Ninaのテキサス州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 8ヶ月目
こんにちは。Texas州にステイしているNinaです。といっても、悲しいことにコロナの影響で早期帰国が決まったので日本に帰る準備をしています。
始めは「帰る予定の6月頃にはなんとか終息しているでしょ。」と思っていたのですが、これが世界規模になってしまいました。この事態に誰もが混乱しているけれど、留学生も然りです。たくさんの留学生がコロナの影響で早期帰国が決定しました。私たちの団体も早期帰国を留学生の安全を考え決定したようです。私の留学生活は7月下旬に始まり約8ヶ月経ちました。一番楽しくなってきたこの時期に早期帰国のメールを受け取った時は泣きました。やり残したことがたくさんあり、悔しいですがこの状況なので仕方ないです。
コロナの影響を受ける前のノーマルな生活を紹介しますね。この2ヶ月は私の生活がガラッと良い方向へ向かう2ヶ月でした。
ブラザーとシスターは大学のために家から遠いところに住んでいるので、普段生活は共にしていませんが、週末に帰ってくることもあり、楽しい週末を過ごしました。ブラザーの彼女は大の日本好きで私よりアニメやお菓子にとても詳しくて驚きました。日本を知りたい人に話をすることがこんなに楽しいことなのかとこの家族に出会ったおかげで知りました。私の英語の上達にもなったので大変喜ばしいです。
金曜日の放課後のママとドライブ&おやつの時間も好きでした。アイスクリームやミルクシェイクなどをご馳走してくれ1日の出来事を話し合います。ママとのガールズトークは友達と同じくらい楽しいです。そしてママはたくさんの美味しい料理とお菓子を作ってくれるので太りましたが、幸せな太りなので良しとします。
もう一つの楽しみは家族の一員であるペットです。ホストファミリーは動物が大好きで、犬、猫、モルモット4匹を飼っています。ついでに野良猫約8匹もお世話しています。みんな可愛くて癒されています。前の家のペットは普段は近づいて来ないにもかかわらず、寄ってきたと思ったら目の前でカーペットの上に小便をしていくような犬だったので、正直どうしたらいいのかと思っていました。今の家の犬Sadieは私が帰宅すると尻尾を振りながら寄ってきて、膝の上で寝るような可愛いジャーマンシェパードとボクサーのミックスで、毎晩一緒に寝ています。もう日本に連れて帰りたいほどです。毎日20分ほど近所を散歩します。結構走るので疲れますが、可愛いSadieを見て、運動をして、良い習慣を作ることができたと思います。
そして2月には私の誕生日があったので、ホストファミリーがバースデーパーティーをしてくれました。ランチにTexas Roadhouseに行ってステーキを食べ、そのあと家でケーキを食べました。16歳の誕生日はアメリカではsweet sixteenで大きな節目です。車を運転できるようになるかららしいです。日本でも16歳から運転できるといいな。アメリカでとてもいい16歳の誕生日を迎えることができました。
学校ではバスケットボールのシーズンが終わり、仲の良い友達が誘ってくれたのでソフトボールに挑戦してみたかったのですが、やはりスポーツ強豪校では初心者は危ないということでトライはできませんでした。そこで運動のためにもトラックに入ってみました。練習ではアメリカ人の足の速さに全くついて行けずに、辞めようと思っていました。しかし初めての大会に参加し、800メートルを走るとなんと13人中3位を取ることができました。友達もコーチも予想外の結果に褒めまくってくれました。自分でも驚き笑ってしまいました。アメリカではスポーツやバンドなどに所属すればするほど友達ができ喜びを分かち合えるし、努力の結果がすぐに大会で出せるので達成感もあります。めげずにアスレチックのクラスを取って良かったと思います。
その他のクラスも楽しいです。特に私が好きなクラスはPGTV(学校の金曜日のアナウンスメント動画を作るクラス)、Theater、US Historyのクラスでした。
PGTVでは動画の編集を本格的にやります。生徒のノリが良いし、良い仲間がいたので難しい事も楽しく乗り越えられます。クラスの雰囲気が良いのは先生のおかげもあると思います。先生はとてもスイートで編集を頑張っているからと言って、授業中に近くのドーナッツ屋さんに行ってみんなに買ってきてくれたり、毎月その誕生月の人たちのために大きなケーキを用意してお祝いしてくれます。
Theaterの授業自体はそこそこなのですが、やるべきことが終わった後友達とTik Tokを撮ったりするのが刺激的です。日本ではあり得ませんが、スマホが先生によってはOKでした。その上、このTheaterの先生はTik Tokに参加してくれます。みんなダンスを難なく踊るのですが私には速くて動きも難しくて…。それでも誘い続けて教えてくれた友達に感謝です。
