Mikuのアリゾナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 2ヶ月目
私は今アリゾナ(AZ)州にいます。とても暑いです。もう秋のはずなのですが毎日40度を超えます。
ホストファミリーは7人家族で、ホストママ、ホストパパ、19歳と17歳と10歳のホストシスターと15歳と13歳のホストブラザーがいます。大家族です。19歳のホストシスターは今日本に宣教師として滞在していて、私が日本に帰る頃くらいにアメリカに帰ってくるそうです。今はそのシスターの部屋を使わせてもらっています。とても賑やかでほんとにおもしろい家族です。最初初めて会った時は本当に緊張して、どうしよう、何をしゃべったらいいんだろうって思ってばっかりでした。17歳のシスターは車を持っているのでよくいろんなところに連れて行ってくれます。最初学生が車を運転できるのを知らなくてとても驚いていたら笑われました。皆ソーダが大好きなので毎晩のようにソーダを買いにサークルKにシスターの車で行きます。おかげで5kgも体重が増えました。下のブラザーは本当にいたずら好きで、毎日いろんな人にいたずらを仕掛けては怒られています。あとゲームが大好きでホームワークが終わったらすぐに「スマッシュブラザーズしよう!」って誘ってくれます。うちのシスターとブラザー達はナルトというアニメが大好きで、朝早起きをしてナルトを見てから家を出て、学校から帰ってホームワークが終わったらナルトを見て、金曜日と土曜日なんてナルトを見ながらみんな寝ます。見るテレビの番組が8割型ナルトです。たまにナルトについて議論してるのですが、本当におもしろいです。一度敵の正体をうっかり言いそうになった時は怒られました(笑)。ホストファミリーはモルモン教徒で、毎日朝と夜にご飯を食べる前にお祈りをします。夜はお祈りの前にバイブルを家族で読みます。
金曜日は一番好きな曜日です。なぜなら毎週金曜日は決まってシスターと友達らで映画を見たり、アメフトを見に行ったり、一緒にご飯を作ったり、遊びに行ったりするからです。この前はマカロニチーズとナゲットにワッフルを作りました。本当においしかったです。毎週毎週金曜日が待ちきれません。
週末は教会に行きます。教会に行く人の人数が多いので各家庭それぞれ時間が振り分けられていて私の家は2:00に教会に行きます。1時間お話を聞いたり、お祈りをした後に2時間教会で授業があります。内容は主に家族の大切さや、結婚、宗教についてなどです。正直この授業が宗教の知識がない分、難しくて、少ししんどいです。でも教会の人は本当にやさしい人が多くて、その人たちに会うのはとても楽しみです。授業が終わった後には毎回授業をしてくれた人がお菓子を持ってきてくれるのが1番の楽しみです。
私がホームステイを開始したときもうすでに学校は始まっていました。そのため私は他の子たちより1週間遅れて学校生活を開始しました。学校へは朝シスターの運転する車で向かいます。私がとったクラスはP.E.、English、US history、Digital Media、Art、Algibla2(数学)です。授業は基本プロジェクターを使って行うのですが、プロジェクターが暗かったり、くせ字、筆記体のせいで先生が書いている文字が読めなくてずっと隣の子にノートを見せてもらっています…この学校の子は本当にやさしい子ばかりで、Englishの時の前の席の子は毎回問題を解く時間になると「大丈夫?」と聞いてくれます。P.E.のクラスメートは誰かに何かいいことがあると自分の事のように喜んでくれます。一番好きな教科はArtです。この授業が本当に面白くて、毎日この授業がくるたびワクワクします。毎回毎回知らなかったこと、新しい発見の繰り返しです。偶然にも横の席の子が韓国人で、前の席の子が中国人で、私が日本人で。いつもこの3人で絵を描きます。この前は授業で習ったことを応用して自分で考えた街を描くという課題があったのですが、170点満点中170点とりました!Second SemesterではAP Artをとるつもりです。
