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Rinのアメリカ高校留学・体験談 2年目 7ヶ月目|高校留学・体験談(日記)|交換留学・団体・ホストファミリー

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Rinのアメリカ高校留学・体験談 2年目 7ヶ月目

 

   「その人を好きになったらその国を好きになるからな」と父は言いました。二年目のアメリカはなぜかこんなに私の目には違うように見えます。同じ学校に通って同じ町にいるのになんでこんなに違うのかは、私もとても不思議に思います。
学校も試験が終わって一週間の 春休みが始まりました。私はもう本当に満喫しました。いつもお世話になっている今ではもう私のおばあちゃんのようなアメリカのコーディネータのジェイミーさんにアラバマ州に連れてってもらう事になりました。一緒に住んでるタイと韓国のシスターと、それからベトナムとボリビアから来たボーイズ、それからジェイミーさんの旦那さん、トムも含め7人でアメリカを車で横断しました。アラバマ州はアメリカの南の方で私の住んでるインディアナ州からは少なくとも車で12時間はかかります。土曜日の朝5時に起きて、リンゴ1つを食べて待ち合わせの場所に向かいました。私のホストファミリーはカリフォルニア州に向かいます。小さなメッセージカードが机の上においてあって、ラブユーって彼らが書き残してました。
待ち合わせ場所について、思ったより借りたレンタカーが小さくてみんなびっくりしました。最小限の荷物も、もうトランクに一杯でした。アラバマ州は熱くなるから夏服を全部鞄に詰め、もう楽しむ気満々です。1時間おきにストップして休憩します。ボリビアから来た男の子と会うのはこれが初めてです。時間が経つたびにいろんな話をしてとても仲良くなりました。やっぱり人と友達になって一緒に同じ時間を過ごすのは本当に楽しいです。思い出したら今でも笑顔がこぼれるくらい楽しいドライブでした。

アラバマ州の私たちの泊まるコンドミニアムに着いたのは夜の10時を回っていました。みんなの感動の声で目が覚めて車から降りたらもうヤシの木達がコンドミニアムの周りにたくさん大きく立っていました。インディアナポリスとは全く違う気候の暖かさに嬉しくなりました。さわやかな風が私の横を通って海辺に向かっていきました。私たちの部屋は二階にあって、ベランダからすぐそばの海が見えます。そして屋外と屋内には一つずつ大きなプールが設置してありました。同じ階にはテニスコートもあり水着でプレイをしたり、もう本当に素晴らしい所でした。ジェイミーとトムは早速必需品の買い物に行ってくれて私たちはただその部屋の中をうろちょろして写真を撮っていました。男と女の部屋は別々なので、レディーファーストで部屋を選びました。壁中カラフルな魚が泳いでる部屋に決めてベットに飛び込みました。ベランダに足を運ぶとすぐそこから聞こえてくる波の音と風に癒されました。ジェイミーとトムに「ありがとう、ありがとう」と何度も言って、それでも足りないほどこの感謝の気持ちは大きかったです。
一週間は本当に本当に一瞬で素晴らしい物でした。学校の日は朝起きが大嫌いだった私も、アラバマ州に来て寝坊するのがもったいなくて、どれだけ遅くに寝ても朝は早起きしていました。少し薄暗い頃から日の出が見える東の方にジョギングに行った他の子等のために、朝ご飯を作りました。音楽をかけてフレンチトーストを作ったりスクランブルエッグを作ったりみんないつもオーダーしてくれて楽しくかったです。母に小さい頃から教えてもらった料理のし方を知っていてその時本当に役に立ちました。麟はきっといい奥さんになるよとみんなから褒め言葉をもらいました。毎日のみんなとした会話がもう愛おしいです。トムもスパゲッティーやチリを作ってくれて子供達はベランダに出て、食べました。私たちは、いろんな話をしました。大きくなってどんな仕事をしたいとか大学どこへ行くのか、恋の話もアホな話も。一週間で一人一人との距離がぎゅっと縮まったのは本当です。韓国のソーヨンと朝まで起きて、ベランダで歌を歌いっぱなしだったり、夜中に友達とすぐ近所のマーケーットに行ってビーチボールで遊んだり、ベトナムから来た男の子が初めてのジェットコースターに乗ったときのあの滑稽な顔も、絶対に忘れません。あっというまにいろんな事が思い出になって私の頭の中以外には見えなくなりました。最後の日も凄く晴れていたのでビーチに行って体を焼きにいきました。今はやりのハーレムシェイクの音楽を思い切りかけてる人々、本当に楽しいひとときでした。コンドミニアムに戻ると、なんとジェイミーとトムからのサプライズプレゼントが。冷蔵庫あけてみてと言われてあけたら、なんと皿一杯の寿司がありました。本当に嬉しくて嬉しくて。みんなでわさびをつけて食べました。映画も見て、夜はアラバマ州を離れるのが嫌で嫌で部屋で友達と叫んでいました。近所迷惑だったにちがいない(笑)

布団のシーツをとって忘れ物チェックをして長い距離をこえてインディアナポリスに向かいます。帰りの車の中も笑いが絶えませんでした。うち等一生会わへんかもしれへんよなこの年終わったら。そんなタイの子が言った言葉がずっと頭の中に残っています。でもそれはきっと本当かもしれません。悲しくなるけど、みんなこの年が終わればバラバラです。何人かはアメリカの大学へ行くけど違う州、何人かはまだ高校生活の中。そして一人はアメリカを離れます。目を覚ましたらいつもの私の部屋のベットの上でした。ああ、インディアナにいるんだ。そう自分に言い聞かせて、だけどなんか静かな部屋の中で音楽をかけてなにかを紛らわしました。なんだかアメリカに最初に来た時のあの雰囲気を思い出します。何もかもが夢だったようで、現実に戻って来たような。静かな部屋で写真の整理をしてはなんども見直して笑顔がこぼれました。
さて、明日からはまた学校が始まります。あと一ヶ月と半分しかないシニアの高校生活。絶対すぐにおわってしまうんだろうなあとおもいます。毎日悔いの無いように楽しむって本当に大切なんだと気づきました。今月は学校でいろんな行事があるので、楽しみです。みんなでお揃いにかった貝殻付きのミサンガはまだ私の左の手首に残っています。絶対にこの幸せな思い出を忘れない為に。

 

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