Moeのオランダへの高校生-留学-体験談 8ヶ月目
Hoi! オランダ留学中のMoeです!時が経つのも早い者でオランダに渡ってから7ヶ月ほど経ってしまいました。まだオランダに来たばっかりのような気分ですがあと2ヶ月で帰国なので一日一日を大切に生活していきたいです。今回の留学レポートでは、夏休みにしたこととオランダの文化・国民性に触れた体験談を話していきたいと思います!
同じ家にホームステイしていたAnaがブラジルに帰り、ホストマザーとの2人暮らしになりました。特に生活に変わったことはなかったですが、飼い犬のサシャも亡くなってしまったのでとても家が静かになってしまいました(泣)。Anaが帰国した日にホストマザーの友達の家に行きました。その家には小さい子供(9歳と5歳)が2人いて、自分の妹と遊んでいるようで楽しかったです。2人は私にかなり懐いてくれて、特に上の子は私に向けて絵を書いてプレゼントしてくれてとても可愛く嬉しかったですJ
他には、学校の友達とその家族と一緒にロッテルダムへ2泊3日のお出かけをしました。ロッテルダムに行くのは2回目だったのですが初めて行くところばかりでとても楽しかったです。日本にあるチームラボのような美術館に行ったのですが、映像がとても綺麗で迫力があり、没入感がすごかったです。見ていると気持ち悪くなるような映像もありましたがとても楽しかったです!
ホストマザーとは私がホームステイしている街デンボッシュのボートツアーに参加したりもしました。街の中を流れる運河を通って街の歴史や建造物を見て回りました。かなり狭い道も多く、かがみながら建物の下を行くのはスリルがあって楽しかったです。私はあまり背が高くないので特に大変ではなかったですが、オランダ人は世界一身長が高いと言われるほど背が高い人が多く、ホストマザーを含めみんな大変そうにかがんでいました。
次に観光です。本当にたくさんのところに行きました。ビッグベンをはじめに、タワーオブロンドンや大英博物館など有名な観光地はほぼ回った気がします。大英博物館ではまさかのハプニングがありました。ホストマザーは外で待機、グランマと私で博物館の中に入りました。「順番に回っていこう!」と意気込んで博物館を歩き始めて10分ほど経った時、お客さん全員がスタッフに誘導されて裏口から全員出されてしまったのです(泣)。急な出来事だったので何がおきたのかみんなわからない様子でした。裏口から出されてすぐにTwitter(X)を見ると…なんと大英博物館の目の前で人が刺されたというニュースが!!!海外旅行でまさか傷害事件に間接的にですが巻き込まれるなんて思っていなかったのでかなり衝撃的でした。また、かなり長い時間並んだのに1フロアも見きれなかったのでとても残念でしょうがなかったです(泣)。犯人はすぐに捕まったみたいなので安心でしたが、パトカーや警察がたくさんいるのを見るとやはり怖かったです(泣)。大英博物館はまたいつかトライしたいと思います!