Lunchはいつも決まった子と食べます。ほんとにこのLunchのメンバーみんな本当にうるさくてよく言えば賑やかで毎日この時間が楽しみです。机ぎゅうぎゅうになってごはんをたべます。いつも外で食べるのですが、まだこの暑さに慣れてないせいで、30分過ぎたあたりから暑さでばてちゃいます。Lunchの時は大体皆とご飯を食べておしゃべりをするのですが、たまに体育館に行って卓球をしたり、バスケットボールやバレーボールをします。この前はバトミントンをしました。とても楽しかったです。最近日本のお弁当がとても恋しいです…
8月17日から8月21日にFLAGの研修で3泊4日、ワシントンDCに行ってきました。1か月ぶりの日本人の友達との再会は本当にうれしさと安心感でいっぱいでした。研修にはヨーロッパ、南アメリカ、そしてアジアの地域から来た交換留学生と一緒に勉強しました。ヨーロッパ、南アメリカの人たちは本当にずっとテンション高くて、正直まじで圧倒されました。アジア人のテンションが一番落ち着きます。何よりこの研修で一番嬉しかったのがオハイオでの研修の時に出会った人たちにまた会えたことです。休み時間、ご飯の時間、寝る前の時間はずっとしゃべりっぱなしでした。一つの事を話し終えても、これも話したい、あれも話したいってどんどん話したいことがでてくるんです。こんなにしゃべって、思いっきり笑ったのっていつぶりかなってくらいしゃべりました。オハイオでの研修の時にはタイ、中国、ベトナムから留学生が集まっていたのですが、その頃はまだ英語も全然ダメで恥ずかしくって、全然その子たちと喋れなかったのですが、今回の研修では前以上にいっぱい喋れて、もっと仲良くなれて、本当にうれしかったです。特にベトナムの子と仲良くなれて、留学が終わったらベトナムに行く約束と、日本を案内する約束をしました。最終日、皆とお別れするのは本当にさみしかったです。4日間じゃ全然喋り足りなかったです。でも家に帰ったときファミリーがドアの前で出迎えてくれてて、さみしさが吹き飛びました!
この2ヵ月は本当に濃い2ヵ月でした。本当に1日が24時間じゃ足りないんです。みんなが当たり前にすることが人一倍に努力しないとできないというのが一番つらいです。毎回授業のたびに悔しさを覚えます。そして毎日英語の語彙力のなさを痛感させられます。友達が話していることを一回で聞き取れなったり、わかっていてもどうやって返したらいいのかわからなかったり。一昨日Digital Mediaのクラスの時に先生が課題の説明をしていたのですが、聞き取れなかった部分があったので聞きに行ったら、「私はあなたになんて説明すればいいのかわからない」と言われてほっとかれたことがありました。いまだに思い出しても腹立たしいし、今思い出しても悔しいです。でも絶対そんなこと言えないくらいに英語上達させてみせます。
実は私はホームステイを開始する前に一度日本に帰国しました。オハイオ州で2週間過ごす研修先への飛行機の移動中に発作を起こしたため、念には念をということで日本の病院で検査するためです。研修先ではじめて日本に帰ると知らされた時は正直本当にショックでした。2週間でいろいろなことを学び、英語も少し慣れてきて、よしこれからだ、あと3日後にはホームステイ開始だ、ファミリーはどんな人だろう、学校うまくやっていけるかな、と7割がたの期待と3割がたの不安で胸を膨らませていた矢先のことです。本当にそれを聞いたときは焦りと不安と悔しさで涙が止まりませんでした。でもFLAGの方達がずっと励ましてくれて、いろんな方に連絡してくれたり、「もしホストファミリーが受け入れできなくなっても私があなたのホストファミリーになるから大丈夫。」と言ってくれたり、その優しさでまた泣きました。話を聞いて励ましてくれた友達がたくさんいて、私は本当に恵まれているなと痛感しました。日本を出る前、1年間ここに戻ってくることはないんだな、と覚悟をしていたこともあり、帰った時は本当に変な感じでした。そして検査も無事終わり、日本を旅立つ前、少しだけ文際の方とお話をしました。そのとき本当に私はいろいろな方に支えられてるんだなあと改めて感じました。こうして私が今アメリカにいること、勉強できること、こうして今レポートをかけていること、すべて日本の家族、文際の方々、FLAGの方々、日本の学校の先生方そして友達の支えがあるからです。本当に感謝しています。
長々と書きましたが、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。2か月後もっといい報告ができることを願います。それではまた!