Yukiのインディアナ州(アメリカ)への高校生-留学-体験談 6ヶ月目
冬休みについて書きます。
すでに成人している4人のhost siblingsが帰省して、家に私のホストファミリー全員そろってクリスマスを過ごしました。クリスマスの日までにホストファミリー全員へのクリスマスプレゼントを準備し、ラッピングをしてクリスマスツリーの下に置きました。アメリカでは、お店に頼むのではなく、自分で紙袋や用紙を買ってラッピングをするのが普通だそうです。クリスマスディナーを食べた後にゲームをしたり、話に盛り上がった後、プレゼントをみんなで開きました。日本から持ってきた手ぬぐいをhost siblingsにプレゼントしたら、とても喜んでくれたので嬉しかったです。中国人のホストシスターが言うには、中国ではクリスマスにリンゴをプレゼントし合って互いの健康を願うという慣習があるそうです。また、アメリカには「クリぼっち」に対応する言葉は無く、「クリスマスは家族で過ごす時間」というのが共通の認識です。私の家族、友だちのほとんどはキリスト教徒なので、イエスキリストの生誕を祝うという意味で、大事な一日でもありました。この日はきれいに飾り付けされた家でホストファミリーと素敵な時間を過ごしました。ホストパパがお祈りをしているのを聞いて、改めて日本の家族が私を送り出してくれ、ここインデイアナで素晴らしいホストファミリーと出会うことができたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
一方元旦は慌ただしい一日でした。次の日に害虫除去の業者さんがくる予定で、家の中にある全てのものを運び出したり解体したりしなければならなかったからです。けれど、ここに来てから一度も大掃除をしていなかったので良い機会でした。
次の日に業者さんが作業をしている間、私たちは家の中に入れなかったので、ダウンタウンに出かけました。南北戦争の資料館や、ネイティブアメリカンの美術館に行ったり、ユダヤ料理を食べたりしました。おもちゃ屋さんに行ったときは懐かしいドールハウスやおままごと道具を見て中国人のホストシスターと盛り上がりました。とても楽しい一日でした。
冬休みの最後の日には、鍋料理を食べました。私のホストファミリーは、大学を卒業した後、宣教師として日本に4年ほど住んだことがあり、鍋料理はそのときに習った好物の料理なのだそうです。懐かしい味でした。美味しかったです。また、夕食の後にファミリーの若い頃の話を聞きました。3時間も聞いていました。宣教師としての日本行きは、日本語も全く分からなかったけれど、2人でいれば苦難を乗り越えられると思い決断をしたそうです。日本では、努力をして日本語を学び、周りの人たちと生活を大いに楽しんだと言っていました。老人ホームへの寄付を集めるために、24時間に渡る野球の親善試合を企画したこともあるそうです。話を聞いていくうちに、2人が勇敢さや行動力を持っている人たちだということを再実感しました。ホストママとパパ、中国からのホストシスターからは、文化の違いに関しても、気持ちの持ち方に関しても、いつもたくさんのことを学ばせてもらっています。
あっという間に留学の折り返し地点を過ぎ、アメリカでの生活も残すところ5ヶ月となりました。日本に戻ってからの残りの高校生活も、1年もありません。あっという間です。将来の目標に向けても、単純に挑戦したいと思ったことにも、一生懸命やって2015年を過ごしたいと思います。