私の中でのもう1つの一大イベントはロンドンハリーポッターツアー。ロンドンの街中を歩きながらハリーポッターとゆかりのある場所を回っていくというものでした。私もホストマザーも大のハリーポッター好きなので、大興奮しながらウォークツアーに参加しました。ハリー達が魔法省に入るシーンで使われた通りや建物、漏れ鍋として使われたお店、呪いの子のミュージカルをやっている会場など様々なところを回りました。ツアーガイドさんもとても気さくで話しかけやすかったのでとても楽しかったです。私とホストマザーのハリポタめぐりはこれでは終わらずキングス・クロス駅へ行って9と4分の3番線が再現された場所で写真を取ったり、ハリポタの公式グッズがたくさん売っているショップを回ったりしました。私はヘドウィグの小さいキーホルダーを買い、通学バックに付けています。この旅行で特に大変だったのはイギリス英語との戦いです(笑)。イギリス出身のVtuberの配信を見たり、IELTsの勉強はしていたのである程度イギリス英語には慣れていると思っていたのですが、現地では聞き取りにかなり苦戦しました。rとtの発音がやはり特徴的で、中にはtを全く発音しない人などもいたので、発音についてかなり勉強になりました。これを機にイギリス英語もより深く触れていきたいと思っています。また、イギリス英語とアメリカ英語の違いで典型的なクッキーとビスケットは、頭の中ではわかっているつもりでもいざ話そうとなると混乱しました(笑)。こういう英語の知識も付けていきたいです。
夏休み後半はプチ旅行をしました。上で書いたホストマザーの友達夫婦とその娘ちゃんたちが休暇を過ごしているベルギーに行ったり、ホストシスターの友達がドイツに帰省していたのでその実家を訪れたりしました。ベルギーでもドイツでものんびり過ごすことができてリラックスできました。
最後に夏休み最後のビックイベントはコロナにかかったことです!!ホストマザーが先にかかり私も感染してしまいました(泣)。今までかかったことなかったので「このままかからず最強人間でいよう」と思っていたのですが悔しいです。オランダではコロナはほぼインフルや風邪と同じ扱いで、自宅療養をしなくてはいけないわけではないです。ですが、やはりかかるのは厄介なので咳が出ている間は家から出ないという感じです。幸いにも喉は腫れても痛くなく咳も出ましたが症状は軽かったです。「これが不幸中の幸いというものか〜」と思いました(笑)。
今は学校も再開して元気に学校生活を送っています。最初は慣れなかった往復40キロの自転車通学も音楽を聞きながらだとあっという間に感じるようになりました。最近は、人のあまり通らない畑の横道を走るときに擬似1人カラオケをするのにハマっています。たまに人が通って気まずい思いをするのが難点です(笑)。
オランダは「自由」や「寛容性」を大切にする国です。個性や意見を尊重するため自分というものを表現しやすい環境です。良い意味でも悪い意味でも他人に興味がないとも言えますが、窮屈な思いをすることはなく差別も見かけません。自由の国オランダと言われるだけあり、オランダでは安楽死、同性婚、大麻、売春など他の国では違法や認められていないものが合法または許容されています。特に、オランダは世界で初めて同性婚を認めた国であり「性の多様性」には特に寛容です。毎年アムステルダムで行われるゲイパレードや、LGBTの尊厳と社会運動を象徴する虹色の旗が街中に飾られていたり、その旗を模した横断歩道が各地ににあったりと性的マイノリティーへの多様性を認めることの重要性を身近に感じることができます。
私もこの留学期間中にオランダ人の性の多様性に対する寛容性に実際に触れる体験をしました。私はいつも学校では6人ほどのグループで過ごしています。ある日突然、1人の子から「自分はトランスジェンダーで、これからはHe/Himで呼んでほしい。そして名前も男の子用のFinnという名前に変える」とグループチャットに送られてきました。その子は生物学的には女の子で、性自認は男の子だということです。日本では経験してこなかった出来事で少し困惑してしまいました。しかし、他の友達はすぐに「これからもよろしく」、「教えてくれてありがとう。知ることができてよかった」など寛容に彼を受け入れていました。その現場を目の当たりにして、オランダの性の多様性に対する自由度に感銘を受けました。ちなみに、私の身近にいるトランスジェンダーは彼1人ではなくホストシスターの友達にも何人かいます。このようなマイノリティーの方々が差別を受けずのびのびと暮らせている環境はとても良いものだと感じています。
