Marikoのミシガン州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 10ヶ月目
みなさんお久しぶりです。6月の頭に無事帰国しました!日本に帰ってきた時の第一印象は湿気でした(笑)。今回は最後ということで前回のレポートからの出来事もそうですが、留学全体を通して感じたことをお伝えしたいです。
卒業式自体はただただいろんな人の話を聞くという感じだったので、何かがすごい楽しいみたいなことはありませんでしたが、その後のパーティーがものすごく楽しかったです!私の学校では卒業式の後に保護者たちが企画してくれたパーティーに参加することができ、なんと徹夜でみんなと遊べるのです!似顔絵を描いてもらったり、飛び回っているお金を制限時間内にできるだけ多くとるゲームで遊んだり、外にあるタコスタンドでタコスを食べたりと盛りだくさんな夜でした。友達は1個下の学年の子が多かったので行くか最初は迷っていたのですが、予想を超えてくる楽しさがあり、本当に思い切って行ってきてよかったです。
もう1つすごくいい思い出になったのが帰国する前日にほぼ徹夜で一緒にゲームをしたことです。私は留学に行く前まではスイッチもDSも触ったことすらないくらいゲームとは無縁だったのですが、ホストブラザーが新しいスイッチを買い、古いのを使わせてもらえるようになってからものすごくハマってしまいました。なかでも星のカービィの3Dバージョンがすごい気に入って、暇になるたびに遊んでいました。しかし最後の最後のレベルがクリアできず、最後の夜になって姉にプレイヤー1になってもらい、一緒にクリアしました。その姉はゲーム好きなので最後に一緒に姉の好きなゲームができてなんか嬉しかったです。
空港に向かう前の最後の犬との時間人間の家族とも貴重な時間を過ごせたのですが、私は帰国が近づくに連れて1番充実した時間を一緒に過ごしたいと思ったのは犬たちとの時間です。少し皆さんにはこの感覚が分かりにくいかもしれませんし、留学前の私も帰国間近の自分が多分犬との時間を最優先に考えていたと聞いたらだいぶ驚くと思います。しかし、アメリカでは本当にペットも大事な家族で、もうペットという枠を超えてどちらかというと兄弟に近い存在になっています。さらに日本に帰っても人間とはコミュニケーションが取れるものの犬とは取れないので、帰るまでの1ヶ月くらいは今までにないくらい犬たちを甘やかしていました。ただの動物好きなのかもしれませんが、私はこの犬も家族というアメリカの文化が大好きです。
私の留学していた地域だけの話なのかもしれませんが、アメリカではプロの方に家族写真を撮ってもらい、それを家に置いておくという文化があるらしいです。私のホストファミリーは過去に何人もの留学生をホストしていたので留学生が来るたびに家族写真を撮り直すみたいで、私も一緒に撮らせていただきました。プロにとってもらう家族写真に参加できたというのは「もうほんとに私もこの家族の一員なのだな」と改めて感じさせられるきっかけでした。
1番それを感じたのが学校です。まず当たり前ですが頭がピンクな人はいないわけじゃないですか(1人だけ前髪赤くなっていた友達もいましたが)。日本にいる方には当たり前な感覚だと思うのですが、私は日本の学校だと髪は染めないということをだいぶ忘れていました。さらに授業中におやつを食べてはいけないと気づいた時も同じようなショックを受けました。留学に行く前からどっちも知っていたはずなのに、10ヶ月の間にアメリカ色にその部分の感覚が完全に塗り替えられていました。あと、日本人の方がせっかちな人が多いなというのも帰ってきてからの勝手な印象です。別にどっちの方が良いとかいうわけではないのですが、日本に帰ってきてからの方がアメリカの文化の特徴を捉えられている感じがします。
私たちのように(BIEEから派遣され)留学10ヶ月をやり遂げた人のことをSA(Survived Angels)と呼ぶのですが、10ヶ月surviveしてきたら本当に成長するので皆さんも頑張ってください!
卒業
卒業式後の記念写真私はまだ高校2年生なので高校を卒業する年齢ではないのですが、私の通っていた現地校はたまたま留学生を全員Senior(高3)に入れていたため、アメリカの卒業式を経験することができました。実はちょっとした憧れを抱いていたキャップとガウンを着て参加しました。卒業式は大きなフットボールフィールド、たくさんの人がスタンドを埋める中行いました。外での卒業式はとても開放的で狭い体育館などでやるよりも雰囲気があってよかったです。日本ではみんなが制服ですが、アメリカの卒業式では黒いガウンの下の服をみんながそれぞれ自由に選べるのでドレスを選ぶ作業も楽しかったです。卒業式自体はただただいろんな人の話を聞くという感じだったので、何かがすごい楽しいみたいなことはありませんでしたが、その後のパーティーがものすごく楽しかったです!私の学校では卒業式の後に保護者たちが企画してくれたパーティーに参加することができ、なんと徹夜でみんなと遊べるのです!似顔絵を描いてもらったり、飛び回っているお金を制限時間内にできるだけ多くとるゲームで遊んだり、外にあるタコスタンドでタコスを食べたりと盛りだくさんな夜でした。友達は1個下の学年の子が多かったので行くか最初は迷っていたのですが、予想を超えてくる楽しさがあり、本当に思い切って行ってきてよかったです。
家族の時間