US Historyはついこの前まで第二次世界大戦を学んでいました。ドイツ人の留学生も同じクラスなので、それぞれの国の視点からみる第二次世界大戦を学んだり、ドイツ語や日本語の発音を練習しました。日本語の発音が難しいようでみんなで盛り上がりますが、私はしみじみと「アメリカ人からすれば私もこんな変な英語なんだろうな」と思います。友達はso much betterと言ってくれますが自信はないです。
正直、アメリカはかっこいいから住んでみたいという軽い気持ちで短時間で留学を決めました。準備もろくにしないままでしたが、すぐに英語での生活に慣れ、イケてる友達ができると思っていました。そんなことはない。自らが行動を起こさなければ、何も起こらないし、むしろ英語をしゃべる機会も失う。今思えば、なぜ始めからガッツリいかなかったのか後悔しています。時には、思ったように友達ができなかったり話せなかったのを環境のせいにしていました。「同じ高校にホストシスターがいないし、ホストブラザーは学校では話してくれないから、自分で一から友達を作らなきゃいけない。そんなの無理。」と思ったことも何度もありました。確かにホストファミリーによって変わってくるところもありますが、どんな状況でも自分が楽しみたいなら自分自身でやるしか道はありません。「やらずに後悔より、やって後悔。」少し恥ずかしくても状況をかえようと挨拶や話しかける回数を増やしていくと友達も増えました。
トイレで私がいるのを知らないで友達が私について、面白い日本人の留学生がいてとてもスイートだと言ってくれていました。その相手の人が数日後「友達になりたかった。」と言ってくれた時はウキウキしました。友達との小さな出来事ですがうれしく思えました。
また、普段は一緒にいませんが、みんなに一目置かれるような姉さん達にも可愛がられました。US HistoryやPhysicsのテストの日は必ず隣に座れと言われます(笑)イケてる言葉を教えてくれたり、私がホストブラザーにからかわれていると怒ってくれる最高のお姉さん達でした。
やっと友達に遊ぼうと誘われたところでコロナで学校も閉まり、お世話になった先生方や友達と写真も撮れず、ありがとうも言えずに帰ることになりました。大好きな今のホストファミリーとももっと過ごしたかった…。
やり残したこともまだまだある留学生活でしたが、これからの人生においては無駄ではない大きなことをたくさん学ぶことができたと思います。これからもこの貴重な経験を生活にいかしていきたいです。コロナが落ち着いたらアメリカのみんなに会いに来たいと思います。
始めは「帰る予定の6月頃にはなんとか終息しているでしょ。」と思っていたのですが、これが世界規模になってしまいました。この事態に誰もが混乱しているけれど、留学生も然りです。たくさんの留学生がコロナの影響で早期帰国が決定しました。私たちの団体も早期帰国を留学生の安全を考え決定したようです。私の留学生活は7月下旬に始まり約8ヶ月経ちました。一番楽しくなってきたこの時期に早期帰国のメールを受け取った時は泣きました。やり残したことがたくさんあり、悔しいですがこの状況なので仕方ないです。
コロナの影響を受ける前のノーマルな生活を紹介しますね。この2ヶ月は私の生活がガラッと良い方向へ向かう2ヶ月でした。
ホストファミリー
新しいホストファミリーとこの2ヶ月過ごし思い出がたくさんできました!いつも笑顔で仲が良く、最高なパパとママです。私もこの家族の一員になれたことが本当に嬉しいです。今までこの街は何もない田舎だと思い込んでいましたが、全然そんなことはなくこの街の良さに気づかせてくれたのはこの家族でした。綺麗な景色を見に行ったり、街の雑貨店へ行き、カフェでたわいもない話をすることの楽しさを教えてくれました。ブラザーとシスターは大学のために家から遠いところに住んでいるので、普段生活は共にしていませんが、週末に帰ってくることもあり、楽しい週末を過ごしました。ブラザーの彼女は大の日本好きで私よりアニメやお菓子にとても詳しくて驚きました。日本を知りたい人に話をすることがこんなに楽しいことなのかとこの家族に出会ったおかげで知りました。私の英語の上達にもなったので大変喜ばしいです。
金曜日の放課後のママとドライブ&おやつの時間も好きでした。アイスクリームやミルクシェイクなどをご馳走してくれ1日の出来事を話し合います。ママとのガールズトークは友達と同じくらい楽しいです。そしてママはたくさんの美味しい料理とお菓子を作ってくれるので太りましたが、幸せな太りなので良しとします。
もう一つの楽しみは家族の一員であるペットです。ホストファミリーは動物が大好きで、犬、猫、モルモット4匹を飼っています。ついでに野良猫約8匹もお世話しています。みんな可愛くて癒されています。前の家のペットは普段は近づいて来ないにもかかわらず、寄ってきたと思ったら目の前でカーペットの上に小便をしていくような犬だったので、正直どうしたらいいのかと思っていました。今の家の犬Sadieは私が帰宅すると尻尾を振りながら寄ってきて、膝の上で寝るような可愛いジャーマンシェパードとボクサーのミックスで、毎晩一緒に寝ています。もう日本に連れて帰りたいほどです。毎日20分ほど近所を散歩します。結構走るので疲れますが、可愛いSadieを見て、運動をして、良い習慣を作ることができたと思います。
