったものになるようです。実際、僕の同期もこれに当てはまる人が多く見受けられ、「このグラフ案外正しいんだなぁ」と感心させられましたが、幸い僕はストレスフリーな日々を過ごせています。ストレスフリーどころか、日本よりも普段の生活を楽しめているとも感じており、先日他の留学生の「あと半年頑張れば帰れる!」という内容の投稿を見かけて、「あと半年で帰らなければならないのか」と何とも寂しい気持ちになり、同じ学校に通っているブラジル人の友達から、「私は来年もここに残るよ」と聞いたときは、「自分もそれができたらどんなにいいか」と思いました。なぜ僕がこれほどまでにアメリカの生活に馴染めたのか、少し考えてみた結果、2つ思い浮かぶ点がありました。なので、それらの点に従って、このレポートを読んでくださっている未来の留学生の方々にアドバイスを送りたいと思います。
まずは、留学中にあった不幸を、留学のせいにしないということ。例えば、留学中に立て続けに何か大切な物を失くしてしまったとしましょう。一部の留学生は、これを「留学に来てから悪いことしか起きてない!」と、留学中の不幸を留学と関連付けてしまいます。たしかに多くの留学生は留学中に色々とストレスを溜めてしまうので、それに不幸が重なると精神が参ってしまっている可能性が高いということも考えれば、留学と不幸を関連づけてしまうのも理解はできます。ただそんな時は日本にいた時のことを思い出してください。誰しもが日本にいた時も嫌なこと、不幸な目に遭ったことがあったと思います。不幸な目に遭うのはいつだってたまたまで、何もそれが留学期間中に続いたとしても、それを留学そのものと関連付けるのはお門違いです。変に日本にいた頃を美化しないことが留学生活を楽しくするコツです。
次に「語学力」。これがある程度備わっているのといないのでは、留学生活がガラッと変わってしまうほど不可欠なものだと個人的には思います。人とのコミュニケーションがうまく取れないのは本当にストレスがかかるからです。自分の知り合いの日本人には、アメリカに来て既に4か月が経ちながら、滅茶苦茶な文法の英語を使う人も多く、コミュニケーションがスムーズにとれずに現地生にからかわれたり(しかもそれに気づかない場合もある)、友達もほとんどいないというような人もいます。それでは何しにわざわざアメリカにやってきたのか。「異文化交流」があくまで真の目的ということは重々承知ですが、英語ができないなら互いの国の文化、政治、経済などについて果たしてどうやって意見を交わしたりできるのか。オブラートに包まず言わせて頂きますが、「語学はそこまで大事じゃない」という台詞は英語ができて初めて口にできるものだと思います、できずにそれを言っているならそれは英語ができない自分への言い訳です。日本にいる間に最低限の文法と語彙を習得し、足りない分は1年間ある留学生活の序盤で頑張って補う。これで残りの留学生活は大分楽になります。
最後まで読んでくださりありがとうございます、次回の投稿は2月頭になります。感謝祭やクリスマス、バスケットボールシーズンなど、書きたいことが盛りだくさんの2か月になるはずなので、ぜひまた読みにきてくださいね!ではでは👋