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Wakanaのテキサス州-アメリカへの高校生-留学-体験談7ヶ月目|高校留学ブログ日記

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Wakanaのテキサス州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 7ヶ月目

 

   お久しぶりです!テキサス州に留学中のWakanaです!帰国まで残り3ヶ月弱。刻一刻と迫る時間に、ここにずっといられないという寂しさと、ここまでやってこられた安心感ととても複雑な気持ちです。そろそろネタ切れするのではないかと心配していたこのレポートも、この2ヶ月振り返ると書くことがありすぎて困っています!!前回はテンション上げ感が強かったと後から思ったので今回は少し落ち着いてお届けしようと思います。


☆彡Stock show
なんじゃそりゃと思う方が大半だと思うので簡単に説明します。Stock showは高校生以下の子供が自分の持っている動物をショーする(主に筋肉の付き方や見た目の美しさをみられる)もので年に1回、合計3日間あり金曜日はその為に学校も休みになるというかなりビックイベントです。San Antonioだとさらに大きいShowになります。うさぎの他にも牛、豚、羊、ヤギ、鶏部門がそれぞれあります。こう書くと全部食べられますね(笑)。ここDilley high schoolからも20人弱の生徒が参加しました。この辺りは酪農や農業のコミュニティがとても大きく、より子供達に携わってほしいという思いからこのShowが行われているそうです。

Wakanaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

庭でうさぎの世話をしているところ

Wakanaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

Stock Showの様子

14歳のシスターはThird gradeの時から羊をショーしていてGrand championもとったことのあるベテランです!Showの2ヶ月前くらいにMomからStock showでうさぎをショーしてみない?と言われて(一瞬下川さんの顔がよぎり(笑))よくわからないけどとりあえずやってみよう!と思い、割と軽い気持ちで決めましたがShowまでが色々と大変だとは全く知りませんでした。まず二人のシスターと一緒に庭にフェンスを立てることから始まり、毎日朝夜のうさぎ(約30匹)への水やり餌やり、一匹ずつの重さの計測。中でも一番印象に残っているのは大量の糞の掃除です(笑)。こんな小さくて可愛い体からこれでもかというくらいの量の糞に初めは唖然としました(30匹なので相当です)。動物は好きですが動物園で触れ合うので十分で、小学生の頃から生き物係だけは避けてきたタイプなので、朝早くの寒い中の水やりや糞を運んでいるときは正直「アメリカで何をしているのだ私」と思わずにはいられませんでしたが、割と楽しんでいる自分がいました。


そして私たちはカントリースタイルの服装に着替え、いざ本番を迎えました!まず始めに会場に着いて思ったことは「こんなに動物を持ってる子供がいるんだ!」ということ。日本にいた時はまず考えられなかったし、他の留学先でもなかなかないんじゃないかと思います。

Wakanaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

シャツにジーンズ、カウボーイブーツがカントリースタイルです!

Wakanaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

ヤギをショーしている子供達


たくさんの人にみられて緊張しましたが笑顔で乗り切り、うさぎが暴れてどこか行ってしまうこともなく、しかもMedium部門で1位、Large部門で2位を取ることができました!!嬉しかったです!!本当に充実した時間を過ごすことができました!!私のうさぎちゃんに感謝です。


☆彡School
2ndセメスターが始まり授業を新しく選択するのかと思いきや、U.S. historyがGovernmentに変わっただけで残りは一緒でした。ほっとする反面新しい教科も受けてみたかったのでちょっぴり残念です。考えてみると毎日同じ時間割でさらに一年間ほぼ同じとなると受ける教科が日本に比べて圧倒的に少ないことに気づかされます。

Wakanaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

Healthcare dayでHealthcareのクラスを持っている生徒たちが他の生徒に説明しているところ。みんな堂々としていて内容もとてもよかったです!


「慣れというのはいいことだけとは限らない」、聞いたことのあるようなフレーズですが最近身にしみた言葉です。私の高校では服装の規定はあるものの、先生もあまり厳しくなくみんなそこまで気にしていません。例えばスポーツレギンスを履く場合は腰下までのシャツを着ないといけないなどです。私はテニスの練習に行くときにこのレギンスを履いていて注意されました。ちなみに放課後は服装規定がなくなるのですが、その時は注意され、その先生とコーディネーターが親友なこともあり彼女経由でMomから「どういうこと?」と聞かれ、思っていた以上に大ごとになってしまいました。状況を話すと「それは先生のミスだね」という話になったのですがMomから「あなたは日本からの留学生として来ていてその時点で他の生徒よりSpecialで目立っているのよ。それは良いことで、けどそれだけ少しのことでも他の生徒よりもみられてるってことだから忘れないでね」と言われました。来て間もない頃は自然と意識していたことが、今の生活が日常になり周りに馴染んだことで留学生としての意識が薄くなっていたことにこの一件で気づかされました。留学生は他の生徒の手本にならないといけない、私が思うに普通の生徒が70で合格ラインなら留学生は100を目指さないといけないということだと思います。生活態度以外だと、成績で100取ることは簡単なことではないけれど合格ラインで満足していた自分がいたのも確かです。このことに改めて気づかせてもらえて本当に感謝です。ここから3ヶ月、モチベーションを上げに上げて頑張ります!!

Wakanaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

小さい学校なのに救助のヘリや救急車まで来ました。アメリカの救急車に乗るのはこれが最初で最後のつもりです。


先ほど少し触れたテニスについてお話ししたいと思います。Powerlifting の時期は無事終わり、大会の為に3時半に起きた朝が懐かしいです!そんな時も送り迎えをしてくれていたホストファミリーには感謝感謝です。つい先日から始まったテニスですが今まで入ったクラブの中でダントツでゆるいです!!多分大学のサークルみたいな感じだと思います。さすがにチップスを食べながら練習してた人には驚きました(笑)。男女混合で多い時で16人、少ない時で5人くらいが練習に来ます。でもコートは広々と5面あります!空気もきれいだし、めちゃめちゃ気持ちいいです。そこは田舎の特権!メンバーもみんなフレンドリーで、面白くてワッキーというあだ名をつけられました。最初呼ばれた時は誰かと思いました(笑)。コーチというか顧問の先生も大して上手くないのでみんなと一緒に爆笑しながら練習しています。


☆彡The United States of America
アメリカと日本で違うことは沢山ありますが、その中でも多民族国家というのは大きな特徴の一つだと思います。知っていたつもりでしたが、実際アメリカで過ごしている中で日本だとこんな問題考えたことすらなかった!と気付かされることが多々あります。以前友達にホストファミリーについて、「どこまで自分でお金払っているの?」と聞かれ、「服とか自分に必要なものは自分で買ってそれ以外は基本的に払ってくれているよ」と答えました。すると「誰と今一緒に住んでるの?」と聞かれ、「Hailey(シスター)の家族」と答えると彼女たちは「Oh、White」と何かわかった顔をしてお互いを見合わせて、「お金あるもんねえ」と言っていました。私はその時「ん?」と思いました。なぜなら前のホストファミリーはヒスパニック系だったけれど、同じようにしてくれていて、きっと彼女達がその時に同じ質問をして私が同じように答えていたら「Oh, Hispanic」や、「お金持ちだからね」とは言わないと思うからです。

他に印象的なエピソードが、シスターが小さい頃、友達にブロンドヘアを妬まれて、いじめられたのが原因で髪を茶色に染めたいと言ったそうです。日本人なら一度は憧れるブロンドヘアで、まさかそれが原因で茶色に染めたいと思うことがあるなんて、、、と驚きました。私のイメージでアメリカ人はみんな個性が強くて自分を出すのが好きだと勝手に思っていましたが、それは半分正解で半分不正解です。私の住んでいる地域は圧倒的にヒスパニック系が多く白人は少数派です。このような場面において強いと思われがちな白人が、必ずしもその立場になるわけでもないし、少数派ゆえに多数派と同じでいたいと思う人もいます。日本人は周りに合わせる人が多いと言われるけれど、“他の人と違う”ことは日本人だけでなく、誰しも少し不安になることなのだと気付きました。その上で自分をしっかり主張する人が多いアメリカ人はすごいなと感じます。Momから聞いた、未だに同じ肌の色の人と結婚するべきという人が多いということや、ホストチェンジ後コミュニティに白人が多くなったことを思うと、多様な人種はアメリカを象徴する大きな特徴だと改めて思いました。


☆彡Sushi party

Wakanaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

日本では見たことなかったですが、海外でSushi partyするな ら絶対必要ですこれ!

