Rinaのビクトリア州(オーストラリア)への高校生-留学-体験談 1ヶ月目
こんにちは。2017年1月に日本を出発したRinaです。隔月レポーターとして、体験記を書いていきます。よろしくお願いします。
私が成田から出発して1ヶ月が経ちます。この1ヶ月を振り返ってみると、とても短かった気がします。一週間が本当に一瞬で終わっていってしまいます。はじめに留学することができると決まった時から出発の1ヶ月前までは、楽しみ、早く行きたいというプラスの気持ちが続きましたが、1ヶ月前に入ると、新しい学校でいじめられるのではないか、親と離れたくないという気持ちが大きくなり、出発前日は泣いて泣いて涙が止まりませんでした。なので、出発直前オリエンテーションの時にも不安でいっぱいで、これから10ヶ月も親に会えなくて、明日にはオーストラリアにいるということが実感が湧かなくて、飛行機に乗りました。
メルボルンに到着してUrban Campという場所で2泊3日のオリエンテーションが行われました。イタリア、オーストリア、ドイツ、ブラジルからの留学生と共に活動をしました。これからのホストファミリーとの生活を考えたり、それぞれの文化を共有したりして、2日目にはメルボルン市内をめぐるツアーにも参加しました。他の国の留学生の英語の流暢さに圧倒されながら、自分も頑張らなくてはとできるだけ努力した3日間でした。最終日、みんなはメルボルン空港に向かい、私はメルボルン郊外に住んでいるホストファミリーが迎えに来てくれるのを待ちました。初めて出会った時、とても賑やかで明るい家庭だなという印象を持ちました。ホストファミリーの家に向かう車の中では話が絶えず、初日からビーチに行って泳ぎました。そして、カンガルーも見ることができました。
左上:初日に見たカンガルー、右上:家、
下:初日に行った1番近所のビーチ
私の家(ホストファミリー宅)は、メルボルン市内から車で1時間程度のMornington peninsula の先端、Cape shanckにあります。家の周りは基本的にFarmかゴルフコースで、車で15分程度の場所にショッピングプラザがあります。なので、日本のような便利さには欠けますがとても自然が豊かです。家は国立公園に隣接していて、またゴルフコースの裏で、カンガルーが来ることもあり、とても素晴らしい場所です。近くにはビーチがいくつかあり、これまで毎週末行っています。家族構成は、ホストマザー、ホストファザー、3人のお姉さんと1人の弟です。お姉さんのうち1人は、昨年日本に留学していたこともあり、日本語が流暢でいろいろと相談できる信頼できる素晴らしいお姉さんです。私は一人っ子なので、兄弟ができること自体が新しい環境で、兄弟喧嘩を日常的に見るのがとても新鮮です。ペットは、犬2匹、猫1匹、モルモット2匹、うさぎ2匹で、動物が大好きな私にとって本当に嬉しい環境です。
私の通っている学校は、男女共学、公立校で、毎朝20分バスに乗って登校します。授業は9:00スタートで、1コマ48分、1日6コマです。日本のように毎時間の間に教室移動のための短い休みはなく、2コマあって24分の休み、さらに2コマあってお昼休み、その後2コマあって、15:00には学校が終わります。午前中の休み時間には友達としゃべりながらスナックを食べて、お昼には自分で作って持参するサンドイッチやラップなどを食べます。Canteen があるので、そこで買うこともできます。私がとっている科目は、Advanced English, Advanced Math, Biology, Money Management, Hospitality, Studio Art です。どの授業でもlaptop が必要で、Biology ではクイズをするのに使ったり、Money Managementでは学べる形のゲームをしたりbudget plannerのアプリを利用したり、Studio artでは自分で題材にしたい資料をインターネットで探したりするのに利用します。どの科目も、日本とは違い生徒が積極的に授業の中心となって、先生に当てられているわけでもないのに次々と思ったことを言うので、良い意味で騒がしいです。授業についていけているかと質問されれば、「はい」であり「いいえ」です。どの科目も授業は大体わかりますが、それぞれの科目で私が感じていることはかなり違います。Englishは1つの小説を読んで理解を深めていくことが中心で、授業はわかりますが、グループワークなどではまだ友達の話すスピードが早くなかなか協力できないこともあり、1番苦労している科目です。Mathはこれでadvancedなのかと驚くほど簡単で、周りの友達に教えてあげている状態です。Biologyは日本ですでに学習した内容を英語で受けているので、日本語で覚えた用語を英語に置き換えて覚えなくてはならないのが大変なところです。Money Managementは真新しい内容で、自分の将来のbudget planを作成したり、オーストラリアの銀行について学んだり、かなり興味深く、しかし用語が難しいこともあり、授業がわからないこともありますが、周りの友達がかなり優しくサポートしてくれるので、なんとかなっています。Hospitality ではオーストラリア特有の料理を作って食べることができ、studio artは基本的に日本の美術と同じです。
学校で感じることは、みんなのんびりしているということです。チャイムがなっても気にせずのんびりゆっくり移動したり、バナナの皮を10mほどしか離れていないゴミ箱に入れにいくのは面倒、バナナの皮は土にかえるから、と言って土の方に向かって投げたり、また、1コマ1コマの間に休み時間がないので、1コマ目が終わったら2コマ目の初めに教室を移動します。それぞれ生徒が異なる教室から移動してくるので授業はなかなか始まらず、「実質30分しか授業してないじゃん!」という感じです。このようなことも文化の一部だと思うので、受け入れていくしかありません。本当にアバウトです。
学校が終わって帰宅するのは16時ごろです。両親が小学校の先生であることもあり、18時前後なのでそれまでは宿題や復習をしたり、ホストシスター・ブラザーとテレビを見たりして過ごします。時にはバスに乗らずに、学校からショッピングプラザに歩いて行って、そこで過ごすこともあります。両親が帰宅してからは、スーパーに買い物に行ったり、ビーチに行って泳いだり、隣接している国立公園に行ったり、今まで一番よくしているのがブラックベリーを摘みにいくことです。家の前の道には自然のブラックベリーがたくさんあるので、カゴいっぱいに摘みに行きます。ジャムを作ってヨーグルトにかけて食べるのがお気に入りです。夕食後はテレビを見てしゃべりながら過ごします。寝る前に翌日のランチを自分で作ってから寝ます。
週末には今までPeninsula short film festival や、メルボルンのsky deck、Dandenong market、Phillip Islandにホストシスターの車の運転の練習を兼ねて連れて行ってもらい、他には近所をドライブしたりして過ごします。そして、ビーチに毎週行きます。ホストマザーがビーチのcanteenでボランティアをしているので、毎週末決まってビーチに行きます。Paddle boatという楕円形の板のようなものの上に立って漕ぐのが私のお気に入りです。また、2月の毎週日曜日にはホストシスターとsailing school に参加しています。初めに説明を受けて、自分たちでヨットの準備をして、ホストシスターと2人で1つのヨットに乗って、sailing をします。skipperとcrewの2つの役割があり、経験者のホストシスターがskipper、私がcrewで、風向きを考えながらヨットを動かします。この船はエンジンなどは一切ないので、風だけを頼りに進みます。風が強い日ほどうまく行くとものすごいスピードで進み、とても気持ちよく楽しいですが、バランスを取るのが難しくなるので、調子に乗るのは禁物です。調子に乗りすぎた私たちは1度転覆しました。本当にscarily funです。
本当に良い経験をさせてもらっていて、ホストファミリーに感謝しています。そんな感謝の気持ちを込めて、今までに肉じゃがと親子丼を夕食として作り、特に親子丼を気に入ってもらえて嬉しかったです。
あっという間に10分の1がすぎてしまいましたが、残りの時間を大切にして、過ごして行きたいと思います。長くなりましたが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
ではまた4月ごろに♪