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Saraのインディアナ州-アメリカへの高校生-留学-体験談 2年目 F|高校留学ブログ日記

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Saraのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 2年目 F

 

食文化

   アメリカの食べ物と聞いて何を思い浮かべるだろうか。ハンバーガーやホットドッグ、コーラなどだろうか。日本料理やフランス料理、中華料理などよりもアメリカの食べ物は連想するものが少ない気がする。アメリカの食べ物は私も好きだが、アメリカへ行ったばかりの頃はアメリカと日本の食文化の違いに驚いた。

アメリカの食文化の大きな特徴の一つは、飲食店での料理の量が他の国と比べて多いということだ。アメリカでレストランに行くたび、食べきれないほどの量の料理が出てくる。そして食べ残した部分はプラスチックケースに入れて持って帰ることができるようになっている。アメリカでは食べきれないほどの量の食べ物は豊かさの象徴として見られ、食べ残しは失礼なことだと考える日本人とは真逆である。

アメリカの食文化について私が驚いたもう一つのことは、多くの場合においてバラエティが少ないということだ。例えば、アメリカの料理はトマトソースがベースとなっていることが多く、味が似通ってしまうこともしばしばある。アメリカには、だしやほのかな味といった概念があまりないので、多くのアメリカの料理は日本人にとっては甘すぎたり、塩辛すぎたりすることがある。さらに、私が知る限り、アメリカ人は野菜を調理することが少なかった。アメリカ人は野菜がない食事をしたり、生の野菜をそのまま食べたりすることで済ましてしまう。そして、多くの料理はピザやファストフードのように調理しやすいものだ。アメリカでは女性の社会進出が早かったために共働きの家庭が多いので、そういった人々の家事を減らすためでもあったと思う。

アメリカの食文化と比べて日本の食文化はバラエティに富んでいて、人々を楽しませてくれるものだと思う。日本人はアメリカ人よりも豊かで種類の多い食事を大切にする。また栄養バランスや料理の見た目にも気を配り、食事をとても大切にしているように感じる。アメリカは世界各国から持ち込まれた文化や慣習を受け入れて自国の文化を発展させてきたが、食文化だけはそれに当てはまらず、あまり発展してこなかったように思える。今や多くの外国人が日本食の美しさや健康的であることを認めているが、私もアメリカの食文化との違いを知って、改めて日本の食文化の良さに気づくことができた。

しかし、もちろんアメリカの食文化にもすばらしいところがある。フルーツやチーズ、チップスやドーナツ、アイスやシリアルなどは日本よりも多くの種類があり、とてもおいしいと私は思う。また、食べ物を量り売りやバラ売りすることが多いため、少ない包装で済ませている。日本の包装はきれいだとよく言われるが、その反面、無駄に包装されていることも多く、環境的にはよくない。アメリカでは必要以上に食べ物を包装することがなく、地球にはとても優しい。

食文化は国によって異なり、それぞれが特別である。ともあれ、多くの異なった食文化に触れることができるのはとても恵まれていることだと感じた。

 

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