そして2月には私の誕生日があったので、ホストファミリーがバースデーパーティーをしてくれました。ランチにTexas Roadhouseに行ってステーキを食べ、そのあと家でケーキを食べました。16歳の誕生日はアメリカではsweet sixteenで大きな節目です。車を運転できるようになるかららしいです。日本でも16歳から運転できるといいな。アメリカでとてもいい16歳の誕生日を迎えることができました。
学校
家族のおかげで学校生活の方もさらに充実してきました。全ては気持ちの問題だと思いますが、何もかもが楽しく感じます。友達とたくさん話し、授業も難しいと感じることは少なくなりました。学校ではバスケットボールのシーズンが終わり、仲の良い友達が誘ってくれたのでソフトボールに挑戦してみたかったのですが、やはりスポーツ強豪校では初心者は危ないということでトライはできませんでした。そこで運動のためにもトラックに入ってみました。練習ではアメリカ人の足の速さに全くついて行けずに、辞めようと思っていました。しかし初めての大会に参加し、800メートルを走るとなんと13人中3位を取ることができました。友達もコーチも予想外の結果に褒めまくってくれました。自分でも驚き笑ってしまいました。アメリカではスポーツやバンドなどに所属すればするほど友達ができ喜びを分かち合えるし、努力の結果がすぐに大会で出せるので達成感もあります。めげずにアスレチックのクラスを取って良かったと思います。
その他のクラスも楽しいです。特に私が好きなクラスはPGTV(学校の金曜日のアナウンスメント動画を作るクラス)、Theater、US Historyのクラスでした。
PGTVでは動画の編集を本格的にやります。生徒のノリが良いし、良い仲間がいたので難しい事も楽しく乗り越えられます。クラスの雰囲気が良いのは先生のおかげもあると思います。先生はとてもスイートで編集を頑張っているからと言って、授業中に近くのドーナッツ屋さんに行ってみんなに買ってきてくれたり、毎月その誕生月の人たちのために大きなケーキを用意してお祝いしてくれます。
Theaterの授業自体はそこそこなのですが、やるべきことが終わった後友達とTik Tokを撮ったりするのが刺激的です。日本ではあり得ませんが、スマホが先生によってはOKでした。その上、このTheaterの先生はTik Tokに参加してくれます。みんなダンスを難なく踊るのですが私には速くて動きも難しくて…。それでも誘い続けて教えてくれた友達に感謝です。
留学生活のふりかえり
アメリカの友達にこんな事を言われました。「Ninaの英語は本当に伸びたね。最初は話しかけても笑ってるだけだから大丈夫かと心配になったけど、今はNinaと話せて嬉しいよ。」留学当初、テキサスの方言強めスラング多めの友達の言葉を全く理解できず、適当にYesと言っていたのを思い出します。正直、アメリカはかっこいいから住んでみたいという軽い気持ちで短時間で留学を決めました。準備もろくにしないままでしたが、すぐに英語での生活に慣れ、イケてる友達ができると思っていました。そんなことはない。自らが行動を起こさなければ、何も起こらないし、むしろ英語をしゃべる機会も失う。今思えば、なぜ始めからガッツリいかなかったのか後悔しています。時には、思ったように友達ができなかったり話せなかったのを環境のせいにしていました。「同じ高校にホストシスターがいないし、ホストブラザーは学校では話してくれないから、自分で一から友達を作らなきゃいけない。そんなの無理。」と思ったことも何度もありました。確かにホストファミリーによって変わってくるところもありますが、どんな状況でも自分が楽しみたいなら自分自身でやるしか道はありません。「やらずに後悔より、やって後悔。」少し恥ずかしくても状況をかえようと挨拶や話しかける回数を増やしていくと友達も増えました。
トイレで私がいるのを知らないで友達が私について、面白い日本人の留学生がいてとてもスイートだと言ってくれていました。その相手の人が数日後「友達になりたかった。」と言ってくれた時はウキウキしました。友達との小さな出来事ですがうれしく思えました。
また、普段は一緒にいませんが、みんなに一目置かれるような姉さん達にも可愛がられました。US HistoryやPhysicsのテストの日は必ず隣に座れと言われます(笑)イケてる言葉を教えてくれたり、私がホストブラザーにからかわれていると怒ってくれる最高のお姉さん達でした。
やっと友達に遊ぼうと誘われたところでコロナで学校も閉まり、お世話になった先生方や友達と写真も撮れず、ありがとうも言えずに帰ることになりました。大好きな今のホストファミリーとももっと過ごしたかった…。
やり残したこともまだまだある留学生活でしたが、これからの人生においては無駄ではない大きなことをたくさん学ぶことができたと思います。これからもこの貴重な経験を生活にいかしていきたいです。コロナが落ち着いたらアメリカのみんなに会いに来たいと思います。