Mikitoのサウスカロライナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 2ヶ月目
こんにちは!10ヶ月のアメリカ長期留学プログラムに参加している幹人です。奨学生レポーターとして1年間に5回、レポートを書かせていただきます。よろしくお願いします。
現在の生活をお伝えする前に、まずは今に至るまでを書かせていただきます。話は1年以上遡り、去年の夏休み後半。中学3年生だった僕はネットで留学団体について調べ、「自分が団体の提示する条件に当てはまること」「インターネット上の公式Webページでしっかりと情報が得られること」「学校の説明会や国のサイトで紹介があったこと」等の条件で絞った団体の説明会に足を運びました。いろいろ悩んだ結果、BIEEでの留学に挑戦することに決めました。それから、試験を受けに行ったりするのに何度かBIEEにお邪魔しましたが、団体の方々やOB、OGの先輩方と話して過ごした時間は今、アメリカで過ごす日々の糧となっています。研修プログラムや同期の仲間をはじめ、本当にBIEEで留学させてもらうことができて嬉しく思っています。
ゴールデンウィークには4日間かけてのオリエンテーション合宿がありました。そこで同期のメンバーほとんどと初めて顔を合わせ、留学が充実したものになるようにいろいろなことに取り組みました。なかでもOB、OGの先輩方から具体的な経験談などをたくさん聞いて、自分の留学が近づいてきていることを改めて実感しました。4日間みっちり留学に向き合い、不安を残しながらも、期待と興奮で合宿を終えることができました。
オリエンテーション後は予防接種の最終確認や荷作り、ビザ取得など、留学に向けて忙しく準備していました。正直、学校の方で部活の行事や定期テストもあり、留学への意識は強かったとは言えないと思います。友達と一緒にいても、これからしばらくみんなと会えなくなる、ということにあまり実感が湧かないまま中途半端な気持ちでした。もっと上手く気持ちの整理ができていれば、より有意義に時間を過ごせていたのかなと思ってしまいます。
ついに出発当日になり、空港には家族をはじめとして仲の良い友達や先輩も見送りに来てくださいました。ただこの時は、見送りに来てくれた喜び、もうしばらく会えない悲しみ、久々に同期のみんなと会った嬉しさ、家族とも友達とももっといっぱい話したかった寂しさ、飛行機に乗ることのワクワク感、たくさんの荷物や書類に不備がないか焦る気持ち、留学への期待、留学への不安…、いろんな気持ちが混ざって本当に変な気持ちでした。飛行機の中で3人の友達、先輩から受け取った手紙を読んで「あぁ、本当にみんなと離れてしまうんだ」とやっと心から実感して、すごく辛かったです。
アメリカに着いて最初の2週間はオハイオ州、クリーブランドでの事前研修。他のレポーターの子も書いている通り、授業だけでなく、観光やスポーツなどいろいろな活動を通して、アメリカ人の先生方やアジア各国からやってきた留学生と交流しました。とても楽しかったし、実際にホームステイをしている今改めて振り返ると、たくさんのことを学べて本当にありがたかったなと思います。
ナイアガラの滝にも行きました。
ボートに乗ったりもして大迫力でした
◎ウェルカムファミリー
写真はホストマザーと娘さんと
一緒にオースティンを観光した時のもの
事前研修を終えて僕が最初にホームステイをさせていただいたのはテキサス州の小さな町に住んでいるご夫婦のお家。お父さんは昔市長さんだったし、お母さんも町の人みんなに慕われていて、とても人望の厚い優しいご夫婦でした。家もとても素敵で、使わせていただいた広―い個室にはベッドが2つもあるは、バスルームがついてるは、でびっくりしました。庭にある立派なプールを近所の子供達と泳いだり、ゴルフカートに乗せてもらったり、テキサス州の州都であるオースティンにも観光に連れて行ってくれてすごく幸せだったのですが、1年間のホームステイが負担しきれないということで約1週間と短い時間でのお別れになってしまいました。これは最初から決まっていたことで、そもそもウェルカムファミリーという短期間の受け入れ条件だったそうです。けれど、僕が正式に話を聞いたのはホームステイが始まってからだったのでとても驚いたし悲しかったです。
◎現在の生活
写真はホームステイ先のお家。
僕の部屋は写真右側の2階です