ただ、寛容性や自由が悪い方向に働くこともなくはないです(笑)。日本と比べてしまうと緩いところもあり、配達が日付通りに来なかったり、電車の遅延が多かったり、重要な連絡が事後に届いたりすることもあります。ですが、大きな問題になることもなくしっかり生活できているので配達が遅れても寛容な心で許しているのかな〜なんて思っています。
7月の出来事
7月になって学校は夏休み間近ということで、授業はほぼなくアクティビティが多かったです。中でもいちばん思い出に残るアクティビティはオランダにある遊園地「Toverland」に学年全員で行ったことです。まあまあ広い遊園地で、かなりの距離を歩き回りました(12000歩ぐらい)。友達と共に様々なアトラクションに乗りました。ジェットコースターが多く、絶叫好きの私と友達ははしゃぎまくりでした(笑)。7月中旬になり夏休みが始まりました。日本と違い夏休みの宿題がないのでかなりのびのびと過ごす夏休みになりました。同じ家にホームステイしていたAnaがブラジルに帰り、ホストマザーとの2人暮らしになりました。特に生活に変わったことはなかったですが、飼い犬のサシャも亡くなってしまったのでとても家が静かになってしまいました(泣)。Anaが帰国した日にホストマザーの友達の家に行きました。その家には小さい子供(9歳と5歳)が2人いて、自分の妹と遊んでいるようで楽しかったです。2人は私にかなり懐いてくれて、特に上の子は私に向けて絵を書いてプレゼントしてくれてとても可愛く嬉しかったですJ
ホストマザーとは私がホームステイしている街デンボッシュのボートツアーに参加したりもしました。街の中を流れる運河を通って街の歴史や建造物を見て回りました。かなり狭い道も多く、かがみながら建物の下を行くのはスリルがあって楽しかったです。私はあまり背が高くないので特に大変ではなかったですが、オランダ人は世界一身長が高いと言われるほど背が高い人が多く、ホストマザーを含めみんな大変そうにかがんでいました。
8月の出来事
8月の頭からは、ホストマザー、グランマ、私の3人でイギリスのロンドンに5泊6日の旅行に行きました!いろんなことがあり過ぎたので書ききれませんが特に印象に残っているものを挙げていきます。まず、よく聞く「イギリスの飯はまずい」ですが、わたし的にそんなことはなく全部しっかり美味しかったです。「Theイギリス!」という感じの料理は食べられませんでしたが、Fish and Chipsは食べました。今思えばもう少しイギリス料理を食べたかったなぁという感じです。次に観光です。本当にたくさんのところに行きました。ビッグベンをはじめに、タワーオブロンドンや大英博物館など有名な観光地はほぼ回った気がします。大英博物館ではまさかのハプニングがありました。ホストマザーは外で待機、グランマと私で博物館の中に入りました。「順番に回っていこう!」と意気込んで博物館を歩き始めて10分ほど経った時、お客さん全員がスタッフに誘導されて裏口から全員出されてしまったのです(泣)。急な出来事だったので何がおきたのかみんなわからない様子でした。裏口から出されてすぐにTwitter(X)を見ると…なんと大英博物館の目の前で人が刺されたというニュースが!!!海外旅行でまさか傷害事件に間接的にですが巻き込まれるなんて思っていなかったのでかなり衝撃的でした。また、かなり長い時間並んだのに1フロアも見きれなかったのでとても残念でしょうがなかったです(泣)。犯人はすぐに捕まったみたいなので安心でしたが、パトカーや警察がたくさんいるのを見るとやはり怖かったです(泣)。大英博物館はまたいつかトライしたいと思います!
