Yushiのオーストラリア高校留学・体験談6ヶ月目
こんにちは。あれから、6ヶ月。経ってしまったんだな。日本の三寒四温のように暖かい日のあと寒い日が続いている。どうも僕の気持ちもこのところ冷え込んでいる。日本は夏の真っ只中か。あの蒸し暑さが恋しいなと時々思う。
あと、4ヶ月。何度これを考えただろう。あと4ヶ月で日本に帰れる。このところ日本にいたころのことを思い出すことが多くなった気がする。日本にいたころはできたこと、日本にいたころ楽しかったこと、日本にいたころ心地よく感じていたこと。いい事ばかりを思い出してしまう。僕はここにいて不満なのだろうか。そうでもない。自分が見えない感覚。自分がナニデ、ナニヲ見ていて、ナゼここにいるのか。わからない。今自分の自画像を描けば、自分のところを真っ黒に塗りつぶすだろう。特にこれという問題はない。ただ寂しい。ただ空しい。今僕は静かで平和で寂しい海の上を航海している。
ここに来る前、日本の高校にいたころ、ぼくは学校の友達とそれほどかかわろうとしないタイプだった。自分から誰かに話しかけることは少なかった。いつも誰かが話しかけてくれるのを待っていた。もしかしたら寂しいと感じたこともあっただろう。でもそれで別によかった。それがぼくのやり方だと信じていた。そして今ぼくは、そんな自分と向き合っている。寂しがり屋だけど自分から人とかかわろうとしない。人に愛されたいと願っているのに愛そうとしない。ぼくは学校で明らかに寂しいと感じている。分かっている。僕は変わらなければいけない、少なくとも残りの時間は。だが身に染み付いた性格はなかなか厄介だ。毎日こいつと戦うのか、いや、きっと戦況は変わるはずだ。友達と過ごす時間が楽しくなればなるほど、自分から行動を起こすのも簡単になるはずだ。想像してみてみる―やっぱりこれ、大変だ、そんなことない、僕が根っこに持ってる人なつっこさをだすだけだ、ただ人が好きって言う気持ちを持ち続けるだけだ、なんだそれ吐き気がする、何でそんなべたべたしなきゃいけないんだ、まずやってみろよ、きっと楽しいって気づくさ...
僕がこのところ空しいと感じ続けていたのは、6ヶ月経ってすべてが普通になったからだろう。寂しいと感じていたのは、親友とか彼女とか心から頼れるひとが学校にいないからだろう。そしてぼくに必要なのは変化なのだろう。友達との深いつながりなのだろう。きっとそれが毎日に彩を与えてくれるだろうし、ぼくがここにいる理由になるのだろう。明日からぼくはどう行動するのだろうか。少し怖い。少し面倒くさい。すこし期待している。