過去の体験記を読んでくれた方は知っていると思うのですが、ホストシスターのうち1人は大学の2学期を友達の家で受けていたので、会う回数がものすごく減ってしまいました。しかし、最後の何週間かでその一緒に過ごせなかった期間がなかったように思えるくらい、充実した時間を過ごせたと思います。その姉とは何個か印象に残っているイベント(?)があるのですが、1つは一緒に髪を染めに行ったことです。姉は20歳になったし、しばらく興味があったから染めたいと思っていて、私も留学に行って現地校のすごい色の髪の毛の子などを見るたびに自分も髪の毛なんかいじりたいなと思っていたので一緒に行くことにしました(結果的に私は髪色をいじるのが留学の最後の方になってしまったのですが、これは日本の学校の校則的にもやりたいと思っている人はもっと早めにやることがおすすめです)。特に髪の毛をやってもらっている間にたくさん喋ったというわけでもないのですが、お互いにとって髪を染めるというのはだいぶ思い切った決断だったので、それを一緒にやったこと自体がbondingになったと思います。もう1つすごくいい思い出になったのが帰国する前日にほぼ徹夜で一緒にゲームをしたことです。私は留学に行く前まではスイッチもDSも触ったことすらないくらいゲームとは無縁だったのですが、ホストブラザーが新しいスイッチを買い、古いのを使わせてもらえるようになってからものすごくハマってしまいました。なかでも星のカービィの3Dバージョンがすごい気に入って、暇になるたびに遊んでいました。しかし最後の最後のレベルがクリアできず、最後の夜になって姉にプレイヤー1になってもらい、一緒にクリアしました。その姉はゲーム好きなので最後に一緒に姉の好きなゲームができてなんか嬉しかったです。
空港に向かう前の最後の犬との時間人間の家族とも貴重な時間を過ごせたのですが、私は帰国が近づくに連れて1番充実した時間を一緒に過ごしたいと思ったのは犬たちとの時間です。少し皆さんにはこの感覚が分かりにくいかもしれませんし、留学前の私も帰国間近の自分が多分犬との時間を最優先に考えていたと聞いたらだいぶ驚くと思います。しかし、アメリカでは本当にペットも大事な家族で、もうペットという枠を超えてどちらかというと兄弟に近い存在になっています。さらに日本に帰っても人間とはコミュニケーションが取れるものの犬とは取れないので、帰るまでの1ヶ月くらいは今までにないくらい犬たちを甘やかしていました。ただの動物好きなのかもしれませんが、私はこの犬も家族というアメリカの文化が大好きです。
帰国まで1週間…
この時期が1番日本に帰らなければならないことから現実逃避していた気がします。友達と遊びまくったり、家族写真をプロに撮影してもらったり、1番上の姉に本屋さんに連れて行ってもらったりと楽しいことばかりでした。パッキングなど考えたくもなかったので結局前日にほぼ全部やる羽目になりました。でも友達などとの時間を優先してよかったと思います!メキシコ人の友達に本場のメキシカンレストランに連れて行ってもらったり、他の友達とはテイラースイフトの曲を聴きながらfriendship braceletを一緒に作りました。私の留学していた地域だけの話なのかもしれませんが、アメリカではプロの方に家族写真を撮ってもらい、それを家に置いておくという文化があるらしいです。私のホストファミリーは過去に何人もの留学生をホストしていたので留学生が来るたびに家族写真を撮り直すみたいで、私も一緒に撮らせていただきました。プロにとってもらう家族写真に参加できたというのは「もうほんとに私もこの家族の一員なのだな」と改めて感じさせられるきっかけでした。
Friendship Bracelets 友達の連れて行ってくれたメキシカン 家族写真
逆カルチャーショック…?
前からリバースカルチャーショックは感じるものだと言われていたのですが、元から日本の文化にそうとらわれていない私にそれはそこまで当てはまらないのではと思っていました。しかし、アメリカに行くことによって余計マイペースになって帰ってきたので、「そういえば日本ってこんなところだったんだ」って思ったことはありました。1番それを感じたのが学校です。まず当たり前ですが頭がピンクな人はいないわけじゃないですか(1人だけ前髪赤くなっていた友達もいましたが)。日本にいる方には当たり前な感覚だと思うのですが、私は日本の学校だと髪は染めないということをだいぶ忘れていました。さらに授業中におやつを食べてはいけないと気づいた時も同じようなショックを受けました。留学に行く前からどっちも知っていたはずなのに、10ヶ月の間にアメリカ色にその部分の感覚が完全に塗り替えられていました。あと、日本人の方がせっかちな人が多いなというのも帰ってきてからの勝手な印象です。別にどっちの方が良いとかいうわけではないのですが、日本に帰ってきてからの方がアメリカの文化の特徴を捉えられている感じがします。
最後に
このページを読む方はこれから留学をすると決めた人、あるいは留学を検討している人が多いと思うのですが、私が1番そのような人に伝えたいのは「覚悟を持って留学に行ってほしい」ということです。脅したいわけでもないのですが全く違う文化、知らない人の家、知らない人しかいない学校に行くわけですから簡単なわけはありません。自分の中で留学の理想像を捨てたつもりでも知らないところで作り上げてしまっていたり、「え、こんなのは聞いてないよ」と思うことも多数あるはずです。だから図太い覚悟を持って留学を決断してもらいたいです。でもhigh risk high returnと言うように大変だからこそ楽しいことは楽しいし、学べることもたくさんあります。私は留学に行ってよかったと心から思っていますし、ソフトボール、ホストシブリング、面白すぎる先生、一緒にいて楽しすぎる友達、また自分の能力に自信を持たせてくれたアメリカの授業など貴重な出会いや経験は書ききれないほどたくさんありました。私たちのように(BIEEから派遣され)留学10ヶ月をやり遂げた人のことをSA(Survived Angels)と呼ぶのですが、10ヶ月surviveしてきたら本当に成長するので皆さんも頑張ってください!