春休み中にMomがSushi partyをしたいと提案してくれました!San Antonioにあるアジアンショップと二つのJapaneseショップに連れて行ってもらい、海苔やお米(日本米はSushi Riceという名前で売られています!)サーモン、ツナ缶、カニカマ(カニは高いのでカニカマをカニと誤魔化しましたが全くバレませんでした(笑))Rice vinegarまで購入しました。材料を集めてお店を回っている中で考えさせられることがありました。二軒目のアジアンショップに行った時です。大抵アジアンストアと名のつくお店は中華系が多くて匂いがなぜか悲惨なことが多いのですが、このお店もそうでした(笑)。ここで私たちがシスターの欲しがっている甘栗の場所を聞いた時、中国人の店員さんがものすごく無愛想でした。そのあとのお会計の時にも全く目を合わせない態度にシスターとMomの怒りと落胆がすごくて、前の日本人のお店の人と比べて「中国人と日本人は全然違う!」「中国人のせいでアジアのイメージが悪くなっちゃう」と漏らしていました。その後も日本人のことを褒めちぎられて、「ホストするならまた絶対日本人がいい!」と言ってくれた時は本当に嬉しかったです。でもそれと同時に、たった数十秒話したその中国人の店員さんから受けた態度で中国人全体のイメージを下げてしまった出来事を間近で見て、私は日本の代表としてここにきて沢山の人に影響を与えていることを再確認しました。だからこそ日本人をまたホストしたいという言葉がものすごく嬉しかったし、Sushi partyを通して日本のことがもっと好きになってくれたホストファミリーや友達の姿を見て、思っていた以上に喜んでいる自分にびっくりしました。「わぁ私ってJapaneseだ」となぜか当たり前のことを思い、そのことをすごく誇りに思いました。
Wakanaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

みんなとても楽しんでくれました!!

久しぶりに食べたお寿司は最高でした!!!日本にいた頃はカニカマをこんなに美味しく感じたことはないほど最高のカニカマでした!そしてみんなクリームチーズやアボカド、スパイシーソースが大好きなことを再確認できました(笑)。カリフォルニアロールを作った人はほんとすごい!!!生のサーモンは「Raw fish🙁」と言われ受け入れられず、私一人で食べても食べきれず、翌朝の丼ぶり、さらに残りはマリネとなって冷蔵庫で待機しています。これに比べわさびは意外に好評で、みんな最初はつけすぎて「ふぉー!」となってましたが、ハラペーニョとは違う辛さにハマっていました。

☆彡大変なこと
いざこの二ヶ月間を振り返ってみると、やっぱり色濃く残っている思い出はいいものばかりだけど、よくよく考えると全くもって楽しかったことばかりではありません。一番私にとって意外とストレスなのが、いちいちホストファミリーの言動が気になってしまう事です。人間誰でも疲れてる時や眠い時、機嫌の悪い時はあると思います。それは長い時間を一緒に過ごせば過ごすほど見えてくるもので、それを一番見せるのが家族です。今まで家族に気を使うなんてしたことがない中で、ホストファミリーがなんか冷たいと急に感じて物凄く不安になったり(大体ただ相手が疲れているだけ)とか、今日は引きこもり映画デーにしたい、何となく一人になりたい、部屋のドア閉めたいとか、日本にいた時は自由にしていたことができず、知らず知らずのうちにホストファミリーに好かれたいと思うあまりどう思われるか、見られているかがずーっと気にして生活することに疲れを感じることは多いです。自分がそんなに気を使う人間だとは知りませんでした。でも私がこのように感じることがあるということは、ホストファミリーも私が新しく家族になったことで今までなかった悩みごとやストレスが必ずあるはずです。イントネーションが違う英語を毎日聞くだけでも、疲れているときには耳障りかもしれません。でもできるだけ多くの時間を一緒に過ごそうとしてくれて、何より無償で留学生を受け入れようと決めてくれた彼らです。私たちはそんな小さな悩みよりも、一緒に共有する楽しい時間の方が大きいから良い関係が気付けていると私は思います。小さな悩みは尽きません。でもそれを悶々と考えるより嬉しいことや楽しいこと、エンジョイできる時間を目一杯過ごすことが自分にとってもホストファミリーにとっても良いサイクルになるのではないかなと思います。私が「これ楽しい!!ありがとう!!!」と全力でホストファミリーに伝えたときの彼らの笑顔が私は本当に大好きです。

Wakanaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

テキサス州内のPort AransasというCorpus Christiの近くのビーチに家族旅行に連れて行ってもらいました。

Wakanaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

ビーチを目の前にすると飛んでしまうのは、JKは万国共通ですね


☆彡終わりに
日本語で長い文章を書くのが前に比べ大変でした。最後まで読んでいただいてありがとうございます!今月末はProm、来月はじめはFLAG主催のNew York tripとワクワクが止まりません!!!アメリカの家族にも日本の家族にも感謝を忘れずに、残りの時間を大切にして過ごして行きたいと思います。それではまた次のレポートで!!


Wakanaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

最近見つけたお気に入りで何と豚の皮をそのまま揚げた素晴らしいスナック!発音は「チィーチャロネ」と言います。お土産決定です。

Wakanaのアメリカ高校留学・体験談 7ヶ月目

庭の周りをサイクリングしていた時に牛の群れに遭遇した時。見つけた瞬間沢山の牛に見られて少し気まずかったです(笑)。


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