そして、ついに今のお家にやってきました。サウスカロライナ州の自然が豊かなところで買い物等も困らない過ごしやすいところです。お家は住宅街にある2階建て。使わせていただいてる個室もすごく快適。ホストファミリーはお母さん、お父さん、3人の兄弟の5人家族。大型犬、小型犬、猫を1匹づつ飼っています。お母さんは僕も通っている学校のスペイン語とドイツ語の先生で、実は事前研修で先生の1人をつとめていらっしゃいました。そこで僕と親しくなり、ウェルカムファミリーのお宅にいた僕をホストしてくださいました。お父さんは仕事で都会に出ているため、週末だけ一緒の家で過ごしています。一番上のお兄さんはちょうど僕がホームステイを始めたのと同時に、大学に通うために一人暮らしを始めました。2番目のお兄さんは学年でいうと1つ年上で、3番目で唯一の弟は1つ年下。2人ともマーチングバンドに入っていて、ホストファミリーと学校のご好意によって僕もマーチングバンドに参加することができました。家族みんな明るくて仲の良い素敵な家庭です。
どこに行っても冷房ガンガンで超快適な学校内の写真です
通っている学校はどうやらアメリカの中でも珍しい仕組みのようでとても面白いです。なんといってもすごく新しい!創立なんと2013年。学校の建物自体もすごく綺麗ですが授業内容も超ハイテク。生徒1人1人にiPadが配られ、教材から宿題から何から何まで全部iPad上です。時間割も特殊でお昼休みがない。慣れるのに時間がかかりましたが、休み時間が1時間以上あることもあったりして楽しいです。授業ごとにクラスメイトが違って最初は緊張しましたが、マーチングバンドの友達など、少しずつ友達も増えてきて、毎日ワクワクしながら楽しく過ごしています。
時間割をわかりやすくしました。ホームルームはありませんが道徳が少し近いかも。
フットボールの試合中の写真。
毎週毎週、応援に行くのを楽しみにしています。
今1番楽しいのはマーチングバンド!最初はわからないことだらけでしたが、まわりの先生や友達に助けてもらいながら頑張っています。今の時期は毎週金曜日にフットボールの試合があるので、そこでパフォーマンス、演奏、応援をしています。正直、フットボールのルールとかは僕だけじゃなくまわりの友達も理解していないようで、試合と関係なく勝手に盛り上がってる感じ…超楽しい…。僕の所属しているマーチングバンドはかなり強い方で、ついこの間あったコンクール的な大会でも優勝して、トロフィーを5つも6つももらいました。僕も最初から最後までパフォーマンスに参加していたのでとても嬉しかったです。
◎ワシントンD.C.
9月16日から19日の間はワシントンD.C.でまたもオリエンテーション研修がありました。事前研修に参加していた留学生の他にも、ブラジルやヨーロッパ各国からの留学生も集まり、約200人と大規模での合宿となりました。今の生活にも慣れ始めた中で留学への姿勢を改めて考えるいい機会になりました。日本からの同期の友達らとも再会し、それぞれの話を聞いていると、本当にそれぞれの環境でみんな頑張っているな、楽しんでいるな、と感じました。全く新しい環境での生活で少なからず心細さ、寂しさを感じていたのでとても元気づけられました。特にわざわざ来てくださっていたOB、OGの先輩お2人には感謝してもしきれません。
4日間一緒に過ごしたルームメイト。
ブラジル、デンマーク、ドイツからの留学生です。
歓呼で訪れたホワイトハウスの様子。
この他にもいくつかの博物館や
Lincoln Memorialなどを見てまわりました。
◎これからに向けて
マーチングバンドのみんなでプールパーティーをしました。みんな大はしゃぎでとても楽しかったです
あと何週間もしないうちにマーチングバンドの大きな大会があり、それに泊まりがけで参加しに行きます。アメリカでの友達との宿泊やマーチングバンドとしての大一番に興奮せざるを得ません。
他にもいくつか行事や予定が決まっていて、中でも1番楽しみなのがディズニーワールドへの旅行!!
留学生向けに予定されていて、なんと今のところ旅行初日が僕の誕生日!!
なんです運命を感じる!!
本当に毎日充実しているし、これから楽しみなこともたくさんあるので、1日1日をもっと幸せに過ごせるようにこれからも頑張りたいです。読みにくい文章だったとは思いますが最後まで読んでいただきありがとうございました。
次のレポートもよろしくお願いします!
事前研修が行われた施設。
とても過ごしやすい気候でした