Mizukiのミシガン州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目
アメリカに来て随分と時間が経った気がします。さっきホストマザーにも「Mizukiがこの家に来て結構時間が経ったね」と言われて、「そういえばそうだな」と感じたと同時に「アメリカに来て約3ヶ月、よく頑張ったな、自分!と言ってもあと8か月も残ってる…」と思いました。正直、時たま一体全体あとどれだけアメリカにいなきゃならないんだって残りの日にちを数える時だってあります。でも段々と学校が楽しいと思えてきていることが嬉しいです。私の今のホストファミリーはウェルカムファミリーといって、本当のファミリーが決まるまで私とジョージアという国から来たもう一人の留学生を預かってくれています。昨日ローカルコーディネーターが私のpermanent family(留学最後までのファミリー)が決まりそうだって伝えてくれて嬉しいと同時になんだか寂しい、そんな気持ちです。
前回、初回の体験談を書いてから私の中で大きな進歩がありました。それはsleepoverに行ったこと。英語圏の子たちは友達同士でのお泊まり会を”sleepover”と呼びます。兼ねてからの夢だったアメリカでのsleepoverを学校が始まって1ヶ月半で叶えられたことが本当に嬉しかったです。(最低でも6か月かかると思っていたので。)チアリーディングのメンバーで午前4時まで語りつくしました。時々、英語が理解できなくて『???』な時もあったし友達にも『本当に意味わかってる?』って言われたりしたけどみんなが教えてくれたのでなんとかやっていけました。sleepoverでみんなと一段と仲良くなれました。他の日にもsleepoverではないけど友達の家に遊びに行けて徐々に自分がミシガンのこの地に馴染んできているんだなと実感します。
チアリーディングの方はフットボールシーズンが終了間近に迫っているのでチアリーディングも終了間近です。というのも前回説明し忘れていましたが、今のシーズンのチアリーダーは毎週金曜日のフットボールの試合でチアをすることがメインだからです。先週、手首の痛みがやっとましになったのでスタンツ練習を再開しました。でも2ヶ月練習していなかったブランクがあって後から入った留学生の方のスタンツがうまくて少し悔しい思いをしました。でも来週、最後の試合にはスタンツできるように練習頑張ろうってコーチに言われました。
10月7日 homecomingがありました。みんながhomecoming前に『ペパロニ』って何度も言っているので、なんでみんなピザの話してるんだろうって思ってましたが、実際にはpep rallyでした。Pep rallyはhomecomingの日のフットボールゲーム前にみんなでどんちゃん騒ぎをしてとにかく楽しもうっていうイベントです。実際にそこで私たちチアリーダーはパフォーマンスをしました。たった2分半のパフォーマンスに1ヶ月ほど練習して本当に大変でコーチとメンバーが言い合いになったりした分、終わった後はホストマザーが夏休みの時に勧めてくれて、自分がチアリーディングに入ってよかったと心から思いました。正直なところ、自分はバレーボールがしたかったのにとかクロスカントリーだったら早く帰れるのにとかゴルフだったらまだ楽だったかなとか思ったりしたけど、結局今の所チアリーディングとそのメンバーたちが一番です。
ちなみにhomecomingのことをもう少し掘り下げて話すと、女子男子それぞれ10人のクイーンとキング候補が選ばれます。その中で女子1人がクイーン、男子1人がキングに選ばれます。クイーン候補のみんなはドレスアップして本当にきれかったです。ゲームの後はダンスパーティーで夜の11時半までまたどんちゃん騒ぎをしました。
私の学校は『Small School, Big Opportunities』という校訓のようなものを持っている通りかなり小規模な学校です。だからこそ苦労しました。みんながお互いをよく知っていて、はじめはかなりみんなとの間に壁を感じました。はじめは焦るばかり、早くみんなと仲良くならないとって思いながらも話しかける勇気がなかった。焦るのはそれだけじゃありません。他の国から来た留学生、英語が半端なく上手い。ドイツから来た女の子、チアリーディングとおまけに3クラスも授業が同じです。英語も母国語並みに喋ってリーダーシップもすごい子で、当たり前だけど私の方が随分下にいることが悔しいというか本当に焦っていました。そして、そんなことで悩んでいたある日の日記にこう書きました。
―『辛いことが多いからこそちょっとしたことに100倍の嬉しさを感じる。例えば、1人でいる時に友達が話しかけてくれる時。』—
—『他の留学生を見て焦る時がある。他の子と仲よさそうにしていたり、自分よりも英語喋ったり。でも今の自分にはできないと一旦認めて、じきにできるようになると思ったら楽になる。自分は自分のペースでいい。』—
留学が終わるまでに全校生徒と話しをする。こんな目標をつい先日たてました。8か月後の自分は果たしてこの目標を達成できているのか、まあプレッシャーを感じず自分は自分のペースで。