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Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 9ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 9ヶ月目

 

   どうもこんにちは、Indiana州に滞在中のShunsukeです。この留学も残り1ヶ月余り、それと共にますますここの生活が楽しくなってきています。前回、日本での生活の方が月日が流れるのが早いと書きましたが、今はここでの生活の方が早く感じています。今回もホストファミリーや学校のことを中心に書いていきたいと思います。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

   本題に入る前に2月末に起きたロシアによるウクライナ侵攻により、今アメリカも記録的なインフレに見舞われています。ガソリンの値段は一時1ガロン4ドルを超え(僕がここにきたときは2ドル半ばでした)、車社会アメリカの生活を直撃しています。また僕らの現地留学団体FLAG の生徒のなかにはハンガリーや東欧出身の人がいたり、僕の物理の先生はルーマニア出身なので、決して対岸の火事ではないです。折しもこの頃、US HistoryでWWIIを扱っていたのでドイツ総統のヒトラーとロシアのプーチン大統領を比較したりなどもしました。歴史上戦争がなかった時代はない、そして歴史は繰り返される。このことはこの21 世紀においても当てはまるのでしょうか。なかなか出口が見えず戦況も悪化していますが、一刻も早く平穏な日々に戻ることを祈っています。

学校生活

   前回お伝えした通り、二学期からschool choirに入り週3で練習しています。先週には学校の舞台で披露したり、来週にはコンテストがあったりと少し忙しい日々です。そんなchoirでは5月に Spring Singという大きなイベントがあって、僕らは歌うだけでなくダンスをすることになっています。そういうことで先週からダンスの練習もしているのですが、僕は最前列でパフォーマンスをすることになっているのです!Oh my goodness! 勿論、小学校の運動会でダンスをやりましたが、それきりやったことはありません。まあこうなったら開き直ってやるしかない、きっと良い思い出になるからと思って練習しています。このことをホストマムのEricaに話したら、すごく喜んでくれました。またchoirで多くの友達もでき、まさにアメリカンカルチャーにも触れられて、本当に入って良かったと思っています。
ここでいま英語のクラスで扱っている物語について書きたいと思います。いま読んでいるストーリーは文字がなく絵だけが描かれているもの、僕らはそこでの描写から文脈を読み取っていきます。絵だけの物語というのもユニークですが、ストーリー自体もとても面白いです。内容は明らかにフィクションですが、主人公の男性が戦争が勃発している祖国を離れ言語も何もかも違う場所に渡り、そこでいろいろな問題に直面しながらも少しずつ現地の人と交流していくという話。僕らのクラスメートの多くはアフリカや中南米からの移民なので、このストーリーは大変興味深い。初めて目にしたものに興奮する時、何をやったら良いのかわからず人に聞いてもよくわからない時など、これを読んでいてしばらく前の自分もそうだったんだよねと思いました。かといって今も自分の伝えたいことを流暢に言えたり、語彙力が飛躍的に向上したりということもありませんが、今では分からなかったら分からないなりに対処できるようになり、ひどく何かに困ることも無くなりました。何か成長したかと言われればそれかもしれないです。
学校に通い始めてはや9ヶ月、最近よく思うのはアメリカ人って本当に多様だなということ。髪型、スタイルから思想や考え方まで人によって大きく異なるのです。だからたまにアメリカ人について友達とかに語るときに頭をよぎるのは、彼らを多様以外の言葉で形容できないこと。なのでいつも彼らを的確に表す言葉はないと友達には言っています。またこの頃、AP Physicsのクラスで思うのは僕ってテストに慣れてるんだなあということ。先日テストでいい点数を取って先生や友達に褒められたのでひと言、「日本だとテストや試験が全てですから」、これを言うときは一種の優越感と同時に切なさも感じます。いずれにせよ、9ヶ月以上経ってもこの一種のテストに対する感覚は鈍ってないようです。
他にも学校の友達と川下りをしたり、ウェイトリフティングのクラスでよく分からないけどクラス全員が僕を応援してくれたりと想像以上に充実した日々を過ごしています。

イースター

   皆さん、イースターと聞いて何を思い浮かべますか。日本だとディズニーランドがなんかイベントをやったりするくらいでしょうか。そんな訳で我々には馴染みが薄いこのイベント、クリスチャンのホストファミリーにとってこれはクリスマス以上に大切な、一年で一番重要な行事です。何せ、イエスキリストが復活する日(resurrection)ですから。なのでその日に合わせて、ホストマムの両親がヴァージニアから来たり、親しい教会の人と食事をしたりと、僕の想像を遥かに超えるイースターとなりました。
その日はいつもより1時間以上早く6時半に起床して、スーツを着て8時から教会に行くという感じ。教会のchoirに入っているので舞台でイースター仕様の讃美歌を歌ったり、教会の人と朝食をとりながら談笑したりと(ホストファザー曰く、500人分の朝食を用意したらしいです)、今までの教会の行事の中で5本指に入るくらい楽しい思い出になりました。教会が終わったら、ホストファザーの親友のうちでイースターパーティーをしてお決まりのように、たくさんの甘いお菓子をもらいました。そういえば何でアメリカの子供はイベントの度に甘いお菓子をもらうのでしょうか?彼らも自分達の食生活が不健康であるのは分かってるのに。つくづく、この辺りがアメリカ人だなあと思います。

Cultural Event

   先日、僕のローカルコーディネイターがアレンジしてくれて、自分の文化を紹介する機会があり、日本人留学生など他のFLAGの生徒と一緒に参加しました。行った先はLCのお子さんが通うクリスチャンスクール、プレスクールの子からミドルスクールの子までいて、たくさんの人たちと交流できました。結構、特に小さい子たちから評判が良かったのが、この日に合わせて取り寄せた木刀。数ヶ月前にイベントで剣道の稽古着を着たときに竹刀か木刀があればと思って後悔したので、今回Amazonで注文しました。買った甲斐があって何よりです。ミドルスクールのクラスでは、生徒から僕らの文化やアメリカ文化の特色に関する質問を受け、何度も喋ったお決まりのことから少しディープな話まで、改めて文化って深いなあと感じました。また来月にはその学校で文化交流会があるので楽しみです。
Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 9ヶ月目 Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 9ヶ月目

その他には、春休み期間中にインディアナポリスにあるEscape Roomに行って謎解きに挑戦しました。10人ほどが参加したのですが僕を含めほとんどの人が初体験、にも関わらず一番難しいミッションに挑戦することになり、くしくも脱出することはできませんでした。でもFLAGの仲間とお互いの文化や現地での生活を共有できたので素晴らしいものになりました。


近況について

   日本を経ってからはや9ヶ月が経ちそろそろ帰国の二文字が頭をよぎる中、最近思うのは明らかにここに慣れたなあということ、そして自分がコミュニティーの一員であるということ。3月に StephenとEricaから聖書を授かり、僕もこの教会、世界の一人なんだなと強く感じると同時に身が引き締まりました。キリスト教の信者かといわれれば少し答えにくいけれど、今はここにいるので強くリスペクトしています。もちろん、最初来た時には教会に通うことそのものに少しの躊躇いもあったけれど、今は毎週水、日曜日と教会に行って話を聞き、彼らの思想や価値観に触れるのが楽しみです。たまに日本のメディアは彼ら信者をトランプ大統領を熱烈に支持する典型例として悪く書くこともあるけど、本当に教会の人たちは温かく、人間味に溢れています。日本人には是非そういうところも知ってもらいたいなあと思います。自分で全ての情報を一から集めることはできないですからメディアの存在は大切だけれども、改めて自分で発見する大切さを痛感しています。
Shunsukeのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 9ヶ月目Stephenのご両親とともにまた最近感じるのは自分が本当に家族の一員のように扱ってもらっているということ。僕のホストファミリーにはお子さんがいないので、ごく最近までStephenとEricaが僕にとってどういう存在なのか悩んでいましたが、今では冗談を互いに言い合えるような仲になり気もだいぶ楽になりました。先日イースターの時にEricaの両親のDannyとEmmaが来た時には、彼らと厚くハグを交わして、Dannyが “I love you, Shun”と言ってくれました。そしてその1週間後、Stephenの両親のBillとTeresaが来た時には、彼らとoculusというVRのゲームで一緒にプレイしたり、choirの発表会に足を運んでくれたりと本当に思い出に残る時間を過ごせました。帰国までに彼らと会うことはもうないのかと思うと寂しさが募りますが、出会いがあれば別れもある、これはセットだと思うと同時にまたいつか会えると思って、今は過ごしています。
さて最後にホストファザーのStephenについて、最近彼は辛いものにハマっているらしくスパイシーなソースを買ったり、激辛の調味料を試食する動画を見ています。そんな彼は春に合わせてCarolina Reaperという世界で最も辛いと言われる唐辛子の種を買いました。それだけでも少し驚きですが、彼は桜などの木を10本購入したらしくEricaはいつも冗談まじりに「私はこんな彼と15年過ごしてるのよ、何で結婚したのかしら」と僕に呟いています。因みに昨日、彼はまた車を一台ゲットしたようです。これで彼が所有する車は14台になりました。僕のホストファザーはやはり大変アクティブです!

   もうこのレポートを書き終えたら残り 1 ヶ月ほど。正直帰りたくない思いが強いけどまだ残り1ヶ月ありますから、悔いのないように過ごさなければ。また来月には色々イベントも入っているので楽しみです。終わりに、日本に帰国する前後で最後のレポートを書きたいと思っています。ここまで読んでくださりありがとうございます。次回もまたお楽しみに。

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