私の中でのもう1つの一大イベントはロンドンハリーポッターツアー。ロンドンの街中を歩きながらハリーポッターとゆかりのある場所を回っていくというものでした。私もホストマザーも大のハリーポッター好きなので、大興奮しながらウォークツアーに参加しました。ハリー達が魔法省に入るシーンで使われた通りや建物、漏れ鍋として使われたお店、呪いの子のミュージカルをやっている会場など様々なところを回りました。ツアーガイドさんもとても気さくで話しかけやすかったのでとても楽しかったです。私とホストマザーのハリポタめぐりはこれでは終わらずキングス・クロス駅へ行って9と4分の3番線が再現された場所で写真を取ったり、ハリポタの公式グッズがたくさん売っているショップを回ったりしました。私はヘドウィグの小さいキーホルダーを買い、通学バックに付けています。この旅行で特に大変だったのはイギリス英語との戦いです(笑)。イギリス出身のVtuberの配信を見たり、IELTsの勉強はしていたのである程度イギリス英語には慣れていると思っていたのですが、現地では聞き取りにかなり苦戦しました。rとtの発音がやはり特徴的で、中にはtを全く発音しない人などもいたので、発音についてかなり勉強になりました。これを機にイギリス英語もより深く触れていきたいと思っています。また、イギリス英語とアメリカ英語の違いで典型的なクッキーとビスケットは、頭の中ではわかっているつもりでもいざ話そうとなると混乱しました(笑)。こういう英語の知識も付けていきたいです。
夏休み後半はプチ旅行をしました。上で書いたホストマザーの友達夫婦とその娘ちゃんたちが休暇を過ごしているベルギーに行ったり、ホストシスターの友達がドイツに帰省していたのでその実家を訪れたりしました。ベルギーでもドイツでものんびり過ごすことができてリラックスできました。
最後に夏休み最後のビックイベントはコロナにかかったことです!!ホストマザーが先にかかり私も感染してしまいました(泣)。今までかかったことなかったので「このままかからず最強人間でいよう」と思っていたのですが悔しいです。オランダではコロナはほぼインフルや風邪と同じ扱いで、自宅療養をしなくてはいけないわけではないです。ですが、やはりかかるのは厄介なので咳が出ている間は家から出ないという感じです。幸いにも喉は腫れても痛くなく咳も出ましたが症状は軽かったです。「これが不幸中の幸いというものか〜」と思いました(笑)。
今は学校も再開して元気に学校生活を送っています。最初は慣れなかった往復40キロの自転車通学も音楽を聞きながらだとあっという間に感じるようになりました。最近は、人のあまり通らない畑の横道を走るときに擬似1人カラオケをするのにハマっています。たまに人が通って気まずい思いをするのが難点です(笑)。
オランダの国民性・文化
ここからはオランダ留学に来てから体験した「オランダ」についてお話していこうと思います。オランダとは、ヨーロッパの北西部にある九州ほどの大きさの小さな国です。運河や風車、チューリップなどが有名で都市部を離れると自然豊かな街が広がっています。とてものどかで過ごしやすいと私は感じています。オランダは「自由」や「寛容性」を大切にする国です。個性や意見を尊重するため自分というものを表現しやすい環境です。良い意味でも悪い意味でも他人に興味がないとも言えますが、窮屈な思いをすることはなく差別も見かけません。自由の国オランダと言われるだけあり、オランダでは安楽死、同性婚、大麻、売春など他の国では違法や認められていないものが合法または許容されています。特に、オランダは世界で初めて同性婚を認めた国であり「性の多様性」には特に寛容です。毎年アムステルダムで行われるゲイパレードや、LGBTの尊厳と社会運動を象徴する虹色の旗が街中に飾られていたり、その旗を模した横断歩道が各地ににあったりと性的マイノリティーへの多様性を認めることの重要性を身近に感じることができます。
私もこの留学期間中にオランダ人の性の多様性に対する寛容性に実際に触れる体験をしました。私はいつも学校では6人ほどのグループで過ごしています。ある日突然、1人の子から「自分はトランスジェンダーで、これからはHe/Himで呼んでほしい。そして名前も男の子用のFinnという名前に変える」とグループチャットに送られてきました。その子は生物学的には女の子で、性自認は男の子だということです。日本では経験してこなかった出来事で少し困惑してしまいました。しかし、他の友達はすぐに「これからもよろしく」、「教えてくれてありがとう。知ることができてよかった」など寛容に彼を受け入れていました。その現場を目の当たりにして、オランダの性の多様性に対する自由度に感銘を受けました。ちなみに、私の身近にいるトランスジェンダーは彼1人ではなくホストシスターの友達にも何人かいます。このようなマイノリティーの方々が差別を受けずのびのびと暮らせている環境はとても良いものだと感じています。
ただ、寛容性や自由が悪い方向に働くこともなくはないです(笑)。日本と比べてしまうと緩いところもあり、配達が日付通りに来なかったり、電車の遅延が多かったり、重要な連絡が事後に届いたりすることもあります。ですが、大きな問題になることもなくしっかり生活できているので配達が遅れても寛容な心で許しているのかな〜なんて思っています。