Ricoのミシガン州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 3ヶ月目
私にとってこのレポートを書くことが前回からまた一ヶ月経ったということを知らせる一つのサイクルとなりました。今月ミシガンでは初めての雪が降りましたが、暖かくなったり寒くなったりとまだまだ不安定な天気が続いています。
10/14〜18 学校でSpirit weekとHomecoming が行われました。Spirit weekは毎日違ったテーマに合わせて仮装をしてCrazyに楽しんでしまおう!という一週間です。パープルデーやゾンビデーなど友達と思考を凝らして学校に行くのがとても楽しかったです!HomecomingではPep Rallyというイベントがあり、全校生徒が体育館に集まりました。学年ごとに競う種目の内容といえばトイレットペーパーをどれだけたくさん体に巻けるか、という私からすると資源がもったいない!と思うものや顔に乗せたクッキーを誰が一番早く口に運んで食べれるかという「?」なゲームだったのですが…さすが今という瞬間を楽しもう精神のアメリカ人はみんな大はしゃぎ!今までにないほどの熱気を感じました!その後、パレードやダンスパーティーも行われ、友達と楽しい時間を過ごすことができました。
10/16 マーチングバンドフェスティバルに参加させてもらいました。ミシガンの各地から高校生が集まるコンテストです。この日に向けて皆でたくさん練習を重ねてきました。テーマはミシガン出身のアーティスト、スティービーワンダー!演技中は凍えながらも、今こうしてアメリカの地で大好きな仲間と踊っている私はなんて幸せ者なんだろう、という気持ちでいっぱいでした。賞は逃してしまいましたが、それ以上に価値のあるとても良い経験になったと思います。
10/25 毎週金曜日には学校でフットボールの試合があり、ハーフタイムではカラーガードのパフォーマンスをさせてもらいました。この日はフットボールシーズン最後の日。私はシニアなので試合の前に名前を呼ばれ、花束をいただきました。マーチングバンドは私のなかで本当に大きな存在です。フィールドでのパフォーマンスはこれで最後ですが次はパレードが待っているのでしっかり練習したいです!
10/31 待ちに待ったHalloween!一週間前にはホストファミリーとカボチャのランプを作りました。私は母国を思い、日本の地図を掘りました!当日はホストシスターとその友達、さらに学校の留学生達と一緒にTrick or Treatに行きました。やっぱり本場は勢いが桁違いです!家のデコレーションやコスチュームで歩くたくさんの人達でいつもは静かな街も一気にハロウィン一色になりました。アメリカでどれだけこのお祭りが大切にされているのか今まで知りませんでした。家に帰ってからはシスターと山のようなキャンディをどちらが多くゲットできたか数えました。結果はもちろん私!ではなく妹の圧勝でした…(笑)
先日授業のノートを振り返っていたときのことです。放課後に全てを訳して書き込んでいたはじめの頃のページと比べると今は日本語がほとんど見当たりなくなりました。パワーポイントで進む授業について行くのが必死で、ときには書き写す前にスクリーンが変わってしまうこともありましたが今では書くスピードも早くなったように感じます。次の目標は先生が口で説明したこともメモをとることです。最近、テストで点を落としている部分がノートにもスクリーンにもない授業中の会話に隠されていることに気がつきました。耳で聞きとった単語を綴るのは本当に難しいです。
こちらでは日本の授業との大きな違いがあります。例えば宿題でいうと「このような社会問題が起きています。あなたはどう思いますか?あなたならどうしますか?あなたにはなにができますか?」…はじめの頃はそんな大胆に投げかけられても分からないじゃないか、と思っていました。でも答えなんてないんです。私は今まで「あれはこうでないといけない」という固定観念のなかで生きてきました。誰かから答えを貰うのを待っていました。それどころか興味も持たなかったかもしれません。何が良いとか悪いとか、そんなことではなく自分がどう感じるかが大切なんだと思います。こうして問題と真剣に向き合い、考え、共有することで可能性は広がるんだと学びました。
これらの他にも秋の合唱コンサートや来年の1月に開幕するミュージカルのオーディションなど今月はイベント盛りだくさんの日々となりました。生活にも慣れ、三日坊主の私はそろそろ怠けにはいる傾向が…来月も充実した一ヶ月を過ごせるように常に向上心で頑張りたいと思います!