Sorakiのミシガン州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 9ヶ月目
留学生活も残りあと1ヶ月半を切りました。時間が経つのは早いもので最初来た時も早いと感じていましたが、今は時間が飛ぶように過ぎていくように感じます。ただあまりもう少しで帰るという実感もなく何気なく送っている日常がこのままずっと続くんじゃないかなんて、来月には日本で普通に生活をしているなんて考えられません。
最初来た時に慣れなかったアメリカの独特な文化も今では普通になり逆に日本の記事などを見ていると新鮮味が湧くという、来た時とは真逆な感覚になっている自分がいます。海外に長期滞在する上で覚悟はしていたのですが、日本食がたまらなく恋しいです。最近では日本食の写真を見ることすら辛くなるなんてこともあり帰国して美味しい日本食を食べるのが凄く楽しみです。
アメリカの高校生活もあと少しということですが、相変わらず楽しい経験が出来ていると思います。授業でフェンシングをとっていたりして日本では絶対にないようなクラスがたくさんあり、フェンシングは初心者だったのですが、毎日授業で練習していくうちにトーナメントで決勝戦まで行って2位になれました。凄く楽しいスポーツなので日本に帰っても続けてみたいなあと思っています。トラックもクロスカントリーに比べて短く練習時間があまりない分、毎日がハードです。でも友達との会話や遊びに行く時間、チームでのパーティーなど楽しくてそんな日々が終わってしまうと思うと寂しいです。
春休みに仏教にとても興味のあるホストブラザーとアメリカの禅宗のお寺にも行ってきました。建物に神社の鳥居があったり韓国文字のお椀があったり自分からしたら突っ込みどころ満載でしたがしっかりと和尚さんが般若心経を唱えていたり、中には英語版のお経なんていうのも唱えていてとても興味深かったです。また法話まではいきませんが来てくれている仏教に興味のある人から質問を受け付けてそれに丁寧に答えていて、日本で見るお坊さんと変わらないんだなとアメリカでまだあまり受け入れられていない仏教を熱心にやっている姿がとてもかっこ良かったです。ホストブラザーもすっかり入り込み日本やアジア諸国を見て回りたいと言っていたのを聞いてなんだか嬉しくなりました。
世界一の先進国とか言われているアメリカですが長い間生活してみて色々不便だったり格差社会だったり色々思うことがあります。よくスケボーをしに友達と街に出てみたりするのですが、本当によく見かけるのがホームレスの人達です。みんなダンボールの切れ端に「食べ物がないのでお金を下さい」と書きそれを持って一日中道路に立っています。またちょっと街を離れた住宅街に行くと寂れた家が並んでいて見るからに危険そうな場所がいたるところにあります。実際に絶対にドラックのディーラーか何かやろみたいな黒人の人達がたむろっていたり、バイクをブンブン鳴らしていたり映画のような場所もありました。そういった場所に住んでいる人達は大体の人が黒人で自分が滞在している地域なんかは白人ばかりです。なんだかアメリカでもまだまだそういう事があって、格差社会を日本でいる時よりもっと表面上で見たような気がしました。
こんな感じで海外に滞在していると世界は広いなあって思うことや聞いていたのとはなんか違うなみたいな事が頻繁にあります。自分には凄く新鮮で留学して良かったなあと思えます。日本に帰っても将来また旅に出て世界を見て回りたいです。アメリカでの生活はあと少しですがやり残すことがないよう。残りの時間を使っていきたいと思います。
今月で最後のレポートとなりましたが最後まで読んでいただき有難うございました。