Sakiのオーストラリア高校留学・体験談1ヶ月目
シドニーキャンプ
ホストファミリーの家に着く前に、日本人のみで9日間、他の国の留学生も交えて4日間のオリエンテーションがシドニー大学で行われました。日本人のみのオリエンテーションでは、前半4日間は英語の授業を受け、オーストラリアの歴史やオーストラリア特有の動物、オーストラリアの方言を学びました。後半5日間は、シドニーを観光しました。私たちは1月26日にオリエンテーションの一環で、ダーリングハーバーに行きました。
1月26日はオーストラリア・デイという祝日で、オーストラリアの建国記念日です。ヨーロッパ人が初めてオーストラリアに立ったのが25日、翌日にパーティーをしたことから、26日が建国記念日となったそうです。日本では、建国記念日にはあまりイベントが開催されませんが、オーストラリアではたくさんのイベントが各地で行われます。ダーリングハーバーでは、フェリーレースが行われました。何十隻もの船がそのレースを見るために沖に出て、たくさんの人がクルージングを楽しんでいました。あまりにもたくさんの人が参加するので、警察、陸軍、海軍、空軍がそれぞれヘリコプターや船を出していました。ほとんどの人がオーストラリアの国旗がモチーフのTシャツ、帽子、スカート、ズボンなどを身につけていました。夜には花火が上がりました。日本のゆっくりと長時間かけて少しずつ上げていく花火もいいですが、オーストラリアの花火はまた一味違い、楽しかったです。ライトアップされた夜空に短時間に大量の花火が音楽に合わせて次々とあげられていました。隙間がないほどたくさんの人がいて、笑って叫んで、すいごくにぎやかな1日でした。
日本人のみのオリエンテーションの後、イタリア、ドイツ、フランス、オーストリア、アメリカ、カナダなど世界各国から人が集まり、オーストラリアについて説明を受け、英語で発表したり、劇をしたりしました。すでに留学に行った先輩から、「このオリエンテーションが一番きつい。」と聞いていたので、緊張していましたが、新たに友達もたくさんでき、心配などありませんでした。多くの国からの留学生が集まったので、オーストラリアのみだけでなく、世界中の文化を学べるいい機会でした。
このオリエンテーションで強く感じたことは、スポーツと音楽は世界共通言語なのだということです。イタリア、ドイツ、フランス、オーストリアの子たちとテニスをしたり、アメリカ、イタリアの子たちとバレーボールをしたりしました。オリエンテーション最後の夜にはナイトショーが開かれ、有志で楽器を演奏したり、特技を披露したりしました。私たちは浴衣を着て参加し、国家を歌いました。また、イタリアの子たちと「ボラレ」と「上を向いて歩こう」を歌いました。言葉で十分にコミュニケーションが取れなくとも、こんなに簡単につながれるものがあることは、素晴らしいことだと思いました。
これから10ヶ月、いよいよホームステイ先での生活が始まります。このオリエンテーションで学んだことを忘れず、充実した留学になるように